競馬を推理する

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宝塚記念 2020 回顧 クロノジェネシス道悪上手すぎぃ

宝塚記念が2020年6月28日に行われ、2番人気のクロノジェネシスが優勝しました。 

僕の予想は、△-〇-△で決着。6番人気と12番人気に印をつけられたのは良かったですが、本命が16着と見当違い...。厳しい結果となりました(^_^;)

 

この記事は、宝塚記念の回顧で、

  • レース展開
  • 各馬の勝因・敗因

について考察しています。

 

 

G1 宝塚記念を振り返る

阪神競馬場 Bコース 2200m

 

▼宝塚記念の予想記事はこちら 

fevreee.hatenablog.com

 

▼最終予想

 

レース展開

【馬場】稍重

【勝ち時計】2:13.5 上がり3F 36.3(11.9-12.1-12.3)

【ペース】ハイ

最初の3F、1コーナーまでが速いラップで、コーナーで一気にペースが落ちた。

3コーナーでクロノジェネシスとキセキがマクっていき、再びペースが上がった。

 

中団より後ろにいた馬が上位を占めたため、ペースは速かったと判断できる。

 

▼当日の馬場傾向はこちらの記事に書いています。

fevreee.com

 

 

各馬のレース内容考察(勝因・敗因は?)

1着 △クロノジェネシス 北村友騎手

 中団前のポジション。

3コーナーでキセキが外から来て反応したからか、スピードを上げマクっていった。

直線でも脚が鈍ることなく後続を突き放し圧勝。

 

4コーナーの手応えが1頭だけ持ったままで違ったし、上がり3Fが1頭だけ36秒台で他馬とはほぼ1秒違う圧巻のパフォーマンスだった。道悪での強さは圧倒的

 

2着 〇キセキ 武豊騎手

 出負け、促さず後方のポジション。

2コーナーあたりからジワジワとポジションを上げ、3コーナーでクロノが動いたところでついていく。

最後までしぶとく脚を使い3着以下は離したが、勝ち馬には直線で突き放されてしまった。

 

無理に前には行かず、後方からリズム重視の競馬が功を奏した。さすがは武豊騎手だ。

基本的には前のポジションが欲しいだろうが、ゲートの課題とスタートダッシュも速くないことから毎回前に行けるとは限らなくなっている。今回のような競馬になると、枠順や展開に左右されてしまう。今後は、好走条件を見極めて買いたい。

 

3着 △モズベッロ 池添騎手

 ゲート扉が開いたのに反応する感じで出遅れ。中団のポジション。

4コーナーで内にモタれ、スムースに回って来られなかった。

直線、上位には離されたがジリジリと最後まで伸びていた。

 

道悪適性があることを示した。

出遅れたり、内にもたれたりしながらも上位に来られているのは能力がある証。課題が解消されればもっと走れる。

 

4着 ▲サートゥルナーリア ルメール騎手

 促したがそれほどダッシュがつかず中団のポジション。

3コーナーでスピードを落とし外に出すロスがあった。

4コーナーから直線にかけて脚を使ったが、上り坂で失速。

 

スタートから本来のこの馬の走りではなかったように思う。バランスを崩しながらの走りになり馬場の影響はあった。内枠も災いした。

 

5着 メイショウテンゲン 松山騎手

 ゲート内での落ち着きがややなく、出遅れ。スタートダッシュもつかず出ムチも入った。離れた後方。

3コーナーからペースが速くなった時に追走が忙しくなったが、しぶとく最後まで脚を使った。

 

レース直前の雨はこの馬に味方した。逆に言えばこのぐらい上がりの掛かるレースじゃないと上位まで来られないという事。もっと楽に追走できるようになりたい。

 

6着 △ラッキーライラック M.デムーロ騎手

好スタート、促して好位のポジションへ。

向正面で手応えが悪くなり鞭が入った。3コーナーでマクられた時に反応してギアを上げたが、直線を向いて余力がなかった。

 

緩い馬場は合わないか

 

