この記事では、2021年4月10,11日の
- 中山競馬場(4/10 ニュージーランドT)
- 阪神競馬場(4/10 阪神牝馬S、4/11 桜花賞)
の芝レースの馬場傾向を分析しています。
新潟競馬場の分はTwitterに書きます。
(※Twitterに書いたものをまとめました)
最後に、まとめとして次週に向けて注目すべき点を書いています。
中山競馬場(Bコース)
◆クッション値:9.9(-0.5) 標準
◆含水率:ゴール前 11.6(+0.9)
4コーナー 11.1(-1.3) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は先週日曜比
開催7週目、Bコース2週目。
金曜日に散水。
4月10日(土) ニュージーランドT
◆クッション値:9.7(-0.2) 標準
◆含水率:ゴール前 11.8(+0.2)
4コーナー 12.4(+1.3) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
時計は標準的。差しも利く。
全体的にコースの内側が少し荒れている。
ゴール板~1コーナーの間、内回り3,4コーナーが少し掘れる。
直線は荒れている内側の部分を避けた方が伸びる。
(メモ)
5R 3歳未 2000内 2:01.8
スローペース(61.6-60.2 +1.4) 上がり 36.3(12.1-12.0-12.2)
好差---好差-先-差(内)-差 残5Fからペース流れた
9R 牝2勝 2000内 2:00.9
スローペース(61.0-59.9 +1.1) 上がり 36.4(12.0-11.8-12.6)
先-差-好差-追-差 6F目に11.4 横に広がり直線
10R 3勝 1200外 1:08.4
ハイペース(33.5-34.9 -1.4) 上がり 34.9(11.2-11.3-12.4)
好差(内)-先-差-追-差 隊列縦長で直線
11R 3歳G2 1600外 1:33.1
ミドルペース(35.0/46.7-46.4/34.6 +0.3) 上がり 34.6(11.7-11.2-11.7)
逃---好差-先-好差(内)-差4角押上 中団横に広がり直線
4月11日(日)
◆クッション値:10.1(+0.4) やや硬め
◆含水率:ゴール前 12.3(+0.5)
4コーナー 11.7(-0.7) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
時計は前半のレースでは標準的ぐらいだったが、後半になるとやや速いレベルになった。これは馬場が乾燥していき時計が速まったと考えられる。
時計が速まると先行有利にもなり得るが、馬場内側が荒れていることで差しも利いている。
全体的にコースの内側が少し荒れている。
内回り3,4コーナーの内側が少し掘れるので、ここから直線にかけては内側の部分を避けた方が伸びる。内側は避けて走る傾向があった。
(メモ)
2R 牝3歳未 2000内 2:02.7
スローペース(62.1-60.6 +1.5) 上がり 36.3(11.8-12.1-12.4)
好差-差-先-差-追 残5Fからペース流れた 隊列やや縦長で直線
5R 3歳未 1600外 1:35.3
ハイペース(35.0/46.8-48.5/36.4 -1.7) 上がり 36.4(12.2-12.2-12.0)
追-差-差(内)-差-好差
7R 牝3歳1勝 1800内 1:49.6
スローペース(5F 62.5 +1.6) 上がり 34.7(11.8-11.3-11.6)
差-逃-先-先-先 横に広がり直線
9R 2勝 1200外 1:08.6
スローペース(34.7-33.9 +0.8) 上がり 33.9(11.1-11.3-11.5)
好差-先-先-先-好差 ほぼ一団で直線 出走9頭
11R L 1200外 ハンデ 1:07.3
ハイペース(33.2-34.1 -0.9) 上がり 34.1(11.1-11.4-11.6)
好差-差(内)-差-先-差
阪神競馬場(Bコース)
◆クッション値:9.9(-0.4) 標準
◆含水率:ゴール前 9.7(+1.9)
4コーナー 8.7(-1.0) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は先週日曜比
開催9週目、Bコース1週目。今週からBコースに替わり、Aコース時より内柵が直線部分で3m、コーナー部分で4m外に移動している。それにより内側の荒れた箇所の面積が減った。
金曜日に散水。
4月10日(土) 阪神牝馬S
◆クッション値:9.6(-0.3) 標準
◆含水率:ゴール前 10.1(+0.4)
4コーナー 9.7(+1.0) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
時計はかなり速い。レコードタイムが更新されてもおかしくない。
