この記事では、2021年1月30,31日の
- 東京競馬場
- 中京競馬場(1/31 シルクロードS)
- 小倉競馬場
の芝レースの馬場傾向を分析しています。
最後に、まとめとして次週に向けて注目すべき点を書いています。
東京競馬場(Dコース)
◆クッション値:8.4 標準
◆含水率:ゴール前 18.6
4コーナー 18.8 重
※1 共に金曜朝の時点
開催1週目(開幕週)、Dコース1週目。
1月30日(土)
◆クッション値:8.8(+0.4) 標準
◆含水率:ゴール前 16.2(-2.4)
4コーナー 16.8(-2.0) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
時計はやや速い。スローペースのレースが多く速い時計は少なかったが、上がりが速いレースが多く、もっと速い時計が出そうな雰囲気があった。
開幕週らしく、綺麗な馬場で速い時計が出て前が止まりづらいのでやや先行有利。それに加え、直線が長いコースなので瞬発力があるタイプが割り込んでくる感じか。
(メモ)
5R 3歳未 1800 1:45.2
ハイペース(5F 57.9 -0.5) 上がり 35.1(11.6-11.7-11.8)
好差-----好差-好差(内)-先-差(内) 隊列縦長 4角やや緩む
6R 3歳新馬 1600 1:36.0
スローペース(36.4/48.9-47.1/34.6 +1.8) 上がり 34.6(11.7-11.3-11.6)
先-差-差-先-追
10R 3歳 L 1400 1:22.2
スローペース(37.0-11.8-33.4 +3.6) 上がり 33.4(11.1-11.1-11.2)
先-好差 3,4角押上-好差-先-好差
11R L 2000 1:59.0
スローペース(60.7-58.3 +2.4) 上がり 34.7(11.3-11.6-11.8)
好差-追-好差-差-先 4F目に11.4,残4Fから再びペースアップ 一団で直線
12R 1勝 1800 1:48.5
スローペース(5F 62.5 +2.2) 上がり 33.7(11.1-11.2-11.4)
好差-差-先-逃-先
1月31日(日)
◆クッション値:9.3(+0.5) 標準
◆含水率:ゴール前 14.6(-1.6)
4コーナー 14.5(-2.3) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
傾向は昨日とほぼ同じ。
時計はやや速い。スローペースのレースでいい時計が出ていたので、ペースが速くなれば時計は速まるだろう。
開幕週らしく、綺麗な馬場で速い時計が出て前が止まりづらいのでやや先行有利。それに加え、直線が長いコースなので瞬発力があるタイプが割り込んでくる感じか。
(メモ)
5R 3歳未 1600 1:34.0
ミドルペース(34.7/46.7-47.3/35.1 -0.6) 上がり 35.1(11.6-11.5-12.0)
先-好差-逃-先-先 3,4角やや緩む 隊列やや縦長で直線
6R 3歳新馬 1800 1:51.0
スローペース(5F 64.4 +2.7) 上がり 33.7(11.7-10.9-11.1)
好差-好差---差-逃-差
9R 3歳1勝 1800 1:46.5
スローペース(5F 60.4 +1.2) 上がり 33.9(11.6-11.2-11.1)
好差-先---好差-好差-好差 中盤やや緩む 一団で直線 出走8頭
10R 3勝 1600 1:33.3
スローペース(35.6/47.3-46.0/34.3 +1.3) 上がり 34.3(11.1-11.6-11.6)
差-先-差-差(内)-逃 一団で直線
12R 2勝 1800 1:48.2
ミドルペース(5F 59.5 -0.6) 上がり 36.5(11.9-12.7-11.9)
好差-差-好差-先-好差 先頭が後続を離し,2番手は5F 61.5ぐらい(スロー)で通過 出走9頭
中京競馬場(Bコース)
◆クッション値:9.7(+1.5) 標準
◆含水率:ゴール前 15.3(-1.9)
4コーナー 13.7(-2.2) 稍重
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は先週日曜比
開催5週目、Bコース1週目。今週からBコースに替わり、内柵がAコース時から3m外に移動した。
