紫苑Sが2020年9月12日に行われ、5番人気のマルターズディオサが優勝しました。
秋華賞に向けての前哨戦なので、復習をしっかりして狙えそうな馬を探したいところです。
この記事は、紫苑Sの回顧で、
- レース展開
- 各馬の勝因・敗因
について考察しています。
何かヒントになることがあれば幸いです(^^)
G3 紫苑Sを振り返る
中山競馬場 Bコース 2000m 内回り 3歳牝馬 斤量:全馬同じ
レース展開
【馬場】稍重
【勝ち時計】2:02.1
【ペース】スロー 上がり3F 35.9(11.8-12.0-12.1)
スローペースでも上がりはかかり気味だったが、ある程度前目のポジションにいないと上位に来るのは厳しかった。
▼当日の馬場傾向はこちらの記事に書いています。
各馬のレース内容考察(勝因・敗因は?)
1着 マルターズディオサ
田辺騎手
ダッシュよく前のポジション。序盤力んでいた。
直線までジッとして、合図を出すとギアを上げ後続の追い上げをしのぎ切った。
春より力む面は和らいでいたが、成長して落ち着きが出たのか、これが休み明けで気持ちに余裕があったからなのかは、まだ判断がつかない。折り合いがつくようになったなら、元々能力がある馬なので秋華賞でも楽しみはある。
2着 パラスアテナ
武豊騎手
中団前のポジション。
4コーナーで外をじわじわポジションを押し上げ、最後まで伸びているが、勝ち馬との差は詰められなかった。
3着 シーズンズギフト
ルメール騎手
好位のポジション。2コーナーで少し前にポジションを上げた。序盤力んでいた。
直線、内から伸びてきたが最後は脚が鈍った。内にもたれてロスもあった。
春より力む面は和らいでいたが、まだ残っている。成長して落ち着きが出たのか、これが休み明けで気持ちに余裕があったからなのかは、まだ判断がつかない。
もたれる面もあったので、距離が長くてそうなったのかという判断も秋華賞までにしていきたい。
4着 マジックキャッスル
浜中騎手
中団前のポジション。
折り合いがついて、4コーナーまでジッとしていた。
直線、進路をつくろうとして他馬と接触があったが、じわじわと前との差を詰めた。
上り坂で少し鈍って、上り切ってからまた伸びたので、平坦コースの方が合うかもしれない。
馬体や走法からマイルぐらいがいいのかなと思っていたが、折り合いがつくので中距離もこなせているのだろう。
5着 ミスニューヨーク
加藤騎手
促して中団前のポジション。
直線、じわじわと差を詰めてきた。馬群の中にいたので、4コーナーでもう少しスムースに加速できたら結果は違ったかもしれない。
6着 ウインマイティー
和田竜騎手
出遅れ、力みそうな雰囲気があり馬の後ろにつけた。これは外枠も影響した。
直線、良い脚で差してきた。
後方にいた馬の中では1頭だけ差を詰めてきたので、オークス3着の力は示した。むしろ、後ろからでもレースできることがわかったのは収穫。
7着 クロスセル
内田博騎手
促して好位のポジション。
3,4コーナーでじわじわ勢いをつけていったが、直線もう一押しが利かなかった。
8着 スマートリアン
横山武騎手
促して前のポジション。
4コーナーから直線にかけ進路がなく、直線で盛り返してきただけにスムースに加速できなかったのは痛かった。
9着 スカイグルーヴ
戸崎騎手
中団後方のポジション。
4コーナーで勢いをつけて回ってきたが、直線はジリジリとしか伸びなかった。
騎手は気持ちの面を敗因として挙げていた。
10着 コトブキテティス
北村宏騎手
促したが中団後方のポジション。
ロスなく内を回ってきて脚を溜めていたが、直線ジリジリとしか伸びなかった。
11着 ホウオウエミーズ
津村騎手
ゲート内での落ち着きなく出遅れ。中団のポジション。
直線、一瞬伸びかけたが、坂を上り切る前に失速。
12着 ラヴユーライヴ
坂井騎手
出遅れ。中団後方のポジション。
直線、ジリジリとは伸びたが、上位との差は詰められなかった。
馬体重が-18kgと大きく減っていたのも影響したかもしれない。
13着 ホウオウピースフル
池添騎手
中団のポジション。序盤力んでいた。
4コーナーで外からポジションを押し上げていく時に、外に膨らみ気味に走っていた。
直線、他馬との接触があったせいか、半ばあたりで失速。
16着 チェーンオブラブ
石橋騎手
ダッシュがつかず後方のポジション。
3,4コーナーで加速できず、直線でも伸びがなかった。
まとめ
秋華賞の優先出走権を得られる3着までには入りませんでしたが、秋華賞で狙えそうな馬は次の2頭です。
- 4着マジックキャッスル
直線が平坦なコースの方が良さそう。(秋華賞は京都競馬場で、直線が平坦なコース)
- 6着ウインマイティー
ポジションを問わない自在性があるのがわかったので、次は出遅れなければ。
大本命であるデアリングタクトを負かせるかも!というインパクトはなかったですが、上位争いならという感じです。
▼詳しい情報はJRAのHPをご覧ください。