この記事では、2021年2月27,28日の
- 中山競馬場(2/28 中山記念)
- 阪神競馬場(2/28 阪急杯)
- 小倉競馬場
の芝レースの馬場傾向を分析しています。
最後に、まとめとして次週に向けて注目すべき点を書いています。
中山競馬場(Aコース)
◆クッション値:12.1 硬め
◆含水率:ゴール前 7.2
4コーナー 8.0 良
※1 共に金曜朝の時点
開催1週目(開幕週)、Aコース1週目。
金曜日に散水。
2月27日(土)
◆クッション値:11.9(-0.2) やや硬め
◆含水率:ゴール前 7.6(+0.4)
4コーナー 9.2(+1.2) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
速い時計が出る馬場状態。開幕週の綺麗な馬場・乾いた状態で、前にいる馬は止まりづらく先行有利。
4コーナーが少し掘れる。
(メモ)
5R 牝3歳未 1800内 1:49.8
スローペース(5F 62.8 +1.8) 上がり 34.8(11.7-11.2-11.9)
好差 3,4角押上-逃-先---差-先
6R 3歳未 2000内 2:01.4
スローペース(61.6-59.8 +1.8) 上がり 36.5(11.8-12.2-12.5)
先-逃-----好差-好差 向正面押上-追 残5Fからペースアップ 隊列かなり縦長で直線
9R 3歳1勝 2200外 2:16.7
スローペース(5F 65.0 +2.9) 上がり 34.5(11.8-11.2-11.5)
先-先-逃-好差(内)-先 残5Fからペースアップ 横に広がり直線
10R 2勝 1800内 1:49.0
スローペース(5F 62.3 +1.7) 上がり 34.4(11.5-11.2-11.7)
先-好差-好差(内)-先-好差 出走9頭
11R 3勝 1600外 1:31.8
ハイ~ミドルペース(34.3/45.5-46.3/34.8 -0.8) 上がり 34.8(11.5-11.4-11.9)
先-先-好差-好差(内)-好差(内) 隊列やや縦長で直線
2月28日(日) 中山記念
◆クッション値:12.2(+0.3) 硬め
◆含水率:ゴール前 8.9(+1.3)
4コーナー 9.9(-0.7) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
速い時計が出る馬場状態。開幕週の綺麗な馬場・乾いた状態で、前にいる馬は止まりづらく先行有利。
4コーナー~直線にかけてが少し掘れる。
(メモ)
5R 3歳未 1600外 1:35.2
ミドルペース(35.6/47.7-47.5/35.2 +0.2) 上がり 35.2(12.0-11.6-11.6)
差-先-好差-逃-差 中盤やや緩む
6R 3歳1勝 1600外 1:33.4
ミドルペース(35.5/47.0-46.4/34.5 +0.6) 上がり 34.5(11.7-11.2-11.6)
先-先-好差 4角押上-逃-好差 出走7頭
9R 牝3歳1勝 1800内 1:48.6
スローペース(5F 62.1 +1.8) 上がり 34.2(11.7-10.9-11.6)
先-好差 3,4角押上-好差 3,4角押上-先-逃
11R G2 1800内 1:44.9(レコードタイ)
ペース(5F 57.8 -0.5) 上がり 35.3(11.7-11.5-12.1)
好差-好差(内)-先-好差-先 前3頭が後続を離し,4番手は5F 59.1ぐらい(スロー~ミドル)で通過 隊列縦長で直線
阪神競馬場(Aコース)
◆クッション値:9.7(-0.4) 標準
◆含水率:ゴール前 9.3(+0.7)
4コーナー 10.6(-0.1) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は先週日曜比
開催3週目、Aコース3週目。
2月27日(土)
◆クッション値:9.7(±0) 標準
◆含水率:ゴール前 9.4(+0.1)
4コーナー 10.6(±0) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
速い時計が出る馬場状態。速い時計が出るなら先行有利になるものだが、ペースが速くなれば追込が決まっていた。これには風の影響があったかもしれない。
内回り3,4コーナーが少し掘れる。
(参考:1日を通してやや強い北風(直線で内からの横風)が吹いた)
(メモ)
5R 3歳未 1600外 1:33.8
スローペース(35.4/47.4-46.4/34.4 +1.0) 上がり 34.4(11.6-11.1-11.7)
差-好差-差-差-先 先団固まり直線
9R 3勝 3200外・内 ハンデ 3:14.9
ラップ(59.4-63.7-59.2-12.6) 上がり 36.1(12.0-11.5-12.6)
逃---先-好差(内)-好差(内)-差(内) 序盤速く,中盤緩む 残6Fからペースアップ
10R 3歳L 1200内 1:08.5
ハイペース(33.0-35.5 -2.5) 上がり 35.5(10.8-11.8-12.9)
追-追-好差(内)-差-差(内) 隊列かなり縦長で直線
12R 2勝 1400内 1:20.0
ハイペース(33.2-11.1-35.7 -2.5) 上がり 35.7(11.0-12.3-12.4)
追-追-差-先-追 隊列縦長で直線
2月28日(日) 阪急杯
◆クッション値:10.0(+0.3) 標準
◆含水率:ゴール前 8.1(-1.3)
4コーナー 9.4(-1.2) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
速い時計が出る馬場状態。先行有利だが、瞬発力のある差し馬も来ていた。
内回り3,4コーナーが少し掘れる。全体的にも馬場内側が少し荒れてきた。
(参考:正午過ぎまでやや強い東からの風(直線で追い風)が吹いた)
(メモ)
4R 牝3歳未 1800外 1:46.6
スローペース(5F 60.1 +0.9) 上がり 34.1(11.3-11.4-11.4)