それでも先行有利ではなく、瞬発力のある馬が来るパターンが多かった。これは馬場内側が若干だが荒れていて、外側が綺麗なためよりスピードに乗りやすく伸びやすいからか。
Bコースに替わったが、馬場内側の荒れは若干だが残っている。1コーナー、3・4コーナーが少し掘れていたが、馬場がだんだん乾いて気にならなくなっていった。
(メモ)
3R 3歳未 2000内 2:00.8
スローペース(61.4-59.4 +2.0) 上がり 35.1(11.7-11.4-12.0)
先-逃-好差 4角押上-差-好差 残4Fからペースアップ
6R 3歳1勝 1200内 1:08.4
ミドル~スローペース(34.4-34.0 +0.4) 上がり 34.0(11.3-11.1-11.6)
追-逃-追-先-先 上がり最速32.9
9R 2勝 2200内 2:11.3
スローペース(5F 61.0 +1.3) 上がり 34.5(11.2-11.5-11.8)
差-差-逃-好差-好差 残4Fからペースアップ
10R 3勝 1800外 ハンデ 1:46.0
スローペース(5F 61.4 +2.5) 上がり 32.6(10.7-10.7-11.2)
好差-先-差-好差-先 先団一団で直線 上がり最速31.9
11R 牝G2 1600外 1:32.0
スローペース(35.1/47.1-44.9/33.2 +2.2) 上がり 33.2(10.7-10.8-11.7)
差-差(内)-先-好差-先 先団一団で直線 上がり最速32.4
4月11日(日) 桜花賞
土曜日レース後に散水。
◆クッション値:9.9(+0.3) 標準
◆含水率:ゴール前 9.8(-0.3)
4コーナー 9.7(±0) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。傾向は昨日と同じだった。
時計はかなり速い。レコードタイムが2つ更新された。
今日はペースが流れるレースが多く昨日とは少し印象が違ったが、馬場内側が荒れていて馬場の綺麗な外を通った方がスピードに乗りやすく伸びやすいのは同じ。
前が止まりづらくはあるが、瞬発力のある馬も差してこられる。
馬場内側が若干荒れている。
(メモ)
4R 3歳未 1400内 1:20.6
ハイペース(34.0-11.2-35.4 -1.4) 上がり 35.4(11.4-11.6-12.4)
先-好差-好差(内)-逃-好差 隊列縦長で直線
7R 2勝 1600外 1:32.2
スローペース(35.4/47.1-45.1/33.3 +2.0) 上がり 33.3(10.7-11.1-11.5)
先-好差-逃-先-差(内) 出走9頭
9R 牝3歳L 2000内 1:58.0
ミドルペース(59.3-58.7 +0.6) 上がり 34.9(11.3-11.5-12.1)
好差-逃-差-差-差
10R OP 2600外 ハンデ 2:35.1(レコード更新)
スローペース(5F 60.5 +0.8) 上がり 34.1(11.1-11.2-11.8)
差-好差-差-好差---好差 向正面押上 1角でペース緩み,残4Fから再ペースアップ 先団固まり直線
11R 牝3歳G1 1600外 1:31.1(レコード更新)
ミドルペース(34.1/45.2-45.9/34.3 -0.7) 上がり 34.3(11.2-11.2-11.9)
先-追-好差(内)-好差-差 上がり最速32.9
新潟競馬場(Bコース)
◆クッション値:10.2 やや硬め
◆含水率:ゴール前 11.7
4コーナー 13.6 良
※1 共に金曜朝の時点
開催1週目(開幕週)、Bコース1週目。
金曜日に散水。
4月10日(土)
◆クッション値:10.4(+0.2) やや硬め
◆含水率:ゴール前 11.4(-0.3)
4コーナー 13.7(+0.1) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
速い時計が出そうな馬場。内回りはやや先行有利、瞬発力も活きる。
内回り向正面が少し掘れる。
4月11日(日)
◆クッション値:9.7(-0.7) 標準
◆含水率:ゴール前 10.6(-0.8)
4コーナー 12.5(-1.2) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
下級条件では時計はやや速い。ペースが流れれば差しも利く。
レース上がり3F 33.4、上がり3F最速32.9のレースがあった。
馬場の荒れが進んだ感じで、内回り向正面が掘れる。
次週に向けて
中山は、時計がやや速い。馬場内側の荒れた部分は避けた方が伸びる。
阪神は、時計がかなり速い。直線は内側の荒れた部分を避けた方がスピードが乗りやすく伸びる。
▼先週の馬場傾向はこちらの記事に書いています。
▼詳しい情報はJRA等のHPをご覧ください。
▼ペースは独自に判断しています。