この記事では、2021年4月3,4日の
- 中山競馬場(4/3 ダービー卿CT)
- 阪神競馬場(4/4 大阪杯)
の芝レースの馬場傾向を分析しています。
最後に、まとめとして次週に向けて注目すべき点を書いています。
中山競馬場(Bコース)
◆クッション値:10.0(-0.8) 標準
◆含水率:ゴール前 12.4(+0.5)
4コーナー 12.9(+0.4) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は先週日曜比
開催6週目、Bコース1週目。今週からBコースに替わり、内柵がAコース時より3m外に移動している。それによりコース内側の荒れた箇所の面積が減った。
金曜日に散水。
4月3日(土) ダービー卿CT
◆クッション値:9.6(-0.4) 標準
◆含水率:ゴール前 12.0(-0.4)
4コーナー 12.7(-0.2) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
時計は標準的。差しも利く。
1コーナー付近と4コーナーが少し掘れる。Bコースに替わったことで馬場の荒れた箇所はだいぶ減った。
(メモ)
5R 3歳未 2000内 2:01.2
ハイ~ミドルペース(60.0-61.2 -1.2) 上がり 36.0(12.2-12.0-11.8)
先-追3,4角押上-差-先-追向正面押上 2角でペースが落ちた 横に広がり直線
7R 3歳1勝 1600外 1:34.8
ミドルペース(35.4/47.6-47.2/35.2 +0.4) 上がり 35.2(11.5-11.6-12.1)
先-先-好差 3角押上-差-逃 3角やや緩む 隊列縦長で直線
9R 2勝 2500内 2:36.1
スローペース 上がり 34.8(11.5-11.4-11.9)
先-逃-先-先-差3角押上 残5Fからペース流れ始めた 出走8頭
11R G3 1600外 ハンデ 1:32.6
ハイペース(34.3/45.6-47.0/35.5 -1.4) 上がり 35.5(11.8-11.8-11.9)
差-追4角押上-好差(内)-逃-好差 一団で直線
4月4日(日)
◆クッション値:10.4(+0.8) やや硬め
◆含水率:ゴール前 10.7(-1.3)
4コーナー 12.4(-0.3) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
時計は標準的。ペースが遅いと直線で上がりが速くなっていた。差しも利く。
昨日よりも馬場が乾き、馬場が少し掘れていたのがやや砂埃に変わった。4コーナーは少し掘れる。
直線内側の荒れた部分を通ると伸びが鈍る感じがした。その部分は避けた方が良さそう。
(メモ)
5R 3歳未 2200外 2:15.0
スローペース(5F 61.4 ±0) 上がり 35.1(12.0-11.5-11.6)
好差 2角押上-好差-好差-追-差 2角でペースが落ちたまま
7R 1勝 1600外 1:35.7
スローペース(37.0/49.3-46.4/34.3 +2.9) 上がり 34.3(11.6-11.2-11.5)
追2角押上-好差-先-差-好差(内)
9R 3歳1勝 2200外 2:14.8
スローペース(5F 61.3 ±0) 上がり 35.3(12.1-11.6-11.6)
好差-好差-先-好差-好差 集団2つに分かれた 2角でペース落ち,残4Fから再び徐々に流れ始めた リードはなくなり直線
10R 2勝 1600外 1:35.9
スローペース(36.8/49.0-46.9/34.8 +2.1) 上がり 34.8(11.6-11.2-12.0)
差2角押上-先-好差-逃-追 隊列縦長で直線
11R 3勝 2000内 2:00.7
スローペース(61.0-59.7 +1.3) 上がり 35.2(11.5-11.5-12.2)
好差 3,4角押上-差3,4角押上-差向正面押上-好差-追 先頭が後続を離し,2番手は5F 62.0ぐらいで通過
阪神競馬場(Aコース)
◆クッション値:9.8(-0.5) 標準
◆含水率:ゴール前 8.9(-0.1)
4コーナー 11.9(+2.6) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は先週日曜比
開催8週目、Aコース8週目。
金曜日に散水。
4月3日(土)
◆クッション値:9.5(-0.3) 標準
◆含水率:ゴール前 8.6(-0.3)
4コーナー 10.5(-1.4) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
速い時計が出る馬場状態だが、ペースが流れれば先週よりも持久力が少し必要になった印象。
向正面、3,4コーナーが少し掘れる。
(参考:終盤のレース時、南西からのやや強い風(直線で向かい風)が吹いた)
(メモ)
4R 3歳未 1800外 1:46.8
ミドルペース(5F 59.7 +0.4) 上がり 35.3(11.5-11.7-12.1)
差-好差(内)-差-差-好差 3角やや緩む ほぼ一団で直線
6R 1勝 2000内 1:59.1
スローペース(60.3-58.8 +1.5) 上がり 34.8(11.4-11.4-12.0)
逃-----差3角押上-先-差(内)-差
9R 3歳1勝 2400外 2:26.3
スローペース(5F 62.0 +1.0) 上がり 34.2(11.4-10.9-11.9)
好差(内)-好差-好差-差-好差 横に広がり直線 出走8頭
10R 2勝 1400内 1:21.0
スローペース(35.1-11.5-34.4 +0.7) 上がり 34.4(11.2-11.3-11.9)
先-逃-好差-好差(内)-好差 出走9頭
4月4日(日) 大阪杯
◆クッション値:10.3(+0.8) やや硬め
◆含水率:ゴール前 7.8(-0.8)
4コーナー 9.7(-0.8) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
5Rまでが良馬場、10Rまでが稍重馬場、11Rが重馬場で行われた。
最終的に時計は掛かるレベルになり、持久力が必要な馬場に。
時間の経過とともにコース全周にわたって馬場が掘れるレベルになっていった。特に3,4コーナーが荒れている。
(メモ)
4R 3歳未 2400外 2:28.4
スローペース(5F 63.7 +1.9 上がり 34.3(11.2-11.2-11.9)
好差(内)-好差-差3,4角押上---追-先 向正面押上 先団横に広がり直線
5R 3歳1勝 1600外 1:33.5
ミドルペース(35.0/46.7-46.8/35.0 -0.1) 上がり 35.0(11.6-11.5-11.9)
差-好差-先-先-追
9R 2勝 2000内 稍重 2:01.4
スローペース(61.8-59.6 +2.2) 上がり 35.3(11.8-11.5-12.0)
逃-----先-先-差-好差(内) 残4Fからペース流れた 隊列縦長で直線 出走9頭
10R 3勝 1200内 ハンデ 稍重 1:10.1
ハイペース(33.7-36.4 -2.7) 上がり 36.4(11.7-11.8-12.9)
差-逃-追-追3,4角押上-差 前3頭が後続を離す展開
11R G1 2000内 重 2:01.6
ハイペース(59.8-61.8 -2.0) 上がり36.8(12.1-11.6-13.1)
逃---差3,4角押上-差3,4角押上-好差 3,4角押上-先
次週に向けて
中山は、今週からBコースに替わった。日曜日には直線内側の荒れた部分は避けた方が良さそうだった。
阪神は、良馬場の時、速い時計が出る馬場だが少しずつ時計が掛かるようにはなってきている。前が止まらない馬場ではない。
日曜日道悪でレースが行われたので、馬場の荒れは進んだと思われる。
▼先週の馬場傾向はこちらの記事に書いています。
▼詳しい情報はJRA等のHPをご覧ください。
▼ペースは独自に判断しています。