こちらはエリザベス女王杯を復習するための記事です。
- レース展開
- 各馬のレース内容、勝因・敗因は何なのか
について考察しています。
何かヒントになることがあれば幸いです(^^)
G1 エリザベス女王杯を振り返る
京都競馬場 芝 2200m 外回り / 斤量:定量
レース展開
【馬場】良
【勝ち時計】2:12.6
【ペース】スロー
- 200m毎のラップタイム 12.5-11.4-12.6-12.5-12.1-11.9-12.7-11.8-11.6-11.5-12.0
- ラスト600m 35.1
- 向正面で2番手にいたローゼライトが逃げ馬にプレッシャーをかけ400mの区間ペースが流れた
- 200mの区間ペースが落ちた後、3コーナーから再びローゼライトが動き出しペースが上がった
3コーナー手前までは前2頭が後続を大きく離す形。そこから徐々に差が詰まり始め、4コーナーではリードがなくなっていた。
▼当日の馬場傾向▼
【京都】Bコース4日目
— ヤンフェ@競馬 (@yanfevreee) 2023年11月13日
小雨が降った時間帯も☂️
時計🕰標準➡️
ポジションによる有利不利🔢なし
・インコースは更に荒れ、避けた方がよくなった
各馬のレース内容考察(勝因・敗因は?)
1着 ブレイディヴェーグ 牝3
ルメール騎手 54.0kg
- ジャンプするようなスタートで出遅れ。促して好位のポジションへ
- 直線、反応よく加速し良く伸びた
いつもより前のポジションで、かつ良い馬場ではなくても脚が使えたのは収穫。
メモ)
馬具:リング系ハミ
- パドック。引き手2人の場面も。動きが力強く・柔軟性もあって状態は良さげ
- フォトパドック。前走(ローズS)時より筋肉が少しパンプアップ
2着 ルージュエヴァイユ 牝4
松山騎手 56.0kg
- 好スタート。中団のポジション
- 向正面までは掛かり気味
- 3,4コーナーの坂の下りでも前進気勢が強すぎて収まりがつかず力んでいた
- 直線ジリジリ伸びたが、勝ち馬との差が縮まらず
力みがあった中でもよく伸びたのは立派。
スタミナがありそう。折り合いがつけば距離を延ばしてみても。
メモ)
- 返し馬。少し行きたがるのを抑えながら
- パドック。四肢の動き硬め
- 追い切り。馬場状態の違いはあるかもしれないが、前走時より前肢を高く上げて走れていて、力強さが増して感じる(前走時稍重、今回良)
3着 ハーパー 牝3
川田騎手 54.0kg
- 好スタート。前のポジション
- あまり進みがよくなく、やや促しながらの追走に
- 直線、ギアは上がらなかったが最後までジリジリ脚使った
メモ)
馬具:チークピーシーズ、メンコ
- ゲート裏。速歩になっている様子が何度か見られた
- 最終追い切り。前回坂路での追い切り映像はオークス時。当時よりダイナミックさはないが十分に良い動き
4着 ライラック 牝4
戸崎騎手 56.0kg
- 中団後方のポジション
- 序盤やや力んだ
- 4コーナーから直線にかけ進路がなくスムーズに加速できず。その後はじわじわ加速し良く伸びた
メモ)
- パドック。後肢の踏み込みがもう少し力強いといいが、動きに柔軟性はあり状態は良さげ
- 追い切り。闘志を出して走れていて、動きもキビキビしている感じで良い感じ
5着 ジェラルディーナ 牝5
ムーア騎手 56.0kg
- 大きく出遅れ。促して中団までポジションを上げた
- やや前進気勢は強いが折り合いはついていた
- 直線ジリジリ伸びた
レースがスタートするまで終始リラックスできていなかったように見えた。
出遅れたのは痛かった。
メモ)
馬具:リング系ハミ
- スタート前。ゲート入りの確認した
- 返し馬。少し行きたがったが、馬の後ろにつけて折り合いつけた
- パドック。速歩で頭上げ下げしテンション高い
- 最終追い切り。前走やや力強さが足りない感じが元に戻り良化
6着 サリエラ 牝4
マーカンド騎手 56.0kg
- 後方のポジション
- 4コーナーから加速にもたついたが、直線の最後は良い伸びだった
メモ)
馬具:チークピーシーズ(前走時は未着用)。代わりにシャドウロールは外した
- 最終追い切り。目黒記念時に美浦ウッドコースで追い切り、今回は栗東のウッドコース。当時より時計は遅いのに動きは良くは見えない。環境の違いへの適応ができていないのか、状態の問題なのかはわからない
- フォトパドック。昨年のローズS時より後肢の筋肉が膨らんだ感じ
7着 ディヴィーナ 牝5
M.デムーロ騎手 56.0kg
- 下げて折り合いに専念。中団後方のポジション
- 終始力みがあった
- 4コーナー、外を回り早めにスパート
- 直線、ギアは上がらないがしぶとく走り切った
メモ)
馬具:クロス鼻革、舌縛り、メンコ
- 返し馬。折り合い第一
- パドック。最後方歩いた
8着 イズジョーノキセキ 牝6
岩田康騎手 56.0kg
- 出遅れ。後方のポジション
- ペースが上がる3コーナー手前まではやや力んでいた
- 直線ジリジリ伸びたが、最後は苦しくなった
前走は馬体重が減ってしまっていたとの話で、今回も数字的に元には戻り切っていなかった。状態はあまり上がっていなかったのかなと想像する。
それと馬場が乾いていなかったことも影響があったと思う。
メモ)
馬具:メンコ
- パドック。速歩になる場面も
9着 シンリョクカ 牝3
木幡初騎手 54.0kg
- 中団のポジション
- 向正面からやや促しながらの追走に
- 直線ジリジリ伸びたが、前の馬との差は縮まらず
メモ)
馬具:リング系ハミ(前走時は未着用)
- パドック。踏み込み始めの後肢の動きがもう少しなめらかになればいいが、動きは力強く・柔軟性もあり状態は良さげ
10着 ククナ 牝5
浜中騎手 56.0kg
- 中団後方のポジション
- 向正面までは前進気勢が強かった
- 直線、ギアは上がったが少しずつ勢いが鈍っていった
メモ)
馬具:クロス鼻革
- 最終追い切り。