こちらは有馬記念を復習するための記事です。
- レース展開
- 各馬のレース内容、勝因・敗因は何なのか
について考察しています。
何かヒントになることがあれば幸いです(^^)
G1 有馬記念を振り返る
中山競馬場 芝 2500m 外→内回り / 斤量:定量
レース展開
【馬場】良
【勝ち時計】2:30.9
【ペース】ミドル
- 200m毎のラップタイム (7.0-)11.3-11.9-12.0-12.0-12.2-12.5-11.9-12.2-12.0-12.0-11.7-12.2
- ラスト600m 35.9
逃げたタイトルホルダーはほぼ一定のペースを刻んだ
- 2番手以下は1コーナー辺りからタイトルを追いかけずにペースが落ち着いた(~向正面半ば)。タイトルホルダーは後続を大きく離す逃げになった
- 残り1000mぐらいから再び後続のペースが流れ始めたが、さほどペースは上がらず2番手以下は結局はスローペースに
- 3,4コーナーでドウデュースがマクった
▼当日の馬場傾向▼
12/24(日) 芝コース 馬場傾向#yanfebaba23
— ヤンフェ@競馬 (@yanfevreee) 2023年12月25日
【中山】Aコース8日目
時計🕰速い🟥➡️
ポジションによる有利不利🔢
🙂やや先行有利
インコース有利⭕️
各馬のレース内容考察(勝因・敗因は?)
1着 ドウデュース 牡4
武豊騎手 58.0kg
- 出遅れ。後方のポジション。スタート関係なく初めから折り合い重視の作戦に見えた
- 1周目4コーナーから力みだした。その後も完全にはリラックスできずペースが流れ出す向正面半ばまで前進気勢が強かった
- 3コーナーから大外をマクってスパート。直線上り坂で勢いは鈍ったが、2着馬との併せ馬で抜かせなかった。最後まで手前は替わっていなかった
騎手「状態はすごく良いと思っていた」
力みがある時間が長かった事、最後の直線で手前が替わらなかった事を考えるとロスが大きかった中で勝ち切ってすごく強かったと思う。
メモ)
- 返し馬。秋天時にあった前進気勢の強さがなく、落ち着きがある
- パドック。周回を重ねるごとに動きが良くなっていった。力強く・柔軟な動きで状態は良さそう
- 追い切り。極端に悪くは感じないが、併せた2歳馬に遅れたのは印象が良くない
2着 スターズオンアース 牝4
ルメール騎手 56.0kg
- 促すとダッシュよく前のポジションへ
- コーナーで内にモタれる感じがあった。2周目の3コーナーに入ろうと手前が替わった時、内ラチ沿いにぶつかりバランスを崩した
- 直線、ジリジリ伸びたが、内にモタれてロスがあった
スタートが悪くポジションが後方になっていた一時期の姿はなくなり、良いポジションでレースできるようになってきた。
この馬にとって2500mは少し距離が長かったかもしれない。
3着 タイトルホルダー 牡5
横山和騎手 58.0kg
- 促し促して先頭へ。スピードに乗るまで少し時間掛かった
- 直線、上り坂で勢いが鈍ったがしぶとく走り切った
メモ)
馬具:クロス鼻革、メンコ
- パドック。硬さを感じず状態は良さそう
- 追い切り。ここ1年は前肢の動きに硬さを感じることが多かったが、今回は感じない。昨年の有馬記念以降で一番いい動き。ただ、騎手は良い時と比べると物足りなさは感じていそう
【有馬記念】美浦レポート タイトルホルダー 横山和生騎手「良い内容、良い結果で終われるよう頑張りたい」|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI
4着 ジャスティンパレス 牡4
横山武騎手 58.0kg
- 出負け。後方のポジション
- 2周目3,4コーナー外を回った
- 直線、スピードを維持する感じで良く伸びた
騎手
「返し馬から前走よりあきらかに具合が良くなっていると感じていました」
「ゲートで後ろにモタれて何度も立ち上がるようなところがありました。出ていればプランも選べましたが、腹を括る形でいきました」
「コーナリングでギアがスムーズに上がっていかず、ついていけなかった」
メモ)
- 返し馬。やや前進気勢強い
- パドック。力強く・柔軟な動きで、歩きに勢いもあり状態良さそう
- 追い切り。前走から最終追い切りは坂路で。前走は軽い内容だったが、今回は全体時計を2秒程詰め、軽めながらも負荷上げた感じ。雰囲気はいい
5着 シャフリヤール 牡5
松山騎手 58.0kg
- 促し好位のポジションへ
- 最後の直線に入る直前、狭いスペースに入るのを躊躇したのか逆手前になっていた。ここでスムーズに加速できなかった
- 直線、追い切りの時と同じように馬が走るのを加減している感じだったが、後続が迫ってくると負けん気見せてもう一頑張りした
メモ)
馬具:メンコ
- 返し馬。馬場先入れ
