この記事では、2020年9月12,13日の
- 中山競馬場(9/12 紫苑S、9/13 京成杯AH)
- 中京競馬場(9/13 セントウルS)
の芝レースの馬場傾向を分析しています。
最後に、まとめとして来週に向けて注目すべき点を書いています。
中山競馬場・芝コース(Bコース)
- クッション値:10.8 やや硬め
- 含水率:ゴール前 11.6、4コーナー 10.2(良)
開催1週目(開幕週)、Bコース1週目。内柵がAコース時から3m外に移動している。
野芝のみ。
土曜日(9月12日) 紫苑S
- クッション値:11.2(+0.4) やや硬め
- 含水率:ゴール前 9.6(-2.0)、4コーナー 10.3(+0.1) 良
断続的に雨が降り、3Rが良馬場、5R以降が稍重馬場で行われた。
時計は標準~かかり気味。この時期の中山競馬場は時計が速い印象があるが、おそらく良馬場になってもそうはならなそう。差しも十分に利くが、持久力が必要。
有利な脚質(ポジション):なし
不利な脚質(ポジション):追込(やや不利・直線短いため)
(メモ)
3R 2歳未 1200外 1:09.8
ハイペース(33.9-35.9 -2.0) 上がり 35.9(11.5-11.8-12.6)
逃-差-好差-追-先 隊列縦長で直線
5R 2歳新馬 2000内 稍重 2:06.0
スローペース(65.4-60.6 +4.8) 上がり 36.1(11.6-12.3-12.2)
逃-先-好差-差(内)-差(内) 残4Fからペースアップ
7R 1勝 1800内 稍重 1:48.2
ミドルペース(5F 60.1 ±0) 上がり 36.2(12.1-12.0-12.1)
差4角押上-差-差(内)-逃-好差 2角でペースが上がる
9R 2歳1勝 1600外 稍重 1:37.1
ミドルペース(36.1/48.5-48.6/36.1 -0.1) 上がり 36.1(12.1-12.2-11.8)
差-差(内)-好差-逃-先 中盤緩む 一団で直線
10R 3勝 1200外 稍重 1:08.5
ハイペース(33.7-34.8 -1.1) 上がり 34.8(11.3-11.6-11.9)
先-好差-先-差(内)-逃
11R 牝3歳G3 2000内 稍重 2:02.1
スローペース(61.8-60.3 +1.5) 上がり 35.9(11.8-12.0-12.1)
先-差4角押上-好差(内)-差-差(内) 残4Fから流れた 一団で直線
日曜日(9月13日) 京成杯AH
- クッション値:10.1(-1.1) やや硬め
- 含水率:ゴール前 10.4(+0.8)、4コーナー 11.5(+1.2) 良
全レース良馬場で行われた。
時計は標準~かかり気味。差しも十分に利くが、持久力が必要。
有利な脚質(ポジション):なし
不利な脚質(ポジション):追込(やや不利・直線短いため)
(メモ)
2R 2歳未 2000内 2:03.7
スローペース(62.6-61.1 +1.5) 上がり 36.5(12.3-12.1-12.1)
差(内)-先-先-先-逃 残5Fから流れた 先団固まって直線
5R 2歳新馬 1600外 1:37.7
スローペース(35.8/49.0-48.7/35.7 +0.3) 上がり 35.7(12.1-12.0-11.6)
好差-先-逃-好差-先 中盤ガクッとペースが緩む
7R 1勝 1600外 1:35.0
ハイペース(35.0/46.8-48.2/36.1 -1.4) 上がり 36.1(11.8-11.9-12.4)
差(内)-好差(内)-先-差-逃 前2頭が後続を少し離す展開,3番手以下はミドルペース 隊列はそのままで直線へ
9R 2勝 1800内 1:49.6
スローペース(5F 62.2 +1.3) 上がり 35.5(11.6-11.7-12.2)
好差(内)-差(内)-逃-差-先 残5Fから流れた
11R G3 1600外 ハンデ 1:33.9
ミドル~ハイペース(35.0/46.7-47.2/35.6 -0.5) 上がり 35.6(11.7-11.7-12.2)
先-逃-先-好差(内)-好差(内)
12R 2勝 1200外 1:09.3
ハイペース(33.8-35.5 -1.7) 上がり 35.5(11.4-11.9-12.2)
逃-差-先-追-差3,4角押上
中京競馬場・芝コース(Aコース)
- クッション値:9.9(標準)
- 含水率:ゴール前 13.3、4コーナー 11.6(良)
開催1週目(開幕週)、Aコース1週目。
野芝のみ。
土曜日(9月12日)
- クッション値:9.6(-0.3) 標準
- 含水率:ゴール前 15.0(+1.7)、4コーナー 13.1(+1.5) 稍重
4Rまでが稍重馬場、5R以降が良馬場で行われた。
