この記事では、2021年1月9,10,11日の
- 中山競馬場(1/11 フェアリーS)
- 中京競馬場(1/10 シンザン記念)
の芝レースの馬場傾向を分析しています。
最後に、まとめとして次週に向けて注目すべき点を書いています。
中山競馬場(Cコース)
◆クッション値:10.1(-0.1) やや硬め
◆含水率:ゴール前 11.2(-0.6)
4コーナー 10.9(+0.5) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は今週火曜比
開催6週目、Cコース2週目。
1月9日(土)
◆クッション値:10.3(+0.2) やや硬め
◆含水率:ゴール前 10.7(-0.5)
4コーナー 10.6(-0.3) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
時計は標準ぐらい。1月5日と同じか、若干だが時計が掛からなくなった。
ペース次第で差しも決まるフラットな馬場か。
馬場内側が若干掘れる。直線は荒れた内を避けた方がいいのか、避けなくてもいいのかは微妙な所。今日の段階ではペースが遅いと内でも大丈夫だが、ペースが流れると内を避けた方がいいのかなと思った。
(メモ)
5R 3歳新馬 1600外 1:35.6
ミドルペース(35.8/47.8-47.8/35.8 ±0) 上がり 35.8(11.9-11.8-12.1)
追-逃-先-差-好差(内) 直線内若干掘れる
6R 3歳未 2000内 2:02.7
スローペース(63.0-59.7 +3.3) 上がり 35.3(11.8-11.4-12.1)
好差-先-好差(内)-差-好差 3,4角押上
11R L 1600外 1:33.2
ミドルペース(35.2/46.7-46.5/34.8 +0.2) 上がり 34.8(11.8-11.2-11.8)
好差-差-好差-追-差 隊列やや縦長で直線
12R 2勝 2200外 2:15.2
スローペース(5F 62.8 +1.3) 上がり 35.0(11.8-11.4-11.8)
好差(内)-先-逃-好差-差 横に広がって直線
1月10日(日)
◆クッション値:10.3(±0) やや硬め
◆含水率:ゴール前 10.0(-0.7)
4コーナー 10.6(±0) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
時計は標準ぐらい。ペース次第で差しも決まるフラットな馬場か。
馬場内側が若干掘れる。直線は荒れた内側を避けた方がいいのだろうが、余力があれば内を通っても大丈夫で、ペース次第なところはある。
そこまで馬場が荒れているようには見えないのに内側が微妙な感じなのは、外側の馬場が綺麗だから差が出ていると推測した。
(メモ)
5R 3歳未 2200外 2:16.9
スローペース(5F 64.2 +2.0) 上がり 35.6(12.0-11.5-12.1)
差-追3,4角押上-好差 向正面押上---好差(内)-好差 先団横に広がり直線
6R 3歳新馬 2000内 2:04.8
スローペース(64.4-60.4 +4.0) 上がり 35.1(12.0-11.2-11.9)
好差 3,4角押上-好差 3,4角押上---先-逃-先 集団2つに分かれて直線
9R 3歳1勝 1200外 1:09.2
ハイペース(33.3-35.9 -2.6) 上がり 35.9(11.6-11.5-12.8)
追-追-差-追-好差(内) 先団横に広がり直線
10R 3勝 1600外 ハンデ 1:32.9
ミドルペース(34.9/46.3-46.6/35.1 -0.3) 上がり 35.1(11.6-11.1-12.4)
好差 4角押上---逃-追-先-差
12R 2勝 1600外 1:34.2
ミドルペース(35.8/47.3-46.9/35.4 +0.4) 上がり 35.4(11.4-11.4-12.6)
逃-追-好差 4角押上-差(内)-差 隊列縦長で直線
1月11日(月) フェアリーS
◆クッション値:10.8(+0.5) やや硬め
◆含水率:ゴール前 11.0(+1.0)
4コーナー 10.2(-0.4) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
時計は標準~やや掛かる。ペース次第で差しも決まるフラットな馬場だったが、最終レースではスローペースでも差しが決まっていた。馬場に変化があったようなのでそれは以下に記述する。
時計も少し掛かるようになった印象。
それほど荒れているようには見えないが、内側の馬場が若干掘れる。昨日までは直線内を通ってもペース次第では大丈夫だったが、最終レースを見ると外が伸びる馬場に移行しつつあると感じた。
レースを使ったことによって内側の荒れが進んだと思われる。
(メモ)
5R 3歳未 1600外 1:35.2
ミドルペース(35.5/47.6-47.6/35.4 ±0) 上がり 35.4(12.2-11.4-11.8)
逃-先-好差 4角押上-差向正面押上-先 中盤やや緩む
10R 3勝 2200外 2:16.7
スローペース(5F 65.6 +3.5) 上がり 35.1(11.6-11.5-12.0)
先 向正面押上-先-好差-差2角押上-好差(内) 残5Fからペースアップ 一団で直線
11R 牝3歳G3 1600外 1:34.4
ハイペース(35.8/46.8-47.6/35.7 -0.8) 上がり 35.7(12.0-11.9-11.8)
差-差-追-好差 4角押上-好差(内)
12R 1勝 2000内 2:03.4
スローペース(62.8-60.6 +2.2) 上がり 35.8(11.9-11.5-12..4)
差-先-差-差-好差 一団で直線
中京競馬場(Aコース)
◆クッション値:10.8(+0.8) やや硬め
