ダービー卿CTが2020年4月4日に行われ、4番人気のクルーガーが優勝しました。
約4年ぶりの勝利で、ここまで諦めなかった陣営とそれに応えた馬に拍手を送りたいです。
この記事は、ダービー卿CTの回顧で
- レース展開
- 各馬のレース内容の考察
について書いています。
G3 ダービー卿CTを振り返る
中山競馬場 Bコース 1600m 外回り ハンデ
レース展開
【馬場】良
【ペース】ハイペース
縦長の隊列。
好位から中団の内にいた馬が1~3着、差し勢も追い上げたが外を回ったため届かなかった。勝ち時計も速めで前も止まりづらかったせいか、ハイペースでも差し馬優勢とはならなかった。
湿っていた馬場が乾いてきて、通る場所も重要だった。
▼当日の馬場傾向はこちらの記事に書いています。
fevreee.hatenablog.com
各馬のレース内容考察(勝因・敗因は?)
1着 クルーガー 牡8 石橋騎手 57.0kg
良いスタートを切り好位のポジションを取れた。
直線、ギアを上げて良い脚を使い2着に2馬身差をつける快勝。
4コーナーまで内でジッとできて脚が溜まっていたし、上がりが速くならなかったのもよかった。
2着 ボンセルヴィーソ 牡6 木幡巧騎手 54.0kg
良いスタートを切ったが、下げて好位のポジションを取った。
直線、一伸びを見せた。最後は甘くなったが2着を確保。
軽ハンデもよかったが、3歳の時から重賞で好走してたように力がある馬。堅実に走るタイプではないが、力を出し切れば頑張れる。
3着 レイエンダ 牡5 丸山騎手 57.0kg
ヨレてスタート。促して中団につけた。
4コーナーまで内でジッとして、直線良く伸びた。
馬場の悪いところを通っても最後までやめずに走れた。
4着 ケイアイノーテック 牡5 津村騎手 57.0kg
後方のポジションから。
スタートから道中、若干促しつつで追走。4コーナーでもスッと動けず反応が悪い。
直線は脚を使って差してきた。
安田記念の時も同じぐらいのペースだったが、もう少しついていけていたし緩い馬場を気にして追走に苦労したのかもしれない。フットワークが大きく小回りのコーナーも影響した。
5着 プリモシーン 牝5 M.デムーロ騎手 56.0kg
中団のポジション。
4コーナーで外を回る。直線はジリジリ伸びた。
末脚が少し物足りない感じはあったが、トップハンデを背負っていたため致し方ない部分はある。
6着 ドーヴァー 牡7 田辺騎手 56.0kg
ペースが速く、外枠だったのもあり控えて後方のポジションから。
内を回って来られたが、ジリジリとしか伸びなかった。
末脚の持続力に長けた馬なので、4コーナーでスピードに乗って直線に向きたかったか。
7着 ストーミーシー 牡7 横山武騎手 56.5kg
促すとすぐに先行できた。前走、先行した経験が活きた。
道中は外からのプレッシャーがあり、促しながらの追走。4コーナーで逃げ馬の手応えが悪くなり、早めに動くことになった。
直線は馬場の悪い内を通り、余力も残っていなかったせいかノメっていた。
厳しい競馬になってしまった。ここ2走の内容が活き、好位~中団前のポジションで脚を溜める競馬できるようになれば。
8着 カツジ 牡5 松山騎手 56.0kg
出負け。後方のポジションから。
4コーナーで外を回って一気に動いていって良い伸びを見せていたが、半ばで脚が鈍った。トップスピードになれるのは一瞬なのかもしれない。
9着 ブラックムーン 牡8 吉田豊騎手 57.0kg
後方のポジションから。途中から促しながらの追走。
4コーナーで外を回らないように追い出しを待っていたが、後ろから捲られリズムを崩した。直線では良く伸びていただけにもったいなかった。
10着 ジャンダルム 牡5 藤井騎手 56.0kg
ゲート内の落ち着きが不十分で出遅れ。促して好位のポジションへ。
直線、上り坂で脚が鈍ってしまった。
出遅れた後、ポジションを取るのに脚を使ってしまったのが響いた。
14着 マイスタイル 牡6 横山典騎手 57.5kg
外枠から先行するのに脚を使ったし、終始外を回って4コーナーで苦しくなった。
輸送で体が減っていたのも影響があったのかもしれない。
まとめ
条件が向いた馬・向かなかった馬、枠順に泣かされた馬、様々なので力のある馬の巻き返しには注意したいです。
▼詳しい情報はJRAのHPをご覧ください。