ジャパンCが2020年11月29日に行われ、1番人気のアーモンドアイが優勝しました。
アーモンドアイがラストランを勝利で飾り、G1・9勝目で最多勝利数をさらに更新しました。3冠馬3頭が出走した類をみない歴史的な1戦をリアルタイムで見ることができたのは幸せ以外の何物でもありません。素晴らしいレースを見せてくれた関係者の皆様に感謝したいです。
この記事は、ジャパンCの回顧で、
- レース展開
- 各馬の勝因・敗因
について考察しています。
何かヒントになることがあれば幸いです(^^)
G1 ジャパンCを振り返る
東京競馬場(Cコース) 2400m 斤量:定量
レース展開
【馬場】 良
【勝ち時計】 2:23.0
【5着までの脚質(ポジション)】 好差-差-差-好差-先(内)
【ペース】 ハイペース(5F 57.9 -1.7) 上がり 37.8(12.3-13.2-12.3)
先頭が後続を大きく離し、2番手は5F 60.3ぐらい(ミドル~スロー)で通過。
苦しくなっている馬が多かったので、タフなレースになったのだと思う。
▼当日の馬場傾向はこちらの記事に書いています。
各馬のレース内容考察(勝因・敗因は?)
1着 アーモンドアイ 牝5
ルメール騎手 55.0kg
好スタート。好位のポジション。
直線徐々に追い出し、少し内にもたれながらも1馬身差以上つけて優勝。最後は差をつめられたように見えるが、早めにスパートした分だろう。
課題だったスタートも完璧に決まり、力も出し切ってラストランで集大成を見せた。
2着 コントレイル 牡3
福永騎手 55.0kg
中団のポジション。
直線反応良く伸びてきてが、半ばで脚が鈍った。苦しくなったのか少し内にモタれていた。それでも最後までしぶとく伸び2着。
アーモンドアイには完敗だったが、他の古馬勢には先着。菊花賞後のタフなローテーションでもそれができたのは凄いことだと思う。来年からはこの馬が競馬界を引っ張っていく存在になると信じている。
3着 デアリングタクト 牝3
松山騎手 53.0kg
中団前のポジション。
4コーナーからあまり反応がよくなく、直線でもかなり内にモタれていたが、最後まで諦めず伸びてきてポテンシャルは示した。
レースまでの過程は前走より落ち着いていたように見えた。
4着 カレンブーケドール 牝4
津村騎手 55.0kg
あまりダッシュがつかず中団のポジション。
行きっぷりがいいながらも折り合いはついた。
直線反応良く伸び、アーモンドアイとの距離を詰めたが相手にも余裕があり離されてしまった。半ばぐらいで苦しくなり内にモタれて脚も鈍ったが、他馬に並ばれると持ち前の負けん気を見せてもう一頑張りした。
3歳三冠馬の2頭と僅差、他のG1馬たちには先着しG1を勝つポテンシャルがあることを改めて証明した。
5着 グローリーヴェイズ 牡5
川田騎手 57.0kg
促して前へ。
4コーナーで早めにスピードに乗せていく。直線半ばで鞭を入れると内に行ってしまい、馬場の荒れた部分に行ってしまったのは痛かった。その分最後は脚が鈍ったか。
6着 ワールドプレミア 牡4
武豊騎手 57.0kg
あまりダッシュがつかず中団のポジション。
直線上位には離されたが、最後までしぶとく伸びてはいた。
ほぼ1年ぶりのレースで大敗してもおかしくないが、良く頑張っていると思う。
7着 ミッキースワロー 牡6
戸崎騎手 57.0kg
中団後方のポジション。
直線進路を確保するのに時間がかかった。一瞬良い脚を使ったが、途中で脚が鈍った。
8着 キセキ 牡6
浜中騎手 57.0kg
促して前へ。ヨシオが外から先頭を狙ったことにより、走るスイッチが入りかかってしまった。騎手もそれを無理に抑えようとせず、かなりのハイペースになった。
直線に向いたころには余力は残っておらず、後続に一気にかわされた。
スタートがここ2戦安定しているのは良い傾向だが、折り合い面にはいまだに課題が残る。
9着 マカヒキ 牡7
三浦騎手 57.0kg
出遅れ。あまりダッシュもつかず後方のポジション。
直線伸びてきてはいたが、半ばで脚が鈍った。
11着 パフォーマプロミス 牡8
岩田望騎手 57.0kg
中団後方のポジション。
直線さほど伸びが見られなかった。
12着 ユーキャンスマイル 牡5
岩田康騎手 57.0kg
後方のポジション。
4コーナーから手応えがよくなく、直線の走りも硬い感じがした。
陣営のコメントを見ていると絶好調ではないのかなと思っていたが、ここまで走れない馬ではないので、むしろ状態が良くなかったのかもしれない。
13着 クレッシェンドラヴ 牡6
内田騎手 57.0kg
好位のポジション。
行きっぷりも良く走れたが、直線では伸びがなかった。
前走でも思ったが、脚を溜めた方が良さそう。今回は前走で先行した経験と調教を強化した影響はあったと思う。
距離も長かったか。
14着 トーラスジェミニ 牡4
田辺騎手 57.0kg
少し促し前へ。先頭は狙わず。
2コーナーで他馬と並んだ時にかかる感じに。
直線に向いたころには余力は残っていなかった。
まとめ
アーモンドアイ。
— ヤンフェ@競馬 (@yanfevreee) 2020年11月29日
数々の名馬でさえも超えられなかったG1 ・7勝の壁を打ち破り、さらにその先の領域、G1・9勝を達成。
圧倒的な強さに加えて、愛らしい顔で好きにならない理由がない😌
現役時代をリアルタイムで見れてよかった。
感動をありがとう。
▼詳しい情報はJRAのHPをご覧ください。