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2020年6月27,28日 芝レース馬場傾向分析

この記事では、2020年6月27日・28日の

  • 東京競馬場
  • 阪神競馬場(6/28 宝塚記念)
  • 函館競馬場

の芝レースの馬場傾向を分析しています。

 

最後に、まとめとして来週に向けて注目すべき点を書いています。

 

 

東京競馬場・芝コース(Dコース

開催10週目、Dコース2週目。Cコース時より内柵が3m外に移動している。

土曜日(6月27日) 

 全レース良馬場で行われた。

時計は標準的。差しも効くが、どのポジションにいても持久力が必要な馬場。

 

3,4コーナーの内側がかなり傷んでいて掘れる。直線は多少掘れる感じで、5,6頭目あたりが一番掘れるがどこを通っても差はなかったように思う。

 

脚質(ポジション)による有利不利:なし

 

(メモ)

 1R2歳未1600 1:37.6 上がり34.1(11.4-11.0-11.7) S(37.8/50.8-46.8/34.1 +4.0)前残り

4R3歳未1400 1:22.5 上がり34.9(11.4-11.3-12.2) S~M(35.8-11.8-34.9 +0.9)やや縦長で直線 2,4着差し

5R2歳新馬1800 1:49.7 上がり35.3(11.3-11.7-12.3) S(5F 62.0 +1.1)先団と中団離れて直線 

10R2勝1800ハンデ 1:46.9 上がり35.5(11.7-11.4-12.4) M(5F 59.4 ±0)縦長から馬群凝縮して直線 前が粘り差しもきて8頭横並びの接戦 1~3着差し

12R1勝1600 1:34.6 上がり34.7(11.6-11.2-11.9) M(35.2/47.5-47.1/34.7 +0.4)3,4角緩む 固まり直線 接戦 1~3,5着差し

  

日曜日(6月28日)

全レース不良馬場で行われた。夜中から雨が降り、昼まで続いた。

時計は掛かる馬場で、下級条件では上がりもかなり掛かっていた。

差しも効くが、瞬発力は活きない。緩い馬場への対応と最後まで気持ちを切らさない精神的なタフさも必要だった。

 

コーナー内側の馬場はかなり傷み、かなり掘れるため避ける傾向にあった。だが、あまり外を回しすぎてもダメで難しい判断が強いられた。

直線はめちゃくちゃ掘れるという訳ではないが土の塊は飛んでいた。内柵沿いから5,6頭目が特に傷んでいて、そこよりも外が伸びる馬場だった。

 

脚質(ポジション)による有利不利:なし

 

(メモ)

 3R牝3歳未1800 不良 1:51.9 上がり38.6(12.3-12.7-13.6) H(5F 60.7 -1.5)縦長で直線 2,5着追込、3着コーナー押し上げ

4R3歳未2400 不良 2:32.3 上がり38.5(12.8-12.5-13.2) H(5F 62.5 -1.0)横に広がり直線 1,5着差し、2着追込、3着向正面マクリ 外伸び馬場?

5R2歳新馬1600 不良 1:39.9 上がり37.8(12.4-11.9-13.5) H(36.4/49.0-50.9/37.8 -1.9) 2,3着内柵沿い

8R1勝2000 不良 2:02.9 上がり37.2(11.9-12.3-13.0) H(59.7-63.2 -3.5)

10R3勝1800 不良 1:49.8 上がり36.2(11.8-11.6-12.8) M(5F 61.3 +0.3)3,5着差し、4着追込

11ROP1400ハンデ 不良 1:23.4 上がり36.8(11.7-12.2-12.9) H(34.6-12.0-36.8 -2.2)1,2着内押し上げ差し

 

 

阪神競馬場・芝コース(Bコース

開催4週目、Bコース1週目。Aコース時より直線部分で3m、コーナー部分で4m、内柵が外に移動した。

コーナー部分はある程度傷んだ箇所が減ったが、直線部分は傷みが広がっている。

土曜日(6月27日)

