この記事では、2021年1月16,17日の
- 中山競馬場(1/17 京成杯)
- 中京競馬場(1/16 愛知杯、1/17 日経新春杯)
- 小倉競馬場
の芝レースの馬場傾向を分析しています。
最後に、まとめとして次週に向けて注目すべき点を書いています。
中山競馬場(Cコース)
◆クッション値:10.1(-0.7) やや硬め
◆含水率:ゴール前 10.5(-0.5)
4コーナー 10.7(+0.5) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は今週月曜比
開催7週目、Cコース3週目。
1月16日(土)
◆クッション値:10.4(+0.3) やや硬め
◆含水率:ゴール前 10.2(-0.3)
4コーナー 9.8(-0.9) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
時計は標準的。ペースが遅くても差しが利く。直線は荒れた内側を避けて通った方が伸びる馬場だからだろう。
コース内側が少し掘れる。
(参考:13時・14時台にやや強い南西からの風(直線で追い風)が吹いた)
(メモ)
5R 3歳未 2000内 2:01.9
ハイペース(60.4-61.5 -1.1) 上がり 37.0(12.0-11.9-13.1)
差向正面押上-好差 3角押上-先-先-先 集団2つに分かれて直線
6R 3歳新馬 1600外 1:36.4
スロー~ミドルペース(36.4/48.6-47.8/35.8 +0.8) 上がり 35.8(12.1-11.7-12.0)
追-差-先-先---差向正面押上 隊列かなり縦長⇒馬群凝縮し直線
9R 牝3歳1勝 1600外 1:36.1
スローペース(36.9/49.1-47.0/34.8 +2.1) 上がり 34.8(12.0-11.3-11.5)
好差-差-差-先-追
11R OP 1200外 ハンデ 1:09.2
ミドルペース(34.5-34.7 -0.2) 上がり 34.7(11.9-11.0-11.8)
好差 4角押上-好差-逃-好差-差 3,4角やや緩む
12R 牝2勝 1800内 1:48.3
ミドルペース(5F 60.1 -0.1) 上がり 36.4(12.1-11.9-12.4)
先-好差-逃-差-好差(内) 隊列かなり縦長⇒馬群凝縮し直線
1月17日(日) 京成杯
◆クッション値:10.5(+0.1) やや硬め
◆含水率:ゴール前 10.7(+0.5)
4コーナー 9.8(±0) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
時計は標準的。昨日は直線荒れた内を避けた方が良いと感じたが、今日は内でも走れている馬もいた。読みづらいが、パワーや持久力がある馬なら大丈夫なのかもしれない。それでも内の荒れた部分を避けた方が伸びる馬場なのは確か。
コース内側が少し掘れ、掘れ具合もだんだん大きくなってきた。
(メモ)
5R 牝3歳未 1600外 1:36.4
スローペース(36.4/48.8-47.6/34.9 +1.2) 上がり 34.9(12.0-11.3-11.6)
差4角押上-先-好差-差-逃 横に広がり直線
7R 1勝 1600外 1:35.9
スロー~ミドルペース(36.1/48.3-47.6/35.4 +0.7) 上がり 35.4(12.1-11.4-11.9)
先-逃-差向正面押上-好差(内)-差 横に広がり直線
9R 3勝 1200外 1:09.1
ミドルペース(34.4-34.7 -0.3) 上がり 34.7(11.5-11.3-11.9)
先-好差(内)-好差-好差-追 集団2つに分かれ直線
11R 3歳G3 2000内 2:03.1
スローペース(63.7-59.4 +4.3) 上がり 35.2(11.9-11.3-12.0)
先-逃-好差-先-差 残4Fからペースアップ
12R 2勝 1200外 1:09.2
ハイペース(33.6-35.6 -2.0) 上がり 35.6(11.6-11.5-12.5)
先-先-追-差-先
中京競馬場(Aコース)
◆クッション値:10.0(-0.2) 標準
◆含水率:ゴール前 12.5(-1.1)
4コーナー 12.1(±0) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は今週月曜比
