この記事では、2020年11月28,29日の
- 東京競馬場(11/29 ジャパンC)
- 阪神競馬場(11/28 京都2歳S、11/29 京阪杯)
の芝レースの馬場傾向を分析しています。
最後に、まとめとして来週に向けて注目すべき点を書いています。
東京競馬場・芝コース(Cコース)
- クッション値:9.0(-0.7) 標準
- 含水率:ゴール前 17.4(+4.8)、4コーナー 17.6(+4.4) 良
開催8週目、Cコース2週目。内柵がBコース時より3m外に移動している。
土曜日(11月28日)
- クッション値:9.2(+0.2) 標準
- 含水率:ゴール前 15.4(-2.0)、4コーナー 15.9(-1.7) 良
全レース良馬場で行われた。
時計は標準的。ペースが遅いと直線でのスピード(瞬発力)が求められるが、ペースが流れると持久力も必要になるか。
馬場内側が荒れていて、後半のレースでは向正面からゴールまで内を避けて通っていた。3,4コーナーは内柵から3頭分ぐらい外、直線は真ん中あたりまで行った方がいい。
(メモ)
3R 2歳未 1800 1:47.9
スローペース(5F 60.6 +0.7) 上がり 35.0(11.7-11.4-11.9)
好差---差-追-好差 3,4角押上-先(内) 中盤緩む
5R 2歳新馬 1600 1:36.6
スローペース(36.5/49.2-47.4/34.4 +1.8) 上がり 34.4(11.5-11.4-11.5)
逃---差---先-好差-差(内)
7R 1勝 2400 2:27.6
スローペース(5F 63.6 +2.1) 上がり 35.0(11.5-11.6-11.9)
好差-先-差-好差-差
8R 2勝 1600 1:35.0
スローペース(36.5/48.8-46.2/34.1 +2.6) 上がり 34.1(11.3-11.3-11.5)
先-逃-好差-先---追
11R OP 1600 1:32.8
ミドルペース(34.6/46.2-46.6/35.0 -0.4) 上がり 35.0(11.5-11.4-12.1)
好差-追-先-逃-差 やや縦長で直線
12R 牝2勝 1400 1:22.9
スローペース(37.0-11.9-34.0 +3.0) 上がり 34.0(11.4-11.2-11.4)
好差-先-差-追-先
日曜日(11月29日) ジャパンC
- クッション値:9.3(+0.1) 標準
- 含水率:ゴール前 14.8(-0.6)、4コーナー 14.6(-1.3) 良
全レース良馬場で行われた。
時計は標準的。ペースが遅いと直線でのスピード(瞬発力)が求められるが、ペースが流れると持久力も必要。
馬場内側が荒れていて、3,4コーナーは内柵から3頭分ぐらい外、直線は真ん中あたりまで行った方がいい。荒れている部分は、3,4コーナーは最悪避けなくても大丈夫だが、直線は避けないと伸びない。
(メモ)
2R 2歳未 1600 1:35.3
ミドルペース(35.5/47.6-47.7/35.5 -0.1) 上がり 35.5(11.9-11.8-11.8)
好差-差-好差-先(内)-差 3,4角やや緩む 一団で直線へ
3R 2歳未 2000 2:01.4
ミドルペース(60.8-60.6 +0.2) 上がり 35.3(12.0-11.7-11.6)
好差(内)-好差-差-追-好差 3,4角緩む
6R 2歳新馬 1800 1:50.8
スローペース(5F 64.1 +2.5) 上がり 34.2(11.6-11.3-11.3)
逃-先-差-好差-差
8R 2歳1勝 1600 1:35.2
スローペース(36.3/48.8-46.4/34.1 +2.4) 上がり 34.1(11.6-11.3-11.2)
好差-好差-好差-先-差
9R 2勝 2000 2:01.6
スローペース(62.4-59.2 +3.2) 上がり 34.0(11.6-11.1-11.3)
逃-好差-差-好差-先 出走7頭
11R 3勝 2000 ハンデ 2:00.7
スローペース(62.5-58.2 +4.3) 上がり 34.2(11.7-11.2-11.3)
好差-先-好差-差-差 残5Fからペース流れ始めた 隊列縦長で直線
12R G1 2400 2:23.0
ハイペース(5F 57.9 -1.7) 上がり 37.8(12.3-13.2-12.3)
好差-差-差-好差-先(内) 先頭が後続を大きく離し,2番手は5F 60.3ぐらい(ミドル~スロー)で通過
阪神競馬場・芝コース(Aコース)
- クッション値:9.5(-0.8) 標準
- 含水率:ゴール前 9.1(-0.5)、4コーナー 11.1(-0.3) 良
開催4週目、Aコース4週目。
