この記事では、2020年9月26,27日の
- 中山競馬場(9/27 オールカマー)
- 中京競馬場(9/27 神戸新聞杯)
の芝レースの馬場傾向を分析しています。
最後に、まとめとして来週に向けて注目すべき点を書いています。
中山競馬場・芝コース(Cコース)
- クッション値:9.2(-0.5) 標準
- 含水率:ゴール前 13.6(+2.2)、4コーナー 12.9(+2.1) 稍重
開催3週目、Cコース1週目。内柵がBコース時から3m外に移動し、傷んだ箇所が減った。
野芝のみ。
土曜日(9月26日)
- クッション値:9.7(+0.5) 標準
- 含水率:ゴール前 12.6(-1.0)、4コーナー 12.9(±0) 稍重
断続的に小雨が降った。
全レース稍重馬場で行われた。
時計はかかり気味だが、稍重馬場を加味すれば先週と比べて上がりがかかっていない印象だった。少し時計が速くなっているかもしれない。
差しも利く馬場。
Cコースに替わったが、直線内柵から数頭分は避けた方が良い印象だった。(馬場が乾けば問題なくなるかもしれない)
(メモ)
1R 牝2歳未 1200外 稍重 1:10.2
ハイペース(34.3-35.9 -1.6) 上がり 35.9(11.9-11.9-12.1)
逃-好差(内)-先-好差-好差
2R 2歳未 1800内 稍重 1:50.1
スローペース(5F 62.1 +0.9) 上がり 36.0(11.8-12.1-12.1)
好差-差-好差(内)-先-逃 残4Fからペースが流れた 2つの集団に分かれ直線へ
5R 2歳新馬 1600外 稍重 1:36.1
ハイペース(34.0/45.6-50.5/38.3 -4.9) 上がり 38.3(12.2-13.2-12.9)
差-差3,4角押上-差-先-追 先頭が大きく離して逃げる展開,2番手は47.0ぐらいで通過
6R 1勝 2000内 稍重 2:02.0
スローペース(61.9-60.1 +1.8) 上がり 36.4(11.7-12.1-12.6)
好差-差-逃-差-好差(内) 残5Fから徐々にペースが流れた
9R 2歳OP 1200外 稍重 1:09.9
ハイペース(34.2-35.7 -1.5) 上がり 35.7(11.8-11.7-12.2)
逃-先-好差-好差-差
10R 2勝 2500内 稍重 2:35.0
全体的にはミドルペース 上がり 37.4(12.4-12.4-12.6)
差-好差-好差-----追3,4角押上-差 3番手以下はスローペースか,3角手前からペースアップ
日曜日(9月27日) オールカマー
- クッション値:9.7(±0) 標準
- 含水率:ゴール前 12.1(-0.5)、4コーナー 13.4(+0.5) 稍重
全レース稍重馬場で行われた。
時計は標準~かかり気味。稍重馬場を加味すれば先週と比べて時計は速くなっていると思われる。(良馬場にならなかったので確認できなかった)
差しも利く馬場。
直線、内柵から数頭分は避けた方が良さそう。通ったらダメではないが、内を避けた方が伸びる印象だった。
ペースが落ち着き余力があれば内を通っても大丈夫かもしれないが、ペースが流れれば差し馬が外から伸びてくる構図をよく見た。
(メモ)
3R 2歳未 1600外 稍重 1:36.9
ミドルペース(36.0/48.2-48.7/36.3 -0.5) 上がり 36.3(11.8-11.9-12.6)
先-逃-好差(内)-差(内)-好差
5R 2歳新馬 2000内 稍重 2:06.1
スローペース(65.5-60.6 +4.9) 上がり 35.8(11.8-11.9-12.1)
好差-先-好差-先-差
7R 1勝 1600外 稍重 1:35.1
ミドルペース(35.9/47.5-47.6/35.8 -0.1) 上がり 35.8(11.8-11.8-12.2)
好差-差-追3,4角押上-差-差
8R 1勝 1200外 稍重 1:09.2
ハイペース(33.6-35.6 -2.0) 上がり 35.6(11.8-11.8-12.0)
差-追3,4角押上-先-追-逃
9R 2勝 1600外 ハンデ 稍重 1:35.7
スローペース(37.0/48.9-46.8/35.2 +2.1) 上がり 35.2(11.6-11.2-12.4)
先-追3,4角押上-好差-先-逃 残4Fからペースアップ
11R G2 2200外 稍重 2:15.5
スローペース(5F 64.3 +2.7) 上がり 35.2(11.5-11.5-12.2)
差-先-先-先-好差 残5Fからペースアップ
中京競馬場・芝コース(Bコース)
- クッション値:10.6(+0.3) やや硬め
- 含水率:ゴール前 11.7(-1.9)、4コーナー 13.8(+1.1) 良