開催3週目、Aコース3週目。
1月16日(土) 愛知杯
◆クッション値:10.2(+0.2) やや硬め
◆含水率:ゴール前 13.0(+0.5)
4コーナー 10.7(-1.4) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
ペースが速くなれば速い時計が出るが、持久力は必要になってくる。
今週月曜日より馬場が回復していて初めは内有利な感じだったが、レースが行われるごとに馬場の荒れは進んでいった。明日の傾向を見て変化があるのか判断したい。
午前中は砂埃は少なく先週より馬場は湿っている感じだったが、時間の経過とともにだんだん乾いていった。
馬場内側の荒れはコース全体的に広がったものの、馬場が乾くにしたがって馬場の掘れ具合も小さくなっていった。直線入口は内から乾き、外だけが掘れていたせいか内が有利に見えた。
しかし、最終レースの頃には掘れ具合も先週と同じぐらいになっていた。
1日の間にも変化が大きく判断が難しかった。
(メモ)
5R 3歳未 1600 1:34.1
ハイペース(34.3/45.8-48.3/36.5 -2.5) 上がり 36.5(11.8-11.8-12.9)
逃-先-好差-好差(内)-追 縦にバラけた隊列のまま直線
6R 3歳新馬 2000 2:02.1
ミドルペース(61.2-60.9 +0.3) 上がり 36.1(12.0-11.9-12.2)
先 2角押上-好差 向正面押上-先-好差(内)-好差
9R 2勝 2200 2:11.2
ミドルペース(5F 59.2 -0.4) 上がり 35.8(11.9-11.6-12.3)
好差-----先-差3,4角押上-先-先 縦長の隊列⇒一団で直線
10R 牝3歳 L 1400 1:20.6
ハイペース(33.5-11.5-35.6 -2.1) 上がり 35.6(11.8-11.7-12.1)
先---好差-差-先-先 一団で直線
11R 牝G3 2000 ハンデ 1:58.7
ハイペース(57.9-60.8 -2.9) 上がり 36.4(12.3-12.0-12.1)
差-差---追-追-追 前3頭が後続を離し,4番手は5F 59.3ぐらい(ミドル)で通過 一団で直線
1月17日(日) 日経新春杯
◆クッション値:10.4(+0.2) やや硬め
◆含水率:ゴール前 12.4(-0.6)
4コーナー 12.2(+1.5) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
昨日と同じく、ペースが速くなれば速い時計が出るが、持久力が必要になる馬場。
馬場内側の荒れはコース全体的に広がっていて少し掘れる。4コーナーが特に荒れているが避けて通る様子はなく、むしろ内有利な感じもした。
ただ、掘れる馬場ではあるので苦にする馬もいるのは頭に入れておきたい。
(メモ)
5R 3歳未 2000 2:01.6
スローペース(61.3-60.3 +1.0) 上がり 35.3(11.7-11.5-12.1)
先-差3,4角押上-逃-好差-先
9R 3歳1勝 2200 2:13.6
スローペース(5F 61.1 +0.4) 上がり 35.1(11.7-11.5-11.9)
好差(内)-差(内)-逃---先-先 1角でペース落ちた 出走8頭
11R G2 2200 ハンデ 2:11.8
ミドルペース(5F 60.7 +0.8) 上がり 35.7(11.8-11.7-12.2)
先-好差-追-好差(内)-差(内) 1,2角緩むも,そこ以外はペース流れた 一団で直線
12R 2勝 1600 1:33.3
ミドルペース(35.5/47.0-46.3/34.8 +0.7) 上がり 34.8(11.3-11.4-12.1)
先-逃---好差---差-差
小倉競馬場(Aコース)
◆クッション値:9.6 標準
◆含水率:ゴール前 9.0
4コーナー 9.4 良
※1 共に金曜朝の時点
開催1週目(開幕週)、Aコース1週目。
1月16日(土)
◆クッション値:8.8(-0.8) 標準
◆含水率:ゴール前 8.5(-0.5)
4コーナー 8.8(-0.6) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
