こちらは菊花賞を復習するための記事です。
- レース展開
- 各馬のレース内容、勝因・敗因は何なのか
について考察しています。
今後馬券を当てるために、しっかり考察して次走以降穴馬として狙える馬を探しておきたいところです。
何かヒントになることがあれば幸いです(^^)
G1 菊花賞を振り返る
京都競馬場 芝 3000m・外回り / 斤量:馬齢
レース展開
【馬場】良
【勝ち時計】3:03.1
【ペース】スロー
- 200m毎のラップタイム 12.7-11.7-11.1-12.3-12.6-12.9-13.1-13.0-12.8-12.3-12.1-11.6-11.7-11.4-11.8
- ラスト600m 34.9
- 1周目3コーナー、坂の下り坂でペースが速くなった。直線に入ると落ち着いた
- 直線半ばまで来ると完全にペースが緩んだ。800mの区間続いた
- 向正面でサヴォーナが動いたことでリビアングラスも動いたため、再びペースが流れ始めた。3コーナーの下り坂でスパート開始(残り800m付近から)
序盤の1000mはペースが流れたが、中盤の1000mでペースが完全に緩んだことで全体的にはスローペースになった。
▼当日の馬場傾向▼
【京都】Aコース7日目
— ヤンフェ@競馬 (@yanfevreee) 2023年10月23日
時計🕰速い〜かなり速い🟥⬆️
ポジションによる有利不利🔢
🙂やや先行有利
・瞬発力も活きそう
各馬のレース内容考察(勝因・敗因は?)
1着 ドゥレッツァ 牡3
ルメール騎手 57.0kg
- 馬の行く気に任せて先頭へ。先頭に立つと落ち着いた
- 向正面でペースが上がってもスムーズに流れに乗り、直線でも反応よく加速し良い脚。先行して上がり最速タイムで駆け抜け、他馬を寄せ付けず完勝
メモ)
馬具:シャドウロール
2着 タスティエーラ 牡3
モレイラ騎手 57.0kg
- 中団のポジション
- 1周目下り坂で力みかけたがすぐ落ち着いた
- 2周目4コーナーの手応えは良くなさそうだったが、直線ジリジリ伸びた
おそらく3000mは適性距離より長かった。
精神的に難しい面がありそうなので、苦しい競馬を経験してレースが嫌にならないかは心配な点ではある。
メモ)
馬具:クロス鼻革、リング系ハミ、舌縛り(前走未着用)
- 最終追い切り。最後まで集中して走れている感じ
3着 ソールオリエンス 牡3
横山武騎手 57.0kg
- 折り合いに専念。中団後方のポジション
- 1周目のゴール板までは前進気勢が強かった
- 2周目3,4コーナー
- 外を回った
- 下り坂で勢いをつけた
- 直線ジリジリ伸びたが、残り約100mで苦しくなった
瞬発力を使えなかったのを見ると、現時点では3000mは適性距離より長い。
前から馬体を見るとまだ薄く幅が出てもいいなと感じた。
メモ)
馬具:リング系ハミ
- 返し馬。動きがダイナミックで雰囲気〇
- パドック。後肢の踏み込みが全体的に良化余地がありそうだが、状態が悪いとかではなく完成途上という意味
- フォトパドック。ダービー時の研ぎ澄まされた馬体には及ばない
4着 リビアングラス 牡3
坂井騎手 57.0kg
- 少しヨレてスタート。促して前のポジションへ
- 3コーナー手前からスパート
- 直線に入ると苦しくなったが、しぶとく走り切った
メモ)
馬具:クロス鼻革、リング系ハミ
- 最終追い切り。春より追ってからの反応が速くなった
5着 サヴォーナ 牡3
池添騎手 57.0kg
- スタートが決まらず中団後方のポジションに
- やや前進気勢強い。向正面に入った所で前のポジションまで上がっていった
- 4コーナーのコーナリングでやや外に膨らんだ
- 直線では余力がなさそうだったが、しぶとく走り切った
自分から動いたことで他馬よりスパートの区間が長くなった中、最後まで頑張った。スタミナあり。
メモ)
馬群:メンコ
- 返し馬。集中して走れていて雰囲気〇
- パドック。動きよく状態〇
6着 ハーツコンチェルト 牡3
松山騎手 57.0kg
- 好位のポジション
- 1周目の1コーナーまで力んでいた。その後も2周目3コーナー手前でペースが上がるまでは前進気勢が強かった
- 向正面で他馬が上がってきた時に反応してスピードを上げてしまった
- 4コーナーでバランスを崩すシーン ⇒ 騎手「勝負どころで少し後ろの馬に触れてバランスを崩すところがあり(略)」
- 直線、一瞬脚は使ったが半ばで勢いが鈍った。
折り合いがつききらなかった割には頑張っていた。
長めの距離を走るなら折り合いに課題は残る。
メモ)
馬具:リング系ハミ
- パドック。もう少し後肢を前に踏み出せるとよさそうだが、力強さ・柔軟性があり状態は良さそう
- 最終追い切り。軽めの内容
7着 マイネルラウレア 牡3
岩田望騎手 57.0kg
- 出負け。後方のポジション
- 2周目3コーナー手前で中団後方までポジションを上げた
- 4コーナー、前で躓く馬がいて少しスムーズに走れず
- 直線、一瞬伸びたが半ばで勢いが鈍った
メモ)
馬具:クロス鼻革(前走未着用)
- パドック。まだ少し後肢の踏み込みに良化余地はありそうだが、現時点でも力強く柔軟性もあり状態はよさそう
8着 ナイトインロンドン 牡3
和田竜騎手 57.0kg
- 隣の馬のスタートが速く進路が狭くなってしまった。中団後方のポジション