1月30日(土)
◆クッション値:9.8(+0.1) 標準
◆含水率:ゴール前 14.7(-0.6)
4コーナー 14.8(+1.1) 重
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
7Rまでが重馬場、9R以降が稍重馬場で行われた。
今日は2勝クラスまで、時計は標準的。差しも利くが、コース内側が荒れていて通るところ次第な部分もありそう。
今週からBコースに替わり、荒れた内側の馬場がカバーされたが、まだ荒れた部分が少し残っている。4コーナー~直線上り坂にかけてが掘れ、そこ以外の場所は少し掘れる。
直線は内は避ける傾向に変わっていったので内側の馬場が悪いのだろう。
(メモ)
5R 3歳未 2000 重 2:02.7
ミドルペース(61.2-61.5 -0.3) 上がり 36.4(12.6-11.6-12.2)
好差 4角押上---好差-好差---差-先 2角でペース落ちた 一団で直線
7R 1勝 1600 重 1:34.8
ミドルペース(36.0/47.6-47.2/35.2 +0.4) 上がり 35.2(11.8-11.8-11.6)
差-好差-好差-好差-先 出走8頭
9R 3歳1勝 1600 稍重 1:35.0
ミドルペース(35.8/47.6-47.4/35.3 +0.2) 上がり 35.3(11.8-11.5-12.0)
好差-先-好差-差-先 出走7頭
10R 2勝 2000 稍重 2:01.3
スロー~ミドルペース(61.1-60.2 +0.9) 上がり 36.0(12.1-11.5-12.4)
追3,4角押上(内)-好差-差-先-好差 出走9頭
1月31日(日)
◆クッション値:9.9(+0.1) 標準
◆含水率:ゴール前 13.0(-1.7)
4コーナー 12.9(-1.9) 稍重
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
6Rまでが稍重馬場、9R以降が良馬場で行われた。
時計は標準的。差しも利く馬場。
馬場が乾き掘れ具合も軽減された。3,4コーナー~直線上り坂にかけてが少し掘れ、それ以外の場所はほとんど掘れなくなった。
昨日よりも少しマシになったものの、まだ直線内側は避けた方が良さそうだった。
(メモ)
5R 3歳未 1600 稍重 1:34.4
ハイペース(34.6/46.2-48.2/36.4 -2.0) 上がり 36.4(11.9-12.1-12.4)
好差-好差-先-逃---差
6R 3歳新馬 2000 稍重 2:05.4
スローペース(65.3-60.1 +5.2) 上がり 35.0(12.1-11.5-11.4)
好差-差-逃-差-好差(内)
9R 2勝 1600 1:33.8
ハイペース(34.9/46.4-47.4/35.8 -1.0) 上がり 35.8(11.6-11.9-12.3)
先-先-好差-差-好差 隊列縦長で直線
10R 3勝 2200 2:12.8
ハイペース(5F 59.6 -0.8) 上がり 35.9(12.0-11.7-12.2)
好差-先---先---好差-好差 中盤やや緩む 先頭が後続を離し,2番手は5F 60.8ぐらい(ミドル)で通過
11R G3 1200 ハンデ 1:08.3
ハイペース(33.7-34.6 -0.9) 上がり 34.6(11.3-11.6-11.7)
差-好差(内)-好差-差-先
小倉競馬場(Aコース)
◆クッション値:9.8(+2.0) 標準
◆含水率:ゴール前 8.4(-2.6)
4コーナー 8.9(-2.8) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は先週日曜比
開催3週目、Aコース3週目。
1月30日(土)
◆クッション値:9.5(-0.3) 標準
◆含水率:ゴール前 8.3(-0.1)
4コーナー 8.6(-0.3) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
時計は標準~やや速い。馬場がだんだん乾いていき、少し時計が速くなった感じがした。その分、やや先行・内有利の傾向はあるものの、瞬発力勝負で追込が決まったレースもあった。
コース内側が全体的に荒れている。荒れ具合が一番大きいのは4コーナー。
