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2020年7月4,5日 芝レース馬場傾向分析

この記事では、2020年7月4日・5日の

  • 阪神競馬場(7/5 CBC賞)
  • 福島競馬場(7/5 ラジオNIKKEI賞)
  • 函館競馬場

の芝レースの馬場傾向を分析しています。

 

最後に、まとめとして来週に向けて注目すべき点を書いています。

 

 

阪神競馬場・芝コース(Bコース

開催5週目、Bコース2週目。Aコース時より直線部分で3m、コーナー部分で4m、内柵が外に移動している。

外回り部分以外は傷みが広がっている印象。

土曜日(7月4日)

 全レース重馬場で行われた。時々パラパラと雨が降った。風も強く、直線は外から、あるいは若干の向かい風が吹いていた。

2勝クラスまでが行われ、時計は掛かっていた

差しも効くが、差し切りまではなかった。水分を含んだ馬場なので瞬発力は活きなさそうで、持久力が必要か。その点では前に行く馬有利か。内回りはその傾向がより強い。なるべく前との距離を詰めておかないと差しは届かない。

 

内側の馬場について。内回りは、4コーナーから直線にかけて路盤の土がかなり掘れるようになった。内は避けた方が良さそうだが、今日の時点では外側も水分を含んでいたためロスなく回った方がよかったか。

外回りは、4コーナーは路盤の土が少し掘れ、直線は傷んだ内を避けた方がいい印象だった。

 

有利になる脚質(ポジション):逃げ・先行(内回り)

不利になる脚質(ポジション):追込

 

水分の抜け具合で馬場傾向は変わると思うので、明日のレースを見て判断するしかない。

  

(メモ)

1R2歳未1600外 重 1:36.1 上がり35.9(12.0-11.5-12.4) M(35.3/47.7-48.4/35.9 -0.7)3,4角緩む 固まり直線 

4R3歳未2400外 重 2:30.1 上がり36.7(12.3-11.9-12.5) M(5F 62.1 -0.4)かなり縦長の隊列 3角辺りで緩み馬群が凝縮して直線 3着差し,4着追込

5R2歳新馬1400内 重 1:24.6 上がり37.2(12.5-12.4-12.3) H(35.1-12.3-37.2 -2.1)先団固まり直線 2,3着内押し上げた差し馬

7R1勝1600外 重 1:35.3 上がり35.8(11.7-11.6-12.5) M(35.9/47.8-47.5/35.8 +0.3)3着差し

9R1勝2000内 重 2:03.2 上がり37.2(12.2-12.2-12.8) H(60.9-62.3 -1.4)

10R2勝1200内 重 1:10.7 上がり35.0(11.4-11.4-12.2) S~M(35.7-35.0 +0.7)

 

日曜日(7月5日) CBC賞

全レース稍重馬場で行われた。11R時、やや向かい風が吹いていた。

時計は掛かり気味。昨日より馬場が乾いた分、時計は掛からなくなってはいた。

まだ水分を含んだ馬場なので瞬発力は活きず、持久力が必要そう。その点では前に行く馬有利か。内回りはその傾向がより強い。差しも効くが、なるべく前との距離を詰めておかないと差し届かない。

 

内側の馬場について。外回り部分以外は路盤の土が掘れる。

内回りは、午後からのレースだったが、内を避けて走っている様子はなかった。

外回りは、4コーナーは路盤の土が少し掘れ、直線は傷んだ内が掘れる。2R時は内を避けていて外が伸びる印象だったが、5R以降は内は避けずに走っていて通っても伸びないということはなさそうだった。

 

まとめると、昨日よりも馬場が乾き、内側は避けなくてもよくなったと思われる。

 

有利になる脚質(ポジション):逃げ・先行(内回り)

不利になる脚質(ポジション):追込

  

(メモ)

 2R3歳未1600外 稍重 1:35.9 上がり36.7(12.1-12.0-12.6) H(35.1/47.0-48.9/36.7 -1.9)2着追込、4着差し

5R2歳新馬1600外 稍重 1:36.4 上がり35.7(12.0-11.7-12.0) M(35.7/48.0-48.4/35.7 -0.4)3,4角緩む 3着差し