 全レース良馬場で行われた。すべて内回り

時計は標準~速め。ペースが流れれば、どのポジションにいても持久力が必要になり、瞬発力だけで上位までくるのは難しい。

差しも効くが、前に行く馬有利に見えた。追い込みは厳しい。後方にいる馬は、直線に向く時には前との差を詰めておきたい。

 

Bコースに替わったからか、午前中のレースでは4コーナーの内側はほとんど掘れていなかった。後半のレースになるにつれ少し掘れるようになった。

直線の内側は、内柵が移動した分、傷んだ所は減ったものの、最初のレースから掘れていた。

それでも4コーナー・直線ともに内側を避けて通ってはいなかった。

 

有利になる脚質(ポジション):逃げ・先行

不利になる脚質(ポジション):追込(内回り)

  

(メモ)

1R2歳未1400内 1:21.7 上がり35.8(11.7-11.4-12.7) H(34.4-11.5-35.8 -1.4)縦長で直線 3着差し

5R2歳新馬1200内 1:12.6 上がり35.2(12.5-11.5-11.2) S(37.4-35.2 +2.2)2着差し

6R3歳未2000内 2:02.1 上がり35.7(11.9-11.8-12.0) S(63.0-59.1 +3.9)向正面動く馬がいて5Fスパ 縦長で直線 持久力必要

9R1勝1400内 1:21.3 上がり35.8(11.9-11.7-12.2) H(33.6-11.9-35.8 -2.2)3,4角やや緩む やや固まり直線 好位までがほぼ上位を占めた 2着差し

10R2勝2000内 1:58.9 上がり36.7(11.9-12.1-12.7) H(58.4-60.5 -2.1)

11R3勝1200内ハンデ 1:09.1 上がり35.2(11.4-11.4-12.4) H(33.9-35.2 -1.3)好位までがほぼ上位を占めた 5着追込

 

日曜日(6月28日) 宝塚記念

5Rまでが稍重馬場、7~9Rが良馬場、11Rが稍重馬場で行われた。

時計は午前中の稍重時を含めても標準的だったが、11Rだけは直前の豪雨で時計は掛かっていた

昨日と同様、持久力が必要な馬場。外回りは差しも効き、有利不利はなさそうだった。内回りは前有利な印象も、11Rはペースが速くなり差し勢が優勢になった。直前の雨の影響もあった。

 

内側の馬場について。

外回りは、4コーナーから内回りの合流点まではさほど掘れない。そのせいか差しも決まっていた。

内回りは、4コーナーの内側は少し掘れ、直線は掘れる。9Rまでは昨日と同じぐらいだったが、11Rの前に降った雨の影響で馬場が緩くなり、4角も直線もさらに掘れるようになった。直線は内避けた方がいい?

 

有利になる脚質(ポジション):逃げ・先行(内回り)

不利になる脚質(ポジション):追込(内回り)

  

(メモ)

 3R3歳未1600外 稍重 1:34.3 上がり35.8(12.0-11.8-12.0) H(35.0/46.6-47.7/35.8 -1.1)道中縦長 2,4着差し

5R2歳新馬1800外 稍重 1:48.3 上がり35.1(11.7-11.4-12.0) M~S(5F 60.8 +0.6)3,4角緩む 道中縦長 2つの集団に分かれて直線 2着差し

7R1勝2200m内 2:14.4 上がり36.6(12.1-11.9-12.6) M(5F 61.0 -0.1)1,2角緩むもそれ以外は流れた 先団が上位を占めた

8R1勝1800外 1:47.1 上がり34.4(11.4-11.2-11.8) S(5F 60.6 +1.1)3角緩む 2着追込,3着差し

9R2勝1400内 1:21.8 上がり35.0(11.5-11.6-11.9) M(35.3-11.5-35.0 +0.3)好位までが上位占めた

11RG1・2200内 稍重 2:13.5 上がり36.3(11.9-12.1-12.3) H(5F 60.0 -0.7)最初の3F速い 1角で緩む 中団より後ろにいた馬が上位を占めた

 

 