開催3週目、Bコース1週目。内柵がAコース時から3m外に移動し、傷んだ箇所が減った。
野芝のみ。
土曜日(9月26日)
- クッション値:9.5(-1.1) 標準
- 含水率:ゴール前 15.2(+3.5)、4コーナー 15.7(+1.9) 稍重
3Rまでが稍重馬場、5R以降が良馬場で行われた。
時計はやや速い。午前中は稍重馬場だったので、明日になって馬場がさらに乾けば時計が速くなる可能性はある。
速い時計も出る馬場なので前は止まりづらい感じはあるが、差しも利く。差し馬は瞬発力がある馬が活躍していた印象。
直線の内柵から3,4頭分が伸びない馬場ではないが避けた方がいいか。雨が降ればその傾向は強くなる印象を受けた。
(メモ)
2R 牝2歳未 1600 稍重 1:34.0
ミドルペース(35.0/47.0-47.0/35.2 ±0) 上がり 35.2(11.7-11.6-11.9)
好差 3角押上-差-差-好差(内)-差(内) 先団固まって直線
3R 2歳未 2000 稍重 2:01.5
スローペース(61.2-60.3 +0.9) 上がり 35.7(11.7-11.7-12.3)
先-差-追-差-差3,4角押上 中盤緩む
5R 2歳新馬 1400 1:23.4
スローペース(36.2-12.1-35.1 +1.1) 上がり 35.1(12.0-11.4-11.7)
好差-先-先-先-差
8R 1勝 1400 1:20.5
ハイペース(33.8-11.7-35.0 -1.2) 上がり 35.0(11.6-11.6-11.8)
好差-差-差(内)-先-追
10R 牝2勝 2000 2:00.0
スローペース(61.8-58.2 +3.6) 上がり 34.8(11.5-11.6-11.7)
差(内)---逃-先-差-差 残5Fからペースが流れた
11R 3勝 1200 1:08.1
ハイペース(33.2-34.9 -1.7) 上がり 34.9(11.3-11.7-11.9)
先-好差-逃-追(内)-差 先頭が少し離して逃げる展開,2番手以下はミドルペース
日曜日(9月27日) 神戸新聞杯
- クッション値:9.6(+0.1) 標準
- 含水率:ゴール前 14.0(-1.2)、4コーナー 14.0(-1.7) 良
全レース良馬場で行われた。
時計は標準的。土曜日より上がり3Fが少しかかっていたので、向かい風の影響はあったのかもしれない。差しも利く馬場。
直線の内は通っても問題なかった。
(参考:14時頃から西からの風(直線で外から斜めに向かい風)が吹いていた)
(メモ)
3R 2歳未 1400 1:22.3
ハイペース(34.1-12.0-36.2 -2.1) 上がり 36.2(11.9-11.8-12.5)
先-逃-好差(内)-先-差 3角でペースが落ちた
4R 牝2歳新馬 1400 1:22.6
ハイペース(34.0-11.5-37.1 -3.1) 上がり 37.1(11.8-12.5-12.8)
先-好差(内)-追-追(内)-差(内)
5R 2歳新馬 2000 2:02.6
スローペース(63.4-59.2 +4.2) 上がり 35.6(11.6-11.5-12.5)
逃-先-先-好差 3角押上-好差 残4Fからペースアップ
8R 1勝 2000 2:00.6
ハイペース(59.6-61.0 -1.4) 上がり 36.4(12.2-12.0-12.2)
先-追-差-好差(内)-逃 3.4角緩む
9R 2勝 1200 1:09.3
スロー~ミドルペース(34.8-34.5 +0.3) 上がり 34.5(11.6-11.2-11.7)
先-先-好差-好差(内)-先 前残り
11R 3歳G2 2200 2:12.5
ミドルペース(5F 59.9 -0.3) 上がり 36.2(12.2-11.8-12.2)
差(内)-追-差(内)-先-差 1角でペースが落ち,3角手前から再び流れた
来週に向けて
中山は、 土日ともに稍重馬場で行われた。差しも利く馬場。
それと、時計が少し速くなっている可能性がある。
直線、内柵から数頭分は避けた方が良さそう。通ったらダメではないが、内を避けた方が伸びる印象だった。
ペースが落ち着き余力があれば内を通っても大丈夫かもしれないが、ペースが流れれば差し馬が外から伸びてくる構図をよく見た。
稍重馬場だったので良馬場になった時にどうなるかわからないが、今週は外の方が伸びる馬場だった。
中京は、道悪だったり、風の影響だったりで傾向が見極めづらいが、基本的には時計が速く前が止まりづらい。やや先行有利。
直線内側の馬場は雨が降ると悪くなる感じで、避けた方がベター。
▼先週の馬場傾向はこちらの記事に書いています。
▼詳しい情報はJRA等のHPをご覧ください。