6R3歳未1200内 稍重 1:10.3 上がり35.8(11.7-11.6-12.5) H(34.5-35.8 -1.3)4,5着差し

8R牝1勝1400内 稍重 1:22.6 上がり36.4(11.9-12.3-12.2) H(34.1-12.1-36.4 -2.3)4着差し

9R2勝2400外 稍重 2:26.0 上がり35.0(11.2-11.4-12.4) S(5F 61.3 +0.5)

11RG3・1200ハンデ 稍重 1:08.7 上がり35.2(11.1-11.7-12.4) H(33.5-35.2 -1.7)4着差し,5着追込

  

 

福島競馬場・芝コース(Aコース

開幕週、Aコース1週目。

直線は前開催の傷みが若干残っている模様。

土曜日(7月4日)

全レース重馬場で行われた。日付が変わった頃から正午前まで雨が降り続いた。

中・長距離ではオルフェーヴル産駒が活躍。

時計は標準~掛かり気味。重馬場にしては時計は掛かっていないが、水分を含んだ馬場で持久力は必要か

差しも効くが、開幕週で比較的馬場もいい分、前は止まりづらそう

 

開幕週だが、4コーナーから直線にかけての内側の馬場は若干掘れていた。だが、内を通っても影響はなく、内外の差はない

 

有利になる脚質(ポジション):逃げ・先行(やや有利)

不利になる脚質(ポジション):追込

 

日付が変わる頃まで雨予報が出ているので、さらに水分を含んだ馬場になるのか、明日になって今日より水分が抜けるのかは、明日のレースを見て判断するしかない。

  

(メモ)

 5R2歳新馬1200 重 1:10.2 上がり35.4(12.0-11.7-11.7) H(34.8-35.4 -0.6)3,4角緩む 

7R3歳未2000 重 2:02.5 上がり36.0(12.3-11.8-11.9) M(61.1-61.4 -0.3)序盤速く1角でガクッと緩む 3角から再び流れた

9R1勝2600 重 2:42.1 上がり36.7(12.0-12.0-12.7) 序盤超スロー,6F目から流れた

10R牝2勝1800 重 1:48.3 上がり35.1(11.5-11.6-12.0) S(5F 61.4 +1.2)残4Fから流れた 縦長で直線 

12R1勝1200 重 1:09.2 上がり35.5(11.8-11.5-12.2) H(33.7-35.5 -1.8)3,4着差し 

 

日曜日(7月5日) ラジオNIKKEI賞

9Rまで重馬場10R以降が稍重馬場で行われた。

昨日と同じく、時計は標準~掛かり気味。重馬場にしては時計は掛かっていないが、水分を含んだ馬場で持久力は必要か。差しも効くが、瞬発力が活きづらいので、その点前で競馬できる馬の方が有利か。

 

昨日と同様、4コーナーから直線にかけての内側の馬場は若干掘れていた。だが、内を通っても影響はなく、内外の差はない

 

有利になる脚質(ポジション):逃げ・先行(やや有利)

不利になる脚質(ポジション):追込

   

(メモ)

 1R2歳未1800 重 1:50.2 上がり36.9(12.4-12.1-12.4) M(5F 61.5 +0.3)2角ガクッと緩むとマクリでペースが流れる 3角手前でもマクリ,6F目11.8 

3R3歳未1200 重 1:09.1 上がり35.4(11.8-11.4-12.2) H(33.7-35.4 -1.7)隊列縦長のまま直線 

5R2歳新馬1800 重 1:51.2 上がり35.3(12.0-11.5-11.8) S(5F 63.8 +2.0)残4Fから流れた 先団横広がり直線 決め手勝負

6R2歳新馬1200 重 1:11.8 上がり36.1(12.2-11.6-12.3) M(35.7-36.1 -0.4)隊列縦長のまま直線

7R牝3歳未2000 重 2:02.2 上がり36.1(12.5-11.4-12.2) M(61.1-61.1 ±0)1角ガクッと緩む 3角手前辺りから再び徐々に流れだした

9R1勝1800 重 1:48.5 上がり36.6(12.3-12.0-12.3) M(5F 60.1 -0.2)

10R2勝1200 稍重 1:09.3 上がり35.3(11.7-11.4-12.2) H(34.0-35.3 -1.3)2,3着差し

11R3歳G3・1800ハンデ 稍重 1:47.3 上がり35.8(11.9-11.6-12.3) M(5F 59.6 ±0)2角,3角手前で緩む 3,4着差し

 

 

函館競馬場・芝コース(Aコース

開催4週目、Aコース4週目。3,4コーナー・直線は内側が傷んでいる。

洋芝のみ。

土曜日(7月4日)

