この記事は、菊花賞を復習するために書いたものです。
菊花賞の
- レース展開
- 各馬の勝因・敗因
について考察しています。
レースを推理して、次走以降狙える馬を探していきましょう!
何かヒントになることがあれば幸いです(^^)
G1 菊花賞を振り返る
阪神競馬場 3000m・内回り 3歳
レース展開
【馬場】良
【勝ち時計】3:04.6
【ペース】スロー 上がり 35.1(11.5-11.4-12.2)
先頭争いがあり序盤が速くなった。一旦はかなり縦長の隊列に。差し馬集団は最初からスローペース。
1周目の直線に入った所でペースは落ち、1コーナー辺りで1F 14.3とガクッと落ち着いた。
向正面に入り徐々にペースが上がり、残り4Fから本格的にペースアップ。
単なるスローからの瞬発力にはならなかったので、スタミナもある程度は必要な流れだった。
▼当日の馬場傾向▼
【阪神】Aコース
— ヤンフェ@競馬 (@yanfevreee) 2021年10月24日
時計🕰やや速い
・やや先行有利で、外回りは+差し馬
・ペースが遅ければ上がりが速くなりやすい
・ペースが流れればある程度持久力が必要になり、差し馬にチャンスが増える
各馬のレース内容考察(勝因・敗因は?)
1着 タイトルホルダー 牡3
横山武騎手 57.0kg
好スタート。促して先頭へ。ワールドリバイバルが競ってきたことで少し脚を使わされた。
先頭に立った後はすぐ折り合いがつき、ペースも落とせたので脚を溜めることができた。
向正面から徐々にペースを上げ、3コーナーから本格的にペースアップ。
直線に入ると後続を突き放し、5馬身差をつけて完勝。
楽なペースだったことは確かだが、能力が高くないとつけられない差をつけた。
ジョッキーの好判断でもぎとった勝利だろう。
◎ タイトルホルダー 4人気1着👏
— ヤンフェ@競馬 (@yanfevreee) 2021年10月24日
◯ レッドジェネシス 1人気13着
穴 ヴェローチェオロ 12人気6着
逃げたら折り合いつくのはわかってるにしても、あれだけ出していったら掛かる可能性はあった。
リスク負っても先頭を取り切った武史くんの好騎乗👏
おめでとう☺️🎊 https://t.co/FUQyn73yVI
競られずに逃げられれば折り合いがつくので、現状では今日のような競馬がベストか。今後は逃げなくても折り合いがつくようになると競馬の幅が広がる。
菊花賞 2着馬に0秒8以上の差をつけて勝った馬(1986年以降)
— UMAJIN (@umajin_keiba) 2021年10月24日
1988年スーパークリーク0秒8差
1993年ビワハヤヒデ 0秒9差
1994年ナリタブライアン1秒1差
2013年エピファネイア 0秒8差
2021年タイトルホルダー0秒8差←NEW https://t.co/tqsFdrule0
このメンツを見ると今後の活躍が楽しみになるし、そういう能力の持ち主だと思う。
先日亡くなってしまったドゥラメンテの名を高める活躍をして欲しい。
2着 オーソクレース 牡3
ルメール騎手 57.0kg
出負け。中団後方のポジション。
ジョッキーが上手く抑えていたが、所々で行きたがる仕草を見せていた。
3コーナーでペースが上がった所でもたついた。(前走もそうだった)
直線ジリジリと最後まで伸びた。
すぐにギアが上がらない所は今後の課題。
3着 ディヴァインラヴ 牝3
福永騎手 55.0kg
好位のポジション。
直線ギアを上げて伸びたが、坂を上ってから勢いが鈍った。
牝馬ながらよく頑張った。
4着 ステラヴェローチェ 牡3
吉田隼騎手 57.0kg
中団後方のポジション。
3,4コーナー外を回って動いていったが、坂を上った所で勢いが鈍った。
5着 ディープモンスター 牡3
武豊騎手 57.0kg
中団のポジション。
4コーナーからの反応が悪いが、直線で横に並ばれるとグッと伸びた。
まだ本気で走っていない感じがする。実力を出し切った時にどこまで戦えるか見てみたい。
6着 ヴェローチェオロ 牡3
幸騎手 57.0kg
スタートダッシュがすぐにつかず。促して中団のポジション。
直線じわじわ加速し良い脚を使った。
3,4コーナーで狭い所に入ってスムースに加速できなかったが痛かった。
前走の勝ち方が強かったように、能力がある馬だと再認識できた。
7着 アリーヴォ 牡3
M.デムーロ騎手 57.0kg
中団のポジション。
直線反応したが上り坂で勢いが鈍った。
適性は中距離にあると思うが、その中でよく走っている。能力がありそうな馬。
8着 エアサージュ 牡3
藤岡佑騎手 57.0kg
好スタート。促して前のポジション。
直線苦しくなったが最後まで頑張って走っていた。
フットワークが大きく長距離適性自体はありそう。
今回は内回りコースでペースアップに少し反応が遅れた。機敏さは今の所感じないので広いコースの方が合いそうではある。
9着 アサマノイタズラ 牡3
田辺騎手 57.0kg
スタートダッシュがつかず後方のポジション。
直線一瞬良い脚を使ったが、坂上で勢いが鈍った。
3000mの距離は少し長いか。
10着 ヴィクティファルス 牡3
池添騎手 57.0kg
中団のポジション。
直線両隣から挟まれたこともあってか伸びがなかった。
11着 セファーラジエル 牡3
鮫島駿騎手 57.0kg
ゲートをまっすぐ出られず隣の馬と接触、後方のポジション。
頭を上げて行きたがっている仕草を見せていて、1周目の直線で一気に前までポジションを上げた。それでも折り合いがつかず3コーナーでペースが上がるまでは力んで走っていた。
直線に入った所で苦しくなった。
12着 ロードトゥフェイム 牡3
丹内騎手 57.0kg
出遅れ。促して中団のポジション。
馬群の内で脚を溜められていたが直線さほど脚を使えず。
13着 レッドジェネシス 牡3
川田騎手 57.0kg
スタート後、両隣の馬から挟まれて後方のポジションに。
直線半ばで苦しくなった。
スタミナがある馬だと思っていたが、らしくない走りだった。
14着 モンテディオ 牡3
横山和騎手 57.0kg
促して前のポジション。タイトルホルダーの直後のポジションを取るために結構促して行った。
最後の直線に入った頃には余力が残ってなかった。
15着 グラティアス 牡3
松山騎手 57.0kg
促して好位のポジション。
4コーナーで苦しくなった。
16着 ヴァイスメテオール 牡3
丸山騎手 57.0kg
後方のポジション。
4コーナーで反応が悪く、直線伸びがなかった。
17着 ノースザワールド 牡3
和田竜騎手 57.0kg
中団後方のポジション。
4コーナーで進路がなくなり動き遅れたにしても、直線脚を使えず。
18着 ワールドリバイバル 牡3
津村騎手 57.0kg
促して先頭を狙ったがタイトルホルダーが速く断念。好位のポジションに落ち着いた。
4コーナーで後退していった。
メモ
神戸新聞杯の1,2着、ステラヴェローチェとレッドジェネシスのジョッキーは二人ともコンディションが万全ではない感じのコメントを出していた。
2頭とも前走不良馬場で走った疲れが残っていたか。
▼詳しい情報はJRAのHPをご覧ください。