福島牝馬Sが2020年4月25日に行われ、3番人気のフェアリーポルカが優勝しました。
重賞2連勝で着実に力をつけている印象です。ヴィクトリアマイルに出走するならマイルへの対応が鍵となりますが、競馬の上手さを活かして頑張って欲しいです。
この記事は、福島牝馬Sの回顧をしていて、
- レース展開
- 各馬の勝因・敗因
について考察しています。
G3 福島牝馬Sを振り返る
福島競馬場 Bコース 1800m 牝馬 別定重量
レース展開
【馬場】良
【ペース】ミドル
2コーナーで一瞬ペースが緩んだが、息が入るほどではなくすぐに流れだした。
そこまで厳しいペースではなかったが、中団から後ろの馬が5着以内に4頭入り、差し優勢になった。
▼当日の馬場傾向はこちらの記事に書いています
各馬のレース内容考察(勝因・敗因は?)
1着 フェアリーポルカ 和田騎手 54.0kg
出負け。ポジションを取りに行かず1コーナーで内に入れた。
3コーナーでペースが上がった時にすぐに反応できず、鞭が1発入ると加速。
直線、反応良く良い脚を使った。完勝と言える内容だった。
外枠から内に入れる騎手のファインプレーもあったが、着実に力をつけていて今後も楽しみな馬。
2着 リープフラウミルヒ 丹内騎手 54.0kg
促し中団前のポジションへ。
直線、反応良く伸びたが、抜け出して周りに馬がいなくなるとフワッとしてしまった。
格上挑戦でハンデ戦でもなくペースが向いたわけでもないので、力を出し切れば牝馬限定の重賞でも戦えることがわかった。
3着 ランドネ 西村騎手 54.0kg
内の馬の様子を見ながら促し2番手へ。
3コーナーからじわじわと動いていき、4コーナーでの手応えは良さそうではなかったが粘りこんだ。
道中プレッシャーがかからずにマイペースで走れたことが好走につながったか。
4着 カリビアンゴールド 秋山騎手 54.0kg
頭を振るようにスタート。序盤掛かり気味。
3,4コーナーで外を回して、長く脚を使い差してきた。
外を回ったが良く頑張っていると思う。
5着 サラキア 吉田隼騎手 54.0kg
折り合いを考えてか前に行くのを控えたため、次々前に入られポジションが中団後ろになった。
2コーナーでじわりとポジションを上げる。
直線、じりじり伸びた。
4コーナーで前が詰まってスムースに加速できなかったのは痛かった。
メモ:馬体重+12kgで過去最高体重だった
6着 レッドアネモス 酒井騎手 54.0kg
躓き加減にスタート。
中団前のポジションを取ったが、2コーナーで前に入られる不利がありポジションが下がった。
3,4コーナーでスムースに行かなかったのもあるがすぐに加速できなかった。直線は良い脚で伸びた。
フットワークが大きく小回りは得意ではなさそう。
7着 フィリアプーラ 丸山騎手 54.0kg
後方のポジション。
直線に入った所でぶつかりバランスを崩した。じりじり伸びた。
1600mぐらいの距離がいい?
8着 リュヌルージュ 団野騎手 54.0kg
じわじわと好位のポジションを取った。
3コーナーでペースが上がった時にスピードを上げられず苦しい形になったが、この馬なりに最後まで伸びていた。
この馬にとっては時計が速かった。
前走の好走は時計が掛かったのと軽ハンデがよかったものと思われる。
9着 マルシュロレーヌ 坂井騎手 54.0kg
よれてスタート。 下げて後方のポジション。
4コーナーでスムースにいかず、直線でも接触と進路がなくなってしまった。最後は伸びてきただけにもったいなかった。
格上挑戦でも戦えそうな感じだったので、次走以降に注目したい。
12着 エスポワール 池添騎手 54.0kg
出負け。促し中団のポジション。
1コーナー手前で接触があり序盤は力んでいた。2コーナーで外に出した。
4コーナーで外を押し上げてきたが、手応えは良くなく、直線では伸びがなかった。
レース後、騎手が敗因について以下の記事で言及しています。
13着 デンコウアンジュ 柴田善騎手 55.0kg
後方のポジション。
3,4コーナーで内からずっとぶつけられていてスムースに加速できなかった。直線では伸びがなかった。
まとめ(ヴィクトリアマイルに向けて)
レースの発走時間が15分遅れるアクシデントがあり、力を出せなかった馬もいるかもしれません。次走でまた見直したいです。
レベルは高くはなかったように感じたし、1着馬もスピードタイプではないので1600mに対応できるかは疑問です。
このレースからヴィクトリアマイルで注目したい馬は残念ながらいません。
阪神牝馬S組や他路線、休み明けぶっつけでくる馬の方がチャンスがあるとみています。
▼詳しい情報はJRAのHPをご覧ください。