掘れるのは向正面と3,4コーナーで、向正面は土の塊が飛ぶ感じの掘れる。3,4コーナーは地面を蹴った時に湿った砂が上がる感じ。
それでも内を避ける傾向はなかった。
(メモ)
2R 牝3歳未 2000 2:01.7
ハイペース(60.2-61.5 -1.3) 上がり 36.7(12.1-12.3-12.3)
好差-好差 3,4角押上-追-先-差 序盤速く,あとは一定のラップ 先頭が後続を離し,2番手は5F 61.7ぐらい(スロー)で通過
5R 3歳未 1200 1:09.1
ハイペース(33.4-35.7 -2.3) 上がり 35.7(11.5-11.6-12.6)
逃-先-差-追-好差
6R 3歳未 2000 2:01.6
ミドルペース(60.4-61.2 -0.8) 上がり 36.3(12.0-11.8-12.5)
逃---先-好差---好差-好差(内) 中盤緩む 出走9頭
7R 1勝 1200 1:09.3
ミドル~ハイペース(34.2-35.1 -0.9) 上がり 35.1(11.6-11.5-12.0)
好差(内)-逃-好差-差-差 ほぼ一団で直線
10R 1勝 1800 1:49.0
スローペース(5F 61.6 +1.0) 上がり 35.3(11.7-11.6-12.0)
追-追-好差(内)-追向正面押上(内)-逃
11R 2勝 1200 1:07.8
ハイペース(33.0-34.8 -1.8) 上がり 34.8(11.1-11.2-12.5)
逃---好差(内)-好差(内)-差-好差 隊列縦長で直線
1月31日(日)
◆クッション値:9.8(+0.3) 標準
◆含水率:ゴール前 7.7(-0.6)
4コーナー 8.1(-0.5) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
時計は標準。ペースが速くなると差しがよく決まっていた。ペース次第では追込馬にもチャンスがある。
昨日の11R(2勝クラス)で1:07.8という時計が出たので馬場が速いのかなと思ったが、今日の3勝クラスでは1:08.3。レースレベルが低かったのか、時計が掛かるようになったのかは判断がつきづらいが、差しがよく決まっていた事から考えると後者なのかもしれない。
昨日に比べて馬場が乾いたからか、掘れる度合は減ったものの、1,2コーナーも掘れるようになり馬場の荒れは進んだように思う。
内を避ける傾向は変わらずになかった。
(メモ)
2R 3歳未 1200 1:09.6
ハイペース(33.7-35.9 -2.2) 上がり 35.9(11.7-11.9-12.3)
好差-差-差(内)-差(内)-追
5R 3歳新馬 1200 1:11.0
ミドルペース(35.2-35.8 -0.6) 上がり 35.8(12.6-11.7-11.5)
先-差3,4角押上-逃---先-差3,4角押上(内) 3,4角ペース緩む
6R 3歳未 1800 1:49.2
ハイペース(5F 59.9 -0.8) 上がり 37.3(12.2-12.4-12.7)
差-差-好差 2角押上-差-追 やや隊列縦長で直線
7R 牝1勝 2000 2:00.9
ミドルペース(60.6-60.3 +0.3) 上がり 36.3(12.0-11.8-12.5)
逃-差(内)-先-追-先
9R 1勝 2600 2:40.4
ミドルペース 上がり 36.8(12.1-12.1-12.6)
差1周目直線押上-好差-差---好差-逃 1周目直線でペース緩み,残5Fから再びペースアップ 先団横に広がり直線
10R 1勝 1200 1:09.1
ミドル~ハイペース(34.2-34.9 -0.7) 上がり 34.9(11.3-11.3-12.3)
逃-差3,4角押上-好差(内)-好差-先 横に広がり直線
11R 3勝 1200 1:08.3
ハイペース(32.6-35.7 -3.1) 上がり 35.7(11.4-11.6-12.7)
追-追-追-逃-差(内)
次週に向けて
東京は、この競馬場らしく速い時計が出る馬場状態で瞬発力が活きる。やや先行有利。
中京は、直線内側を避けた方が良い。
小倉は、ペースが速くなれば差しも決まる、ペース次第の馬場。
▼先週の馬場傾向はこちらの記事に書いています。
▼詳しい情報はJRA等のHPをご覧ください。
▼ペースは独自に判断しています。