◆含水率:ゴール前 11.8(-0.9)
4コーナー 12.4(+2.3) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は今週火曜比
開催2週目、Aコース2週目。
1月9日(土)
◆クッション値:10.9(+0.1) やや硬め
◆含水率:ゴール前 12.2(+0.4)
4コーナー 12.7(+0.3) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
時計はやや速い。ハイペースになったレースはなかったものの、外からの差しは見られず、上位に来たのはほとんどが内を通って来た馬だった印象があった。内有利。
これは、速めの時計が出て、かつ1月5日のレースより馬場が乾き馬場内側の状態が良くなったからだと考えられる。
馬場が乾いているのは、砂埃が立っていたことから推察した。
馬場内側が少し掘れ、特に4コーナーの荒れが目立った。それでも内を避けて通る傾向はなかった。
(メモ)
5R 3歳未 2000 2:01.2
スローペース(61.2-60.0 +1.2) 上がり 35.9(11.7-11.9-12.3)
好差(内)-好差-差(内)-逃-好差 向正面押上 残4Fからペース流れた 隊列縦長で直線
6R 3歳新馬 1600 1:37.2
スローペース(36.8/49.5-47.7/35.0 +1.8) 上がり 35.0(12.1-11.2-11.7)
先-好差-逃-好差(内)-差(内)
9R 2勝 1200 1:08.7
ミドルペース(34.3-34.4 -0.1) 上がり 34.4(11.7-11.0-11.7)
逃-先-好差-好差-差(内)
11R L 1200 1:08.2
ミドルペース(34.0-34.2 -0.2) 上がり 34.2(11.3-11.2-11.7)
先-好差-差-逃-先
1月10日(日) シンザン記念
◆クッション値:10.6(-0.3) やや硬め
◆含水率:ゴール前 13.2(+1.0)
4コーナー 11.2(-1.5) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
時計はやや速い。ある程度差しが利いていて外から差してくる馬もいたので、昨日ほど内が有利だと感じなかった。レースを行ったことにより馬場の荒れが進んだからだと思われる。
少し差しは利くようになったが、速めの時計も出る馬場なので前はやや止まりづらいか。
馬場内側が少し掘れ、特に4コーナーの荒れが目立った。それでも内を避けて通る傾向はなかった。
(メモ)
5R 牝3歳未 1600 1:34.5
ハイペース(35.0/46.7-47.8/34.7 -1.1) 上がり 34.7(11.9-11.9-11.9)
差(内)-先-先-差-先 3角やや緩む ほぼ一団で直線
9R 2勝 2000 ハンデ 1:59.7
ミドルペース(60.0-59.7 +0.3) 上がり 35.2(11.9-11.6-11.7)
先-好差-好差(内)-差-好差(内) 中盤やや緩む
10R 3勝 1200 1:08.7
スローペース(34.6-34.1 +0.5) 上がり 34.1(11.4-11.1-11.6)
先-逃-差-先-差
11R 3歳G3 1600 1:33.3
ハイ~ミドルペース(34.7/46.3-47.0/35.2 -0.7) 上がり 35.2(11.6-11.6-12.0)
逃-差-先-差-追
1月11日(月)
日曜レース後に散水。
◆クッション値:10.2(-0.4) やや硬め
◆含水率:ゴール前 13.6(+0.4)
4コーナー 12.1(+0.9) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場行われた。
時計は標準。土⇒日⇒月と差しがだんだん利きやすくなり、時計も少しずつ掛かるようになった印象。ペースが速くなれば、差しが上位に来る割合も高くなる感じ。有利不利はないフラットな馬場と言ってもいいか。
これにはレースを使って馬場の荒れが進んだのと、今日に関しては前日に散水をしたことによって馬場が緩くなったのは影響していそう。
馬場内側が少し掘れ、特に4コーナーの荒れが目立った。昨日よりも掘れる度合は大きかったように思う。
内を避けて通る傾向はなかったが、そろそろ避けて通る騎手が出てきてもおかしくない。
(メモ)
5R 3歳未 2200 2:14.7
スローペース(5F 61.0 -0.2) 上がり 35.8(12.0-11.8-12.0)
先-逃-好差(内)---追-追 1角でペースが落ちた
6R 3歳1勝 1200 1:09.0
ハイペース(33.4-35.6 -2.2) 上がり 35.6(11.6-12.1-11.9)
差-先-好差(内)-先-追 前2頭が後続を離し,3番手は3F 34.3ぐらい(ミドル)で通過
10R 3勝 2000 ハンデ 2:00.4
ミドルペース(60.3-60.1 +0.2) 上がり 36.0(12.0-11.9-12.1)
差-追-逃-追(内)-好差(内) 2角でペースが落ち,残5Fから再ペースアップ ほぼ一団で直線
12R 1勝 1600 1:34.0
ハイペース(35.3/46.6-47.4/35.6 -0.8) 上がり 35.6(11.4-11.7-12.5)
逃---差-差-好差-差(内)
次週に向けて
中山は、内側の馬場が荒れてきて、少し時計が掛かり、直線は外が伸びる傾向に変わりつつあると感じた。来週以降の変化に注視したい。
中京は、3日間で内有利・やや先行有利、やや時計が速い馬場⇒有利不利はないフラットな、時計が標準的な馬場に変化。やはり中京は馬場が荒れる速度が速いので、馬場傾向も変わりやすいのだろう。
▼先週の馬場傾向はこちらの記事に書いています。
▼詳しい情報はJRA等のHPをご覧ください。