- 追い切り。顎が上がり気味の走りで馬が加減しているように見受けられた
6着 タスティエーラ 牡3
ムーア騎手 56.0kg
- スタートで少しヨレて出遅れる形に。促し促して中団のポジションへ
- 2周目4コーナー~直線にかけて進路が狭く、他馬との接触もあった
- 直線でも進路がなくなりブレーキ。再加速して良い脚
騎手「馬の状態はすごく良かった」
メモ)
馬具:クロス鼻革、リング系ハミ、舌縛り
- パドック。引き手2人
- 追い切り。闘志を出しつつもムキになりすぎずに走れている。動きも良く、状態は良さそう
7着 ウインマリリン 牝6
モリス騎手 56.0kg
- 好スタート。中団前方のポジション
- 最終コーナーで手応えは良くないが、最後までしぶとく走り切った
メモ)
馬具:メンコ
- 追い切り。良い動きではあるが、全盛期に比べると劣る感じ
8着 ソールオリエンス 牡3
川田騎手 56.0kg
- スタートで少し躓きで遅れる形に。促し中団後方のポジションへ
- 1周目4コーナーで進路が狭くなり少しバランスを崩す場面
- 直線、じわじわ加速したが進路がなくなり切り替えるロス。スムーズでないなりに伸びてはいたがジリジリとした伸びになった
やっぱり2000mぐらいが適性距離なのかなという印象。
メモ)
馬具:リング系ハミ
- 追い切り。今まで併せ馬で、今回は単走。前走までより脚捌きのダイナミックさが少し劣る
9着 ハーパー 牝3
岩田望騎手 54.0kg
- 促すとダッシュよく好位のポジションへ
- 2周目
- 3コーナー手前からスパートに入るも、あまり手応えが良くない
- 直線苦しくなった
ペースが上がったり、一度ブレーキをかけた後にすぐに加速するのはやや苦手か。
メモ)
馬具:チークピーシーズ、メンコ
10着 ホウオウエミーズ 牝6
田辺騎手 56.0kg
- 出負け。後方のポジション
- 直線じわじわ差してきた
メモ)
馬具:メンコ
- パドック。動き良く状態良さそう
11着 アイアンバローズ 牡6
石橋騎手 58.0kg
- 促すもあまりスピードに乗れず中団前方のポジションに
- 2周目3コーナーでペースが上がり始めるとついていくのがしんどくなった
- 直線でもギアは上がらないが最後までスピードは維持していた
ラップが速くなってしまうとスピード不足なので、持久力勝負にならないとこの馬の長所は活かしきれない。
メモ)
馬具:舌縛り、メンコ
- パドック。力強く・柔軟な動きで、歩きに勢いもあり状態〇
12着 スルーセブンシーズ 牝5
池添騎手 56.0kg
- 出負け。後方のポジション。外枠だったこともあってかそういう作戦だったように思う
- 前に壁が作れず掛かってしまい、1コーナー過ぎまで続いた。好位までポジションを上げてしまった。その後も完全には収まらず、前進気勢が強い感じだった
- 4コーナーで余力がなくなったが、最後までしぶとく走り切った
メモ)
馬具:メンコ
- 追い切り。いつも通り抜群の動き
13着 ライラック 牝4
戸崎騎手 56.0kg
- 後方のポジション
- 1周目直線で力みかけたが収まった
- 直線脚使えず
騎手「体重が増えていて具合も良かった」
メモ)
- 追い切り。しっかり負荷をかける内容
14着 プラダリア 牡4
ムルザバエフ騎手 58.0kg
- 1周目
- 出負け。促し前のポジションへ
- 直線に入ると若干力みがあったがすぐに落ち着いた
- 2周目
- 3コーナーで後続からのプレッシャーがかかりペースを上げた
- 2周目4コーナーで手応えは悪そうで、直線に入った所で前に入られて脱落
メモ)
- 追い切り。前走(京都大賞典)時より全体時計を2.5秒程速めて負荷上げた。かつ動きも良くなっている感じ
15着 ディープボンド 牡6
マーカンド騎手 58.0kg
- 促したが中団後方のポジションに
- 2周目4コーナーで遅れ始めそのまま脱落
メモ)
馬具:ブリンカー
- パドック。もう少し後肢を力強く踏み込めるといい
- フォトパドック。前走同様、筋肉の凹凸がないように見え、良い時の状態に戻っていない
16着 ヒートオンビート 牡6
坂井騎手 58.0kg
- すぐにスピードに乗れず後方のポジション
- 1コーナーで少し、向正面でも少しポジションアップ
- 2周目3,4コーナー、少し外を回った
- 直線で進路が狭くなりブレーキ。そのまま盛り返せず
メモ)
馬具:リング系ハミ
- 追い切り。
- いつもより全体時計を2.5秒程速めた中でもある程度良い動き。負荷上げた
- 頭の位置が高い傾向にあるが、今回は多少首を使って走れている感じ
参考サイト:
・【有馬記念レース後コメント】ドウデュース武豊騎手ら | 競馬ニュース - netkeiba.com
・【有馬記念】レースを終えて…関係者談話 - サンスポZBAT!
▼詳しい情報はJRAのHPをご覧ください。