7着 トーセンスーリヤ 横山和騎手

かなり促してハナへ。

4コーナーでマクって来られ苦しい競馬になり、上位とは離されてしまったが、この馬なりには頑張って最後まで走っていた。

 

ハナに行くのにかなり脚を使って大敗してもおかしくなかったが、それなりに粘っていたし、前走の重賞勝ちが偶然ではないと示すことはできたと思う。

道悪適性があることも示した。

 

8着 トーセンカンビーナ 浜中騎手

 ゲート内の落ち着きない。促さず離れた後方。

3コーナーから馬群についていけず離されたが、直線は良く伸び差を詰めた。

 

馬場の影響はあった。

 

9着 △ダンビュライト 松若騎手

結構促して3番手のポジションを取った。

4コーナーで手応えが良くなさそうだった割には、直線頑張っていた。上り坂で失速。

 

自分のペースで走れればもっと頑張れるだろうが、G1ではなかなかそうはいかない。

 

10着 レッドジェニアル 酒井騎手

 ゲート内での落ち着きない。促したがペースが速く中団のポジションに。

4コーナーで手応えが悪化、直線も盛り返せないままだった。

 

11着 スティッフェリオ 幸騎手

促し中団前のポジションへ。

3コーナーで手応えが悪くなりつつも粘っていたが、直線半ばで失速。

 

12着 カデナ 鮫島駿騎手

 出負け。ダッシュもつかず離れた後方。

終始追走に苦労していて、直線でも持ち前の瞬発力を発揮できなかった。

 

ここまで馬場が悪くなってしまうと良さが活きない。馬場は良い方がいい。

 

13着 ☆ワグネリアン 福永騎手

促して前のポジションを取りに行った。結構主張していったので、馬場を考えて馬群の中で競馬したくなかったか。

4コーナーでマクられて、直線では余力がなかった。

 

騎手のコメントを見ると、状態も良くなかったのかもしれない。

 

14着 アドマイヤアルバ 西村騎手

 促したが後方のポジションに。

向正面から促しながらの追走になり、ゴールまでその差を詰めることができなかった。

 

15着 ペルシアンナイト 和田騎手

促して前のポジションへ。スピードに乗せていった分、道中は力みながら走っていた

4コーナーで脱落。

 

レース直前の雨で内側の馬場が緩くなったので、内枠は凶と出た。

前走1600mだったのも折り合い面に良くなかったと思う。

 

16着 ◎ブラストワンピース 川田騎手

促しても中団までしか行けなかったが、さらに促し好位のポジションへ。

向正面で手応えが悪くなり、3コーナーで脱落。

 

時計の掛かる馬場でしか好走していないが、道悪がダメとなるとかなり好走条件が狭くなってしまう。AJCCでも稍重で走れていたので大丈夫だと思ったが...。

 

17着 △グローリーヴェイズ レーン騎手

 ゲート内で暴れ、出遅れ。行きっぷりも悪く後方のポジション。

2コーナーでポジションを上げ、3コーナーでも押し上げて行けたが、4コーナーで失速。

 

行きっぷりを見ると道悪の影響はあったと思うが、半年ぶりのレースで状態が良かったかは定かではない。

 

18着 アフリカンゴールド 藤井騎手

促して好位のポジションにつけたが、1コーナーの時点で手応えが悪く、3コーナー辺りではバランスを崩しているように見えた。3コーナーで脱落。

 

まとめ 

 道悪実績がある馬が上位に来ていた印象で、直前の雨がかなり影響したレースだったと思う。クロノジェネシスとキセキは道悪適性が高い。モズベッロとメイショウテンゲンはこなせていた。

上位人気で言うと、サートゥルナーリアとラッキーライラックは馬場を苦にしていた。ブラストワンピースとグローリーヴェイズはバランスを崩している感じはしなかったが、力を発揮できなかった。

今日の結果を忘れないようにしたい。

 

 

  

▼詳しい情報はJRAのHPをご覧ください。