セントライト記念が2020年9月21日に行われ、4番人気のバビットが優勝しました。
血統はなかなか渋いですが、重賞を2連勝し、綺麗な馬体をしているのでファンが増えそうな馬ですね。菊花賞でも頑張って欲しいと思います。
この記事は、セントライト記念の回顧で、
- レース展開
- 各馬の勝因・敗因
について考察しています。
何かヒントになることがあれば幸いです(^^)
G2 セントライト記念を振り返る
中山競馬場 Bコース 2200m 外回り 3歳 斤量:全馬同じ
レース展開
【馬場】良
【勝ち時計】2:15.0
【ペース】スロー 上がり 37.0(11.9-12.4-12.7)
前半はゆったりとしたペース。残り6F辺りからペースが流れ、ロングスパート戦になった。
▼当日の馬場傾向はこちらの記事に書いています。
各馬のレース内容考察(勝因・敗因は?)
1着 バビット 牡
内田博騎手
促して先頭へ。
1コーナーで外に逃げるような動きを見せた。道中もフラフラ走っているシーンもあった。残り5F手前辺りで自らペースを上げ、最後までしぶとく走り切り後続を寄せ付けなかった。
前半楽なペースで行けたのは確かだが、自分でペースを上げて上がりがかかる展開を作り逃げ切るのだからスタミナはいいものを持っている。6着以下は直線で脚が使えなかったので、ただ単に展開に助けられたわけではない。
2着 サトノフラッグ 牡
戸崎騎手
中団のポジション。
4コーナーでマクリ。先行馬を射程圏内に入れたが、直線の上り坂で脚が鈍り2着まで。直線、内にモタれていた。
マクって行くときのスピードは目立った。弥生賞ディープ記念を勝った時のような脚を見せてくれたのは安心材料ではある。今回に関しては休み明けの影響もあったかもしれないので、収穫があったレースではないかと思う。
凡走してしまう時の原因がつかめないが、精神的な弱さがあるのかなと思う部分はある。今回のように自分のペースで走れれば実力を発揮できている印象。
3着 ガロアクリーク 牡
川田騎手
あまりダッシュがつかなかったが、促して前へ。
サトノフラッグに4コーナーでマクられて前に出られ、直線では進路が狭くなるシーンもあったが、怯まずに最後まで粘っていた。
騎手は休み明けを敗因に挙げていて、自分も休み明けなら及第点かなという印象だった。
4着 ラインハイト 牡
北村友騎手
中団のポジション。
上位との差はあまり詰められなかったが、最後まで食い下がって頑張っていた。
上位5頭でこの馬以外は重賞勝ち馬。5着と6着が1秒以上離れていることを見ると、この馬も2勝クラスだが能力を秘めている。
5着 ヴァルコス 牡
三浦騎手
ダッシュつかず中団後方のポジション。
ペースが遅かった前半から追走が忙しく、ギアもなかなか上がらなかった。直線半ばでやっと加速し、良い伸びを見せた。
6着 ココロノトウダイ 牡
丸山騎手
少し促すとダッシュよく前へ。
ペースが上がると追走が忙しくなり、直線では伸びがなかった。
7着 フィリオアレグロ 牡
M.デムーロ騎手
中団後方のポジション。
1コーナー辺りで馬群が凝縮した時に頭を上げる仕草を見せた。馬のリズムを守った結果、一旦は最後方までポジションを下げた。
3コーナーで鞭を入れてスピードに乗せていくも、4コーナーで手応えがなくなったからか騎手はあまり無理しなかった。
まとめ
5着と6着の差が1秒以上開き、上位5頭中4頭が重賞勝ち馬なので、見た通りに強い馬が好走したレースでした。
勝ったバビットのしぶとさが目立った印象です。
▼詳しい情報はJRAのHPをご覧ください。