時計は標準的(~やや速い)。2勝クラスまでが行われ、開幕週でも差しは十分に利く。
直線、内2,3頭分が若干伸びづらいのかなと思うレースもあったので、明日もその傾向があるのかよく観察したい。
有利な脚質(ポジション):なし
不利な脚質(ポジション):追込(やや不利・ペース次第)
(メモ)
1R 牝2歳未 1400 稍重 1:21.8
ハイペース(34.3-11.6-35.9 -1.6) 上がり 35.9(11.8-11.8-12.3)
差-好差 3,4角押上-先-差(内)-好差(内) 一団で直線
3R 2歳未 2000 稍重 2:02.6
スローペース(62.9-59.7 +3.2) 上がり 35.2(11.5-11.4-12.3)
先-好差(内)-逃-好差-差(内) 3角から流れた
4R 牝2歳新馬 1600 稍重 1:35.5
スローペース(36.5/48.6-46.9/34.9 +1.7) 上がり 34.9(11.8-11.5-11.6)
差-差(内)-差(内)-追-差
5R 2歳新馬 1400 1:21.5(レコードタイ)
ミドルペース(34.4-12.1-35.0 -0.6) 上がり 35.0(11.9-11.3-11.8)
逃---差(内)-好差-追-先 3,4角緩む
8R 2勝 2000 ハンデ 2:01.0
スローペース(63.3-57.7 +5.6) 上がり 34.5(11.3-11.1-12.1)
逃-先-好差-先-差 出走7頭 残5Fからグッとペースアップ
12R 1勝 1600 1:34.6
スローペース(35.6/47.8-46.8/35.0 +1.0) 上がり 35.0(11.6-11.4-12.0)
追(内)-先-先-先-好差(内) 3角緩む
日曜日(9月13日) セントウルS
- クッション値:10.0(+0.4) 標準
- 含水率:ゴール前 12.4(-2.6)、4コーナー 13.0(-0.1) 良
午前中、雨が降ったが、全レース良馬場で行われた。
時計は標準~やや速い。差しも利く馬場だが、クラスが上がるにつれて前が止まりづらくなるか。
土曜日に続き、直線の内2,3頭分が若干伸びづらいのかなと感じるレースもあった。悪くはないが、避けた方がベターか。
有利な脚質(ポジション):なし
不利な脚質(ポジション):追込(やや不利・ペース次第)
(メモ)
3R 2歳未 1600 1:36.2
ミドルペース(35.9/48.4-47.8/35.6 +0.6) 上がり 35.6(11.9-11.7-12.0)
差-好差-逃-先-好差(内) 3,4角緩む
5R 2歳新馬 2000 2:03.6
スローペース(62.4-61.2 +1.2) 上がり 35.9(12.1-11.6-12.2)
差4角マクリ-先-好差-好差(内)-追
7R 1勝 2000 2:02.6
スローペース(63.3-59.3 +4.0) 上がり 34.8(11.6-11.4-11.8)
先-差-好差-好差-差(内) ほぼ一団で直線
9R 2勝 1400 1:20.8
ミドルペース(34.8-11.3-34.7 +0.1) 上がり 34.7(11.4-11.3-12.0)
好差-先-差(内)-先-先
10R 3勝 2200 ハンデ 2:15.7
スローペース(5F 63.3 +1.6) 上がり 34.6(11.9-11.1-11.6)
好差-先-逃-差(内)-差
11R G2 1200 1:07.9
ハイペース(33.0-34.9 -1.9) 上がり 34.9(11.4-11.6-11.9)
好差-差-好差-差-先 縦長で直線
次走注目馬
土曜日(9月5日)
- 中山7R 1勝クラス 1着 トラストワージー
中団のポジション。 3,4コーナーで外からポジションを押し上げ、その勢いのまま突き放し後続を寄せ付けなかった。
3歳馬の斤量や展開が向いた事はあるが、自ら動き0.4秒差をつける強い内容。2勝クラスも十分勝てる力がある。
- 中山10R 3勝クラス 1着 ケープコッド
上位2頭が3着に0.5秒差つけたレース。
促して前のポジション。直線でもギアを上げ、上がり3Fのタイム2位を記録。先行して直線でもう一度ギアを上げられるのは強み。
3歳馬の斤量はあったが、3勝クラスを勝てたのは能力がある証。馬体重が20kg増え、成長していた。今後どこまで上に行けるか楽しみ。
来週に向けて
中山は、差しも十分に利くが、持久力が必要な馬場。時計も速くない。
中京は、差しも利く馬場だが、クラスが上がるにつれて前が止まりづらくなるか。
直線の内2,3頭分が若干伸びづらいのかなと感じるレースもあった。悪くはないが、避けた方がベターか。
▼先週の馬場傾向はこちらの記事に書いています。
▼詳しい情報はJRA等のHPをご覧ください。