- 向正面で中団までポジションを上げた
- 2周目3コーナーからのペースアップでついていくのに少し苦労した
- 直線ジリジリ伸びていたが、半ばで勢いが鈍った
メモ)
馬具:リング系ハミ。前走着けたクロス鼻革、チークピーシーズは外した
- パドック。動きは力強く・柔軟性もあって状態は良さそうだが、頭を上下に振り集中しきれていない感じなのが気になるところ
9着 ファントムシーフ 牡3
武豊騎手 57.0kg
- 好位のポジション
- 1周目3コーナー、ドゥレッツァが上がっていった所で力み、1周目の直線に入るあたりで落ち着いた
- 向正面でトップナイフが上がっていった時には一旦やり過ごし、サヴォーナが上がっていった時についていった
- 2周目3,4コーナー、やや外を回った
- 直線ギアを上げられず
メモ)
- パドック。引き手2人でテンションは少し気になるが、動きは力強く柔軟性もあって状態は良さそう
- 最終追い切り。終いの反応は良いが、頭が高い走法
10着 サトノグランツ 牡3
川田騎手 57.0kg
- 好スタート。促していたが、序盤上がったペースについていけなくなり中団後方のポジションに
- 完全にペースが落ち着いた1,2コーナー以外は、やや促しながらの追走になった。ペースが上がった2周目3コーナーからはついていくことも一杯一杯になってしまった
- 直線、ジリジリ伸びた
道中のスピードに対応できるようにならなければ芝で戦うことは厳しくなる。
メモ)
- 返し馬。内ラチまで歩かせた
- パドック。まだ少し後肢の踏み込みに良化余地はありそうだが、現時点でも力強く柔軟性もあり状態はよさそう
- 追い切り。前走(神戸新聞杯)時より動きが軽くなり良化〇
- フォトパドック。前走(神戸新聞杯)時より筋肉が少しパンプアップされた
11着 ショウナンバシット 牡3
M.デムーロ騎手 57.0kg
- 中団のポジション
- 1周目直線、力みだしたが馬群に入れると落ち着いた
- 直線、一瞬伸びたが半ばで勢い鈍った
メモ)
馬具:クロス鼻革、リング系ハミ、メンコ
12着 シーズンリッチ 牡3
角田河騎手 57.0kg
- 中団のポジション
- 1周目3コーナー、進路が狭くなり手綱を引き頭を上げるシーン。そのせいか、ペースが上がる2周目3コーナー辺りまで終始力んでいたし、ペースが上がってからもエキサイトして力んでいるようだった
- 直線、粘っていたが半ばで苦しくなった
メモ)
馬具:クロス鼻革、リング系ハミ、メンコ(前走未着用)
- 返し馬。内ラチまで歩かせた
- 最終追い切り。軽めの内容だが、動きはいい
13着 ウインオーディン 牡3
三浦騎手 57.0kg
- ゲート内で落ち着きない感じ。スタート決まらず。後方のポジション
- 2周目3コーナーでペースが上がるまでずっと力んでいた
- 4コーナー、外を回り勢いをつけて直線へ。徐々に勢いが鈍った
メモ)
馬具:クロス鼻革、リング系ハミ
- 返し馬。馬場に入るとき、走りたがってか騎手が抑えて暴れるシーン
- パドック。四肢の動き硬め
14着 トップナイフ 牡3
横山典騎手 57.0kg
- 出遅れ。後方のポジション
- 1周目4コーナーで力み始め、直線半ばで騎手が行かせた。それでも折り合いがつかず、2周目3コーナー手前までじわじわとポジションを上げる形になった
- 直線伸びがない
調教師「スタートするときに膝蓋(しつがい)が外れてゲートを出られなくなった」
メモ)
馬具:リング系ハミ
- 返し馬。内ラチまで歩かせた
- パドック。まだ少し後肢の踏み込みに良化余地は残していそうだが、力強く柔軟な動きで状態は良さそう〇
- 最終追い切り。軽めの内容で、終い軽く反応を見る感じ
- フォトパドック。春より前肢の筋肉が大きくなった感じ。状態〇
15着 ノッキングポイント 牡3
北村宏騎手 57.0kg
- 好スタート。好位のポジション
- 2周目3コーナーでペースが上がるまで前進気勢が強く、特に1周目の下り坂、ペースが緩んだ1コーナーから力みが強くなった
- 2周目4コーナー、前の馬に接触してバランスを崩しブレーキ
- 直線伸びず
メモ)
馬具:リング系ハミ
- 返し馬。内ラチまで歩かせた
- パドック。速歩
16着 ダノントルネード 牡3
西村淳騎手 57.0kg
- 好スタート。好位のポジション
- 1周目の直線に入るまでは少し力んでいた
- 4コーナーで手応えは悪そうで、直線脱落していった
調教・パドックを見た感じまだ迫力が足りず、G1では力不足か。
メモ)
- 返し馬。内ラチまで歩かせた
17着 パクスオトマニカ 牡3
田辺騎手 57.0kg
- 好スタート。促し促して一旦は先頭へ。ドゥレッツァにかわされ前のポジションに
- 向正面で先頭へ。綺麗な馬場を走ろうとしてか進路を外へ
- 3コーナー手前からスパート
- 4コーナーで手応えは悪そうで、直線脱落していった
メモ)
馬具:メンコ
- パドック。後肢を踏み出す時に若干力が逃げているような気もするが、踏み込み自体は力強く、動きも柔軟で状態は良さそう
- ⇒ダービー時に感じた四肢の動きの硬さはなかった
参考サイト:
・【菊花賞レース後コメント】ドゥレッツァ C.ルメール騎手ら | 競馬ニュース - netkeiba.com
・【菊花賞】レースを終えて…関係者談話 - サンスポZBAT!
▼詳しい情報はJRAのHPをご覧ください。