アーリントンCが2020年4月18日に行われ、1番人気のタイセイビジョンが優勝しました。
朝日杯FS2着の実力を見せつけて、このメンバーでは完勝の内容でした。次も楽しみですね。
この記事は、アーリントンCの回顧で、
- レース展開
- 各馬の勝因・敗因
について考察しています。
G3 アーリントンCを振り返る
阪神競馬場 Bコース 1600m 外回り 3歳
レース展開
【馬場】稍重
【ペース】ハイ
3F目(400m~600m)も10秒台の速いラップ、完全に緩むことがなく稍重馬場もありタフな流れ。ラスト3Fが36.7と掛かった。
パワー・持久力が問われる展開で能力もなければ上位には来られなかった。
▼当日の馬場傾向はこちらの記事に書いています
各馬のレース内容考察(勝因・敗因は?)
1着 タイセイビジョン 石橋騎手
好スタートもペースが速く自然と後方のポジションに。折り合いついた。
直線、狭くなった時に躊躇するシーンはあったが良く伸びた。1頭伸びが違った。
馬群を縫って伸びて来られたのは収穫。このメンバーでは能力が一枚上だったか。
2着 ギルデッドミラー 岩田望騎手
好スタート。前半は掛かり気味だったが、3、4コーナーの中間で折り合った。
直線じりじり伸びていたが上り坂で脚が鈍った。
前半力んでいたことを考えればよく走っている。
ペースが速かったのもあるが、折り合い面に進展があった。まだ安心はできないがこの競馬を覚えれば1600mもこなせる。
3着 プリンスリターン 原田騎手
促すとスッと前へ。向正面で他馬に並ばれると力むシーンがあった。
3コーナーで外からプレッシャーをかけられ動かざるを得なかった。その影響もありきつい競馬になったが、苦しくなりながらもしぶとく粘った。
先行馬にはかなりタフな流れになったが良く粘っている。能力ある。
4着 ボンオムトゥック 藤岡佑騎手
出負け、促し中団のポジション。
直線じりじり伸びた。
このクラスでもやれることを示した。
5着 トリプルエース 川田騎手
少しよれてスタート。促し好位のポジションへ。
3コーナーから促していて手応えよく回って来られなかった。
直線粘っていたが上り坂で苦しくなった。
6着 ジュンライトボルト 藤井騎手
少しよれてスタート。
終始促して追走に苦労していた。
直線はじりじり伸びた。
9着 グランレイ 太宰騎手
出負け、促すもダッシュつかず後方のポジション。
3コーナーでポジションを上げるが、4コーナーで手応えが悪化し鞭が入る。
直線では伸びがなかった。
12着 ノルカソルカ 幸騎手
ゲート内の駐立悪い。促しハナへ。
4コーナーで並びかけられると手応えが悪化し後退していった。
ハナに行くまでに脚を使ってしまった。
スタートする体勢が良くなかったので、すぐにダッシュがつかなかった。逃げる戦法を取るならスタートは改善したい。
まとめ(NHKマイルCに向けて)
3着までの馬にNHKマイルCの優先出走権が与えられるので、その3頭について考えます。
1着タイセイビジョンは、レース前は折り合い面を心配していましたが、しっかり折り合っていました。このメンバーでは能力が一枚上だったので、NHKマイルCでも期待できると思います。
2着ギルデッドミラーは、折り合い面に進境を見せました。引き続き折り合いは課題ですが、重賞でもやれるところを示しました。
3着プリンスリターンは、厳しい競馬を強いられましたが良く頑張っています。能力はあるので、乗り方次第で上位争いも可能だと思います。
ということで、NHKマイルCではタイセイは有力馬として、プリンスは穴馬候補として考えています。
▼詳しい情報はJRAのHPをご覧ください。