時計はかなり速い。馬場も綺麗なので前に行った馬が止まりづらく、先行・内有利。それでもペースが速くなれば差しが利かなくもない。
1200mでは先行有利が特に顕著で、3レースすべて(2勝クラスまで)が逃げ切り勝ちだった。
1800m以上になると途中で動いていく馬がいたりするので展開次第で差しが決まったりする。
(メモ)
2R 3歳未 1200 1:07.1
ミドルペース(33.2-33.9 -0.7) 上がり 33.9(11.2-11.2-11.5)
逃---先-好差(内)-好差(内)-差 隊列縦長で直線
6R 3歳未 1800 1:47.9
ミドルペース(5F 59.2 -0.7) 上がり 36.6(12.4-11.8-12.4)
差3,4角マクリ-追向正面押上---差-好差-先 序盤が速く,中盤ペース緩む 横に広がり直線
7R 1勝 1200 1:06.9
ミドルペース(33.1-33.8 -0.7) 上がり 33.8(11.1-11.1-11.6)
逃-先-好差(内)---好差(内)-追(内) 隊列やや縦長で直線
9R 牝1勝 2000 1:58.3
ハイペース(58.5-59.8 -1.3) 上がり 35.9(12.1-11.8-12.0)
先-逃---差-差向正面押上-好差(内)
10R 2勝 1200 ハンデ 1:07.4
ハイペース(32.9-34.5 -1.6) 上がり 34.5(11.0-11.2-12.3)
逃---先-差(内)-差(内)-追(内) 隊列縦長で直線
11R 3勝 1800 1:46.2
ミドルペース(5F 58.2 -0.8) 上がり 35.9(11.8-11.8-12.3)
追向正面押上-差3,4角押上-好差-好差-先 中盤やや緩む 横に広がり直線
1月17日(日)
◆クッション値:9.7(+0.9) 標準
◆含水率:ゴール前 8.1(-0.4)
4コーナー 8.3(-0.5) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
時計はある程度速い時計はあったものの、レースレベルなのか、1日コースを使い時計が掛かるようになったのかは判断つかないが、昨日ほど速くなかった。
長距離のレースではペースが遅くても持久力が必要だった事から考えると、ペースが速くなれば速い時計は出るが、軽くて前が止まらない馬場ではなく、持久力も必要になるか。差しも利く。
(メモ)
2R 3歳未 1200 1:09.1
ハイペース(33.3-35.8 -2.5) 上がり 35.8(11.8-11.8-12.2)
追-好差(内)-好差-先-好差 3,4角やや緩む 先団固まり直線
5R 3歳新馬 1200 1:08.5
ハイペース(33.8-34.7 -0.9) 上がり 34.7(11.7-11.3-11.7)
先-逃-好差(内)-好差-好差 3,4角やや緩む 集団2つに分かれ直線
6R 3歳未 2000 2:00.7
ミドルペース(59.6-61.1 -1.5) 上がり 35.8(12.1-11.6-12.1)
差向正面押上-先-好差-先-先 2角でペース落ちた 横に広がり直線
8R 1勝 1800 1:46.5
ハイペース(5F 58.3 -0.9) 上がり 36.3(11.9-12.3-12.1)
差(内)-先-好差-追-追(内)
9R 1勝 1200 1:08.4
ハイペース(33.7-34.7 -1.0) 上がり 34.7(11.2-11.4-12.1)
好差-先-差3,4角押上(内)-先-逃
10R 1勝 2600 2:39.1
スローペース 上がり 35.6(12.0-11.9-11.7)
差3,4角押上-先-追3,4角押上-追-逃 残4Fからペース流れた
12R 2勝 1800 1:46.6
ミドルペース(5F 59.4 +0.2) 上がり 34.9(11.8-11.3-11.8)
逃-好差 4角押上-好差-好差-差 中盤やや緩む
次週に向けて
中山は、直線荒れた内側を避けた方が伸びやすい馬場だが、内でも走れる馬もいて読むのが難しい。
コース内側が少しずつ荒れてきた。
中京は、馬場内側が荒れているのに速い時計が出る不思議な馬場。
小倉は、ペースが速くなれば速い時計も出るが、前が止まらない馬場ではなく差しも利く。
▼先週の馬場傾向はこちらの記事に書いています。
▼詳しい情報はJRA等のHPをご覧ください。