函館競馬場・芝コース(Aコース

開催3週目、Aコース3週目。3,4コーナーの内側が少し傷み始めている。

洋芝のみ。

土曜日(6月27日)

 全レース稍重馬場で行われた。

時計は標準的。先週より少し時計は掛かっているが、稍重になった割には掛かってない印象。差しも決まっていたが、まだ前有利は残っていそう。内有利かは判断がつかなかった。

 

4コーナーから直線にかけて内側の馬場が傷んできて、少し掘れるようになった。

 

有利になる脚質(ポジション):逃げ・先行(やや有利)

不利になる脚質(ポジション):追込(やや不利)

  

(メモ)

 1R2歳未1200 稍重 1:10.6 上がり36.112.2-11.6-12.3) H(34.5-36.1 -1.6)

4R牝3歳未1200 稍重 1:09.0 上がり35.0(11.7-11.2-12.1) H(34.0-35.0 -1.0)縦長で直線

5R2歳新馬1200 稍重 1:09.6 上がり34.9(11.5-11.4-12.0) M(34.7-34.9 -0.2)

7R3歳未2000 稍重 2:01.6 上がり37.7(13.0-12.2-12.5) H(59.0-62.6 -3.6)中団より後ろにいた馬たちが上位占めた

9R1勝1200 稍重 1:09.1 上がり35.2(11.7-11.3-12.2) H(33.9-35.2 -1.3)固まり直線 2着差し

10R1勝1800 稍重 1:49.3 上がり35.4(12.1-11.5-11.8) S(5F 61.7 +1.0)

11R2勝1200ハンデ 稍重 1:08.9 上がり35.1(11.7-11.5-11.9) H(33.8-35.1 -1.3)固まり直線 1,5着追込 2着以下団子状態でゴール

 

日曜日(6月28日)

 全レース稍重馬場で行われた。

時計は標準~掛かり気味。朝発表の含水率は昨日と変わらなかったが、時計は若干掛かっているように感じた。少し時計が掛かるようになったかもしれない

先週までは馬場がいいため内有利だったが、今日は外を回るとスタミナを消耗するという意味で内を回った方が有利に感じた

 

内側の馬場は荒れてきたが、まだ悪いというわけではないので前有利か。差しも効く。

 

有利になる脚質(ポジション):逃げ・先行(やや不利)

不利になる脚質(ポジション):追込(やや不利)

  

(メモ)

 1R2歳未1200 稍重 1:10.7 上がり36.5(11.8-11.8-12.9) H(34.2-36.5 -2.3)4着差し

3R3歳未1200 稍重 1:10.5 上がり35.9(12.0-11.6-12.3) H(34.6-35.9 -1.3)前残り

5R2歳新馬1200 稍重 1:10.5 上がり36.2(11.8-11.7-12.7) H(34.3-36.2 -1.9)3着差し

6R3歳未1800 稍重 1:49.5 上がり36.8(12.1-12.1-12.6) M(5F 60.7 -0.1)向正面で緩み、3角手前からペースアップ 1,3,5着は向正面で押し上げた馬

8R1勝2600 稍重 2:43.6 上がり36.5(12.0-11.8-12.7) S 5Fスパ 2着差し

10R1勝1200 稍重 1:09.4 上がり35.3(11.4-11.6-12.3) H(34.1-35.3 -1.2)

12R2勝2000 稍重 2:01.4 上がり36.3(12.3-11.8-12.2) M(60.6-60.8 -0.2)2角緩む 隊列縦長 固まり直線 2着内差し 勝ち馬以外差し勢

   

来週に向けて

阪神は、先週に続き持久力が必要な馬場。Bコースに替わり4コーナーの内は綺麗になったが、レースが進むごとに傷みが進み、掘れるようになってきた。

 

函館は、土日ともに稍重馬場での開催。内側の馬場が若干荒れてきたが、まだ悪いわけではない。差しも効くが、やや先行有利

 

 

 

▼先週の馬場傾向はこちらの記事に書いています。

fevreee.hatenablog.com

 

▼詳しい情報はJRA等のHPをご覧ください。