 全レース良馬場で行われた。直線向かい風が吹いていた。

時計は標準~掛かり気味。やや時計が掛かりだし、差しが効く割合も多くなったか。

 

3,4コーナーの内側が傷んできたが避けて走る感じはなかった。だが、時計が掛かりだしたのは傷んできたのが原因ではあると思う。

 

脚質(ポジション)による有利不利:なし

  

(メモ)

  1R牝2歳未1200 1:10.9 上がり35.7(12.0-11.7-12.0) M~H(35.2-35.7 -0.5)固まり直線 

3R3歳未1200 1:09.8 上がり36.1(11.9-11.7-12.5) H(33.7-36.1 -2.4)4角マクリもあり差し優勢

5R2歳新馬1200 1:11.3 上がり36.5(11.8-11.6-13.1) H(34.8-36.5 -1.7)縦長で直線

6R牝3歳未2000 2:01.8 上がり37.7(12.5-12.5-12.7) H(59.8-62.0 -2.2)2,4着差し

10R1勝2000 2:00.6 上がり36.2(11.8-11.9-12.5) S(60.9-59.7 +1.2)5Fスパ

11R3勝1200 1:08.9 上がり35.1(11.7-11.5-11.9) H(33.8-35.1 -1.3)横広がり直線 前粘り差しも 3着追込

12R2勝1800ハンデ 1:49.1 上がり36.2(12.0-12.1-12.1) M(5F 60.7 +0.1)固まり直線 1着3,4角押し上げ,3~5着差し 差し優勢

 

日曜日(7月5日)

全レース良馬場で行われた。 

時計は標準~掛かり気味。直線が短い分、ペースが遅いと前有利だが、ペースが流れれば差しが決まる。脚質による有利不利はなくなった。

 

昨日と同様、3,4コーナーの内側を避けて走る感じはなかった。

 

脚質(ポジション)による有利不利:なし

  

(メモ)

 1R2歳未1200 1:11.7 上がり36.112.5-11.6-12.0) M(35.6-36.1 -0.5)3,4角緩む 前残り

4R3歳未1800 1:49.4 上がり36.5(12.2-12.1-12.2) M(5F 61.1 +0.3)前半緩く,4Fスパ 横広がり直線 1着追込,3着差し 中団より後ろにいた馬のワンツースリー 向正面でマクった馬は最後失速

5R2歳新馬1800 1:52.4 上がり35.7(11.9-11.6-12.2) S(5F 64.6 +2.2)残5Fから流れた

8R牝1勝2000 2:01.5 上がり38.1(12.6-12.4-13.1) H(59.0-62.5 -3.5)かなりの大逃げ,2番手は62秒ぐらいで通過(スロー) 逃げ切り 2番手以下の上がり3Fは35.7ぐらい

9R1勝1200 1:09.5 上がり36.112.0-12.4-11.7) H(33.4-36.1 -2.7)横広がり直線 中団より後ろにいた馬が上位に

11ROP1800 1:47.9 上がり35.0(11.6-11.5-11.9) S(5F 61.0 +1.1)前半スロー,残5Fから流れた 序盤緩く,残5Fから流れた 前残り

12R牝2勝1200 1:09.3 上がり35.3(11.8-11.6-11.9) H(34.0-35.3 -1.3)横広がり直線 中団より後ろにいた馬が上位

 

 

来週に向けて

阪神は、土日ともに道悪でレースが行われた。先週に引き続き、持久力が必要な馬場。差しも効くが、なるべく前との距離を詰めておかないと差し届かない。内回りは先行有利か

内側の馬場は傷んでいるが、日曜日の最後の方のレースでは避けて走る傾向はみられなかった。

 

福島は、土日ともに道悪でレースが行われた。開幕週にしては4コーナーから直線にかけての内側の馬場は若干掘れていた。だが、内を通っても影響はなく、内外の差はない

重馬場にしては時計は掛かっていなかったので、乾けば速めの時計が出るかもしれない。水分を含んでいるせいか、持久力が必要な馬場だったように思う。

 

函館は、差しも効く有利不利のないフラットな馬場になった。3,4コーナーの内側が傷んできたが、通ってもまだ問題なさそう。

 

 

 

▼先週の馬場傾向はこちらの記事に書いています。

fevreee.com

 

▼詳しい情報はJRA等のHPをご覧ください。