土曜日(11月28日) 京都2歳S
- クッション値:10.1(+0.6) やや硬め
- 含水率:ゴール前 10.5(+1.4)、4コーナー 11.6(+0.5) 良
- ※1 共に当日朝、レース前の時点 ※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
時計は標準的。先週よりさらに時計がかかるようになった印象で、持久力が必要な馬場にシフトしつつあるのかもしれない。その理由としては馬場内側が荒れてきた事が挙げられる。
馬場内側が荒れてきて、内回りコースの、向正面~3,4コーナーが少し掘れる。
直線は内を避けて通る傾向があった。通ったらダメではないが、避けた方が良い印象。
(メモ)
2R 2歳未 1400内 1:21.7
ハイペース(34.5-11.7-35.5 -1.0) 上がり 35.5(11.6-11.5-12.4)
逃-先(内)-先(内)-好差(内)-差(内)
4R 2歳未 1600外 1:35.2
ミドルペース(35.5/47.3-47.9/36.1 -0.6) 上がり 36.1(11.9-11.5-12.7)
先-先(内)-好差-先-好差 やや縦長で直線
5R 2歳新馬 1800外 1:49.3
スローペース(5F 62.6 +1.9) 上がり 34.6(11.5-11.3-11.8)
好差 4角押上-差-好差(内)-好差-先(内) 出走9頭
6R 牝2歳新馬 1600外 1:36.5
スローペース(35.9/48.6-47.9/35.5 +0.7) 上がり 35.5(11.6-11.3-12.6)
好差-好差-先-差-差
9R 2勝 2600外 2:41.2
スローペース 上がり 35.7(11.3-11.6-12.8)
差4角押上-差-好差-好差 4角押上-差 残7Fからペース流れ,残4Fからペースアップ 横に広がり直線 出走9頭
11R 2歳G3 2000内 2:01.6
スローペース(61.5-60.1 +1.4) 上がり 35.5(11.7-11.6-12.2)
差-好差-好差-差(内)-差
12R 2勝 1200内 1:09.1
ハイペース(33.8-35.3 -1.5) 上がり 35.3(11.2-11.6-12.5)
逃(内)-先-先-好差-好差(内) 隊列縦長で直線
日曜日(11月29日) 京阪杯
- クッション値:10.1(±0) やや硬め
- 含水率:ゴール前 9.3(-1.2)、4コーナー 10.0(-1.6) 良
全レース良馬場で行われた。
時計は標準~やや速い。昨日は時計が速いなと思わなかったが、今日は速い時計はなかったものの上がりが速いレースがあった。内も昨日よりは通っても大丈夫な印象だった。
これには馬場が乾いたのが影響していると考えられる。その証拠に午前中、土が飛んでいたのが後半のレースでは砂埃に替わっていた。
馬場内側が荒れてきて、内回りコースの、向正面~3,4コーナーが少し掘れる。
(メモ)
2R 2歳未 2000内 2:01.5
ミドルペース(60.6-60.9 -0.3) 上がり 36.0(11.8-11.8-12.4)
追4角押上-先-追-先-好差(内) 3角やや緩む 馬群固まり直線
6R 2歳新馬 1400内 1:23.1
スロー~ミドルペース(35.8-12.1-35.2 +0.6) 上がり 35.2(11.6-11.5-12.1)
先-先-先-逃(内)-好差(内) 2つの集団に分かれ直線
7R 牝2勝 2000内 2:01.5
スローペース(63.1-58.4 +4.7) 上がり 34.5(11.3-11.3-11.9)
逃(内)-好差-先-好差(内)-差 残5Fから徐々にペース流れた 出走9頭
9R 牝2歳1勝 1600外 1:34.3
スローペース(35.9/48.2-46.1/33.9 +2.1) 上がり 33.9(11.1-10.9-11.9)
逃(内)-好差(内)-好差(内)-好差-追
10R 3勝 1600外 1:34.1
スローペース(36.5/48.5-45.6/33.9 +2.9) 上がり 33.9(11.0-10.9-12.0)
追-好差-先(内)-先(内)-先 残4Fからペース流れた 上がり最速32.8
12R G3 1200内 1:08.2
ミドル~ハイペース(33.8-34.4 -0.6) 上がり 34.4(11.4-11.1-11.9)
差-先-追4角押上(内)-差4角押上(内)-追
来週に向けて
阪神は、内回りコースの向正面~3,4コーナーが荒れていて、水分を含めば内を通ったらダメな馬場になりそう。
▼先週の馬場傾向はこちらの記事に書いています。
▼詳しい情報はJRA等のHPをご覧ください。