この記事では、2020年4月25日・26日の
- 東京競馬場(4/26 フローラS)
- 京都競馬場(4/26 マイラーズC)
- 福島競馬場(4/25 福島牝馬S)
の芝レースの馬場傾向を分析しています。
最後に、まとめとして来週に向けて注目すべき点を書いています。
来週は日曜日に天皇賞・春が行われます。
東京競馬場・芝コース(Aコース)
土曜日(4月25日)
全レース良馬場で行われた。直線内からの横風。
2勝クラスの1400mで1:20.2、レコードに0.8秒差が出ていて時計は速いと言えるのだが少し違和感があった。
高速馬場ならばスローペースになった時、上がり3Fが33秒台になることが多々ある。
しかし、スローだったレースで上がりが速くならなかった。下級条件だったからなのか、風が強かったからなのか、馬場が原因なのか、日曜日のレースを見て判断したい。
ミドルペースのレースは勝ち時計が速め、スローペースは標準で上がりが速くならない。瞬発力が活きないのかもしれない。差しも効くが、後方からの追込は厳しい。
日曜日(4月26日) フローラS
全レース良馬場で行われた。午後、直線は内からの横風。
3歳未勝利戦の1600mで1:33.2、フローラSで1:58.7のレースレコードが出ていて、土曜日に続いて時計は速い。
土曜日に感じた、上がりが速くならない違和感だが今日も同様だった。
結論としては、強い風が吹いていて、その風にあおられてスピードが出にくかったのではないかと推測した。
馬場は速いが、風の影響でスピードが出づらい。差しも効くが、後方からの追込は厳しい。
(比較用メモ)
7R1勝2000 2:00.0 上がり34.4(11.6-11.2-11.6) S
京都競馬場・芝コース(Cコース)
土曜日(4月25日)
全レース良馬場で行われた。直線は追い風。
時計は速め。レースの上がり3Fが33秒台だったり、上がり最速の馬が32秒台が出ていて高速馬場の雰囲気もある。
前が止まりづらくもあるが、瞬発力が活きる馬場でもある。
反応が良く俊敏な馬を選びたい。反応が遅い・瞬発力がないタイプの馬はマイナスで、早めに動いた方が良い。
レース後、散水が行われた。
(比較用メモ)
7R1勝1800 1:47.4 上がり34.6(11.7-11.3-11.6) S
日曜日(4月26日) マイラーズC
全レース良馬場で行われた。
傾向は土曜日とほぼ同じ。
時計は速い。土曜日に続き、レースの上がり3Fが33秒台、上がり最速が32秒台があった。高速馬場の特徴を示しているが、差しも効かなくはない。
前が止まりづらいが、瞬発力が活きる馬場でもある。
反応が良く俊敏な馬を選びたい。反応が遅い・瞬発力がないタイプの馬はマイナスで、早めに動いた方が良い。
(比較用メモ)
7R1勝1400 1:22.7 上がり33.9(11.6-10.9-11.4) S
福島競馬場・芝コース(Bコース)
今週からAコースからBコースに替わり、内柵が2m外(3,4コーナーは2.5m)に移動します。内側の荒れた馬場が減ります。
土曜日(4月25日)福島牝馬S
全レース良馬場で行われた。午後は直線追い風。
時計は標準~速め。ペースが流れれば差しも決まる。展開次第。
最後の1Fが加速ラップになっているレースがあったが、追い風の影響でそうなったのかもしれない。
直線、外を通った馬がよく伸びたように見えるが、4コーナーでまくられたりしたもので、福島牝馬Sでは内差しが決まっていた。馬場は多少荒れているが、内を通ってもほとんど影響はないと見る。
(比較用メモ)
7R1勝2000 2:00.8 上がり35.1(12.1-11.4-11.6) S 残り4Fから流れた
9R1勝1200 1:09.4 上がり35.2(11.8-11.9-11.5) H,2番手は34.5ぐらい 道中縦長
日曜日(4月26日)
全レース良馬場で行われた。昼前から直線は外からの横風。
傾向は土曜日とほぼ同じ。
2勝クラスまでが行われ、時計は標準。ペースが流れれば差しも決まる。展開次第。
4コーナーの馬場は多少荒れているが、内を通ってもほとんど影響はないと見る。
(比較用メモ)
9R1勝1800 1:49.5 上がり35.3(11.6-11.6-12.1) S 残り4Fからペースアップ
来週に向けて
まず東京についてです。
馬場は速いが、風の影響でスピードが出づらかった。差しも効くが、後方からの追込は厳しい、という傾向がありました。
馬場は速いので、風が止めば瞬発力があるタイプが活躍しだす可能性はあります。
次に京都についてです。
時計は速く、高速馬場の雰囲気もある。前が止まりづらいが、瞬発力が活きる馬場でもある。差しも効かなくはない。
スピードが出る馬場なので、反応が良く俊敏な馬を選びたい。反応が遅い・瞬発力がないタイプの馬はマイナスで、早めに動いた方が良い。
という傾向がありました。
雨の影響が残らなければ、長距離戦で行われる天皇賞・春も例年通り内枠が有利になると思われます。
最後に福島についてです。
時計は標準的で、ペースが流れれば差しも決まる。展開次第。
4コーナーの馬場は多少荒れているが、内を通ってもほとんど影響はない。
という傾向がありました。
馬場の荒れが進んだ可能性があるので、4コーナーから直線の内側を通っても大丈夫なのか、レースをよく見て判断したいです。
▼先週の馬場傾向はこちらの記事に書いています。
▼詳しい情報はJRA等のHPをご覧ください。