この記事では、2020年5月30日・31日の
- 東京競馬場(5/31 ダービー、目黒記念)
- 京都競馬場(5/30 葵S)
の芝レースの馬場傾向を分析しています。
最後に、まとめとして来週に向けて注目すべき点を書いています。
東京競馬場・芝コース(Cコース)
開催6週目、Cコースに替わり1週目。Bコース時より内柵が3m外に移動し、内側の傷んだ部分が減ります。
金曜日に芝コースに散水。
土曜日(5月30日)
全レース良馬場で行われた。
2勝クラスまでが行われ、速めの時計は出ていたが先週ほど速くはないと感じた。
馬場が速めな分、前は止まりづらいが、ペースが流れれば差しも決まる。有利不利のないフラットな馬場。
脚質による有利不利:なし
レース後に芝コースに散水。
(メモ)
2R3歳未1600 1:33.5 上がり34.5(11.2-11.6-11.7) M~S(35.3/47.0-46.5/34.5 -0.5)4角緩む 持久力勝負になり前が粘る中、差しが決まった
3R3歳未1800 1:46.6 上がり35.2(11.5-11.7-12.0) M(5F 59.4 +0.2) 持久力勝負になり前が粘る中、差しが決まった
5R3歳1勝1400 1:21.2 上がり34.6(11.3-11.4-11.9) M(34.8-11.8-34.6 +0.2)前粘るが追込が決まり、差し勢も上位まで差を詰めた
6R3歳1勝2400 2:24.1 上がり35.0(11.6-11.6-11.8) M(5F 59.5 -0.5)向正面上り~4角にかけ緩む 持久力勝負
10R2勝1600 1:33.3 上がり35.0(11.5-11.6-11.9) M(34.8/46.4-46.9/35.0 -0.5)固まり直線 持久力勝負 やや差し優勢
日曜日(5月31日) ダービー、目黒記念
全レース良馬場で行われた。
朝の時点では、馬場の含水率は昨日より低く乾燥が進んだようだったが、昼前に降った雨の影響か時計は速くならずに土曜日と同じぐらいだった。速い時計は出るが、先週ほど速くない。
馬場が速めな分、前は止まりづらいが、ペースが流れれば差しも決まる。有利不利のないフラットな馬場。
脚質による有利不利:なし
(メモ)
4R3歳未2000 2:00.8 上がり34.5(11.6-11.3-11.6) S(61.1-59.7 +1.4) やや縦長で直線 3着以内は好位まで
7R1勝1600 1:33.8 上がり34.0(11.2-11.1-11.7) S(35.7/47.8-46.0/34.0 +1.8)3着以内は前残り
8R2勝2400 2:24.6 上がり35.3(11.6-11.8-11.9) S(5F 61.4 +1.1)序盤スロー,5F目からはほぼ流れ、残5Fは11秒台のラップ 差し優勢
10R3勝1800ハンデ 1:46.0 上がり33.9(11.2-11.2-11.5) S(5F 60.3 +1.4)残4Fから流れた 差し馬も差を詰めてきたが3着以内は前残り
11R3歳G1・2400 2:24.1 上がり34.3(11.3-11.3-11.7) S(5F 61.7 +1.7)序盤はスロー,向正面に入ってからは大きく緩む事もなく流れる 残4Fからペースアップ 前も粘ったが差し馬優勢
12RG2・2500ハンデ 2:29.6 上がり35.9(12.0-11.8-12.1) M(4.5F 54.2 +0.3)緩まずに流れ、向正面に入ってから11秒台のラップもありタフなペース 差し馬優勢
京都競馬場・芝コース(Dコース)
開催6週目(最終週)、Dコース3週目。Cコース時より内柵が3m外に移動している。
金曜日に散水。
土曜日(5月30日) 葵S
全レース良馬場で行われた。
時計は標準~速め。先週よりは少し馬場が軽い印象。
先週はスローペースでも差しが効いていたが、今週はスローなら前が残る。レースの上がり3Fが33秒台のレースもあった。
ペースが流れれば持久力が必要で、差しが効く。
先週は直線の内側2,3頭分を空けて走った方が良かったが、後半のレースになるにつれて内を通っても問題なくなった。
脚質の有利不利:なし
(メモ)
3R3歳未1400内 1:21.4 上がり35.5(11.8-11.5-12.2) H(34.3-11.6-35.5 -1.2) 持久力勝負 やや外伸び
4R3歳未1800外 1:47.2 上がり35.2(12.2-11.0-12.0) M(5F 59.9 +0.3) 4F目12.5 持久力勝負 内空けた
6R1勝2200外 2:13.9 上がり36.2(12.0-11.5-12.7) M(5F 61.1 +0.2)隊列ばらけ2番手は62秒,4番手は63秒ぐらいで通過 6F目12.7と緩んだ所で馬群凝縮 持久力勝負
8R1勝1600外 1:34.5 上がり34.1(11.5-10.9-11.7) S(36.3/48.6-45.9/34.1 +2.7)残4Fから徐々にペースアップ 縦長で直線 内も大丈夫 砂埃強くなった
9R2勝2000内 2:01.6 上がり33.9(11.2-11.2-11.5) S(63.0-58.6 +4.4)残4Fから徐々にペースアップ
11R3歳G・1200内 1:08.1 上がり34.6(11.2-11.2-12.2) H(33.5-34.6 -1.1) 持久力&スピード勝負
日曜日(5月31日)
全レース良馬場で行われた。
朝から昼にかけて雨がパラパラと降ったりやんだりした。
時計は標準的。雨が降ったため、土曜日よりも時計は掛かっていた。
前も粘れるし、差しも効く。有利不利のないフラットな馬場。
直線の内は、やや空けて走る傾向にはあったが、土曜日と同様通っても問題なかった。
脚質の有利不利:なし
(メモ)
3R3歳未2400外 2:28.1 上がり36.5(12.3-11.6-12.6) S(5F 61.4 -0.3)中盤緩み,残5Fから流れた 縦長の隊列 差しも効いた
6R3歳1勝1200内 1:09.4 上がり35.6(11.5-11.7-12.4) H(33.8-35.6 -1.8)前も粘った
8R2勝1400外 1:21.9 上がり36.0(11.6-11.8-12.6) H(34.7-11.2-36.0 -1.3)縦長で直線 差し優勢
10R・OP1400外・ハンデ 1:21.3 上がり34.7(11.7-10.9-12.1) M(35.0-11.6-34.7 +0.3)前も差しも
11R3歳OP1800外 1:48.9 上がり34.4(11.9-10.6-11.9) S(5F 62.4 +1.9)ほぼ前残り
12R3勝1200内 1:09.2 上がり34.8(11.2-11.3-12.3) M(34.4-34.8 -0.4)差しも詰めてきたが前が粘り切った
来週に向けて
東京は、速い時計は出るが先週ほどは速くなかった。馬場が速めな分、前は止まりづらいが、ペースが流れれば差しも決まる。有利不利のないフラットな馬場。
天気が良く馬場が乾けば、高速馬場で前が止まりづらくなりうるので、レース前日や当日の天気には注視したい。
▼先週の馬場傾向はこちらの記事に書いています。
▼詳しい情報はJRA等のHPをご覧ください。