この記事では、2020年4月4日・5日の
- 中山競馬場(4/4 ダービー卿CT)
- 阪神競馬場(4/5 大阪杯)
の芝レースの馬場傾向を分析しています。
中山競馬場・芝コース(Bコース)
今週からBコースに替わります。内柵が外に3m移動して、内側の馬場の傷んだ部分が少なくなります。
金曜日に散水。
土曜日(4月4日) ダービー卿CT
全レース良馬場で行われた。
2勝クラスまでは標準的な時計でややパワーが必要な馬場だったが、3勝クラスより上では速めの時計も出ていた。
4コーナーは先週に比べれば路盤の土は掘れていないが、9Rまでは内を空ける傾向にあった。10R以降は馬場が乾いてきたのか内を空けずに回ってきていた。内を空けていたのは、金曜夜に雨が降って緩くなっていたことが考えられる。
直線も内柵から3頭分ぐらいが良くないので、それより外の方が伸びる。
11Rを見ると、4コーナーで内を回ってきた馬が直線で外に出して伸びてきたので、道中はロスなく回ってきて直線外に出せば大丈夫そう。
日曜日(4月5日)
7Rまでは良馬場、9R以降が稍重馬場で行われた。
時計は掛かり気味。
4コーナーから直線にかけて内側の路盤の土が掘れていた。
良馬場のうちは内を空けずに回っていたが、稍重になって緩さが増したのか内を空けるようになった。
7Rで直線内を避けた方が伸びていて、次の9Rでは各馬内を空けていて差し馬は通常よりさらに外を回らなければならなかった。前が残りやすかった。
阪神競馬場・芝コース(Bコース)
今週からBコースに替わります。内柵が外に3m移動(直線部)して、内側の馬場の傷んだ部分が少なくなります。
金曜日に散水。
土曜日(4月4日)
全レース良馬場で行われた。
時計は標準~やや速い。2勝クラスが締まった流れだったでも関わらず先行・好位の馬が残っていたので、クラスが上がったら前は止まりづらいと想像する。
土曜日レース後に散水。
日曜日(4月5日) 大阪杯
全レース良馬場で行われた。
クッションは効いているが、クラスが上がれば時計は速い。前にいった馬が止まりづらい。内回りはさらに前有利で、内を立ち回った馬が有利になる。
来週に向けて
中山はBコースに替わり内側の馬場の傷んだ部分が少なくなりましたが、まだ4コーナーから直線にかけて傷んだ部分は残っています。完全に乾かないと伸びない感じもあるので、引き続きどこを通る馬がいいのか注視が必要です。
阪神は乾いていれば速い時計が出る馬場状態で、先行有利になります。
▼先週の馬場傾向はこちらの記事に書いています。
▼詳しい情報はJRA等のHPをご覧ください。