追-追-好差-逃-差(内) 一団で直線
5R 3歳未 2000内 2:02.1
スローペース(62.4-59.7 +2.7) 上がり 34.6(12.0-11.1-11.5)
逃-先-好差-先-追 先団固まり直線
8R 2勝 2400外 2:24.1(レコードタイ)
スロー~ミドルペース(5F 60.9 +0.9) 上がり 34.6(11.2-11.2-12.2)
好差 4角押上---好差-先-好差-先 集団2つに分かれた 残4Fからペースアップ 一団で直線 出走7頭
10R 3歳L 2200内 2:12.4
スローペース(5F 60.3 +0.1) 上がり 35.1(11.7-11.6-11.8)
差4角押上-差-好差-先-先 序盤速く,1角でペース落ちた 出走8頭
11R G3 1400内 1:19.2(レコード更新)
ミドルペース(34.0-11.4-33.8 +0.2) 上がり 33.8(11.2-10.8-11.8)
逃-好差(内)-先-好差-差
小倉競馬場(Bコース)
◆クッション値:7.6(-2.4) やや軟らかめ
◆含水率:ゴール前 12.4(+4.4)
4コーナー 11.9(+3.7) 重
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は先週日曜比
開催7週目、Bコース3週目。
2月27日(土)
◆クッション値:8.9(+1.3) 標準
◆含水率:ゴール前 11.4(-1.0)
4コーナー 11.0(-0.9) 重
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
7Rまでが重馬場、10R以降が稍重馬場で行われた。
時計は標準的。重・稍重にしては時計がかかっている印象はなかった。
差しも利く。
コース内側が荒れているので内を避けて走る傾向だったが、馬場が乾いていくと内を狙う騎手も出てきた。
直線は真ん中より外の方が伸びる箇所に見えたが、内でも馬のタイプ次第では走れなくもない。
(メモ)
2R 3歳未 1200 重 1:09.3
ハイペース(33.4-35.9 -2.5) 上がり 35.9(11.6-12.0-12.3)
差-先-先-好差-差
5R 3歳未 1800 重 1:49.5
スロー~ミドルペース(5F 61.5 +0.7) 上がり 35.8(12.0-12.0-11.8)
好差-好差 3,4角押上---先-好差---追
6R 1勝 1200 重 1:09.2
ハイペース(33.7-35.5 -1.8) 上がり 35.5(11.7-11.9-11.9)
好差-差-先-好差-差 先団固まり直線
7R 1勝 2000 重 2:02.3
スロー~ミドルペース(61.4-60.9 +0.5) 上がり 36.5(12.1-12.0-12.4)
先(内)-好差-差-追-好差 前2頭が後続を離し,3番手は5F 62.4ぐらい(スロー)で通過
10R 牝1勝 2000 稍重 2:03.4
スローペース(63.5-59.9 +3.6) 上がり 35.6(11.9-11.7-12.0)
好差-差-逃(内)-先-好差(内) 残5Fから徐々にペース流れた
11R 2勝 1200 稍重 1:08.3
ハイペース(33.1-35.2 -2.1) 上がり 35.2(11.0-11.9-12.3)
先-先(内)-差-差-先
2月28日(日)
◆クッション値:9.0(+0.1) 標準
◆含水率:ゴール前 9.7(-1.7)
4コーナー 9.8(-1.2) 稍重
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース稍重馬場で行われた。
時計は標準的。外を通った方が伸びる馬場なので、よく差しが決まっていた。
向正面、4コーナー~直線のコース内側が掘れる。
内を避けて走る傾向だったが、後半のレースになるにつれて内を狙う騎手も出てきた。
直線は真ん中より外を通った方がいい。
(メモ)
2R 3歳未 2000 稍重 2:02.5
スローペース(62.8-59.7 +3.1) 上がり 36.5(11.8-12.2-12.5)
先-差-好差 3,4角押上-好差-好差 残5Fからペースアップ 内外分かれて直線
5R 牝3歳未 2000 稍重 2:04.6
スローペース(63.8-60.8 +3.0) 上がり 36.4(12.3-11.8-12.3)
先-差-好差-先-差 先頭が後続を離し,2番手は5F 64.8ぐらいで通過 残4Fからペースアップ
6R 3歳未 1200 稍重 1:09.6
ハイペース(33.2-36.4 -3.2) 上がり 36.4(12.0-12.3-12.1)
差-差-差-好差-追
8R 1勝 2600 稍重 2:43.4
スローペース(64.9-62.8-35.7) 上がり 35.7(11.7-11.9-12.1)
好差-先-逃---先-好差 残5Fからペースアップ 出走8頭
9R 牝1勝 1200 稍重 1:09.2
ハイペース(33.4-35.8 -2.4) 上がり 35.8(11.4-12.0-12.4)
好差-好差-追-差-差 隊列やや縦長で直線
11R 3勝 1200 ハンデ 稍重 1:08.7
ハイペース(32.8-35.9 -3.1) 上がり 35.9(11.5-12.0-12.4)
差-差-追-追3,4角押上-差
12R 1勝 1800 稍重 1:48.9
ミドルペース(5F 60.9 +0.4) 上がり 36.3(12.0-12.0-12.3)
好差-差-差-好差(内)-差 序盤かなり遅く,4F目から一気にペースアップ
次週に向けて
中山は、速い時計が出る馬場状態で先行有利。
阪神は、速い時計が出る馬場状態で先行有利。差し馬は瞬発力のあるタイプがいい。
小倉は、2日とも道悪でレースが行われた。内を避けて走った方がいい傾向にあった。
▼先週の馬場傾向はこちらの記事に書いています。
▼詳しい情報はJRA等のHPをご覧ください。
▼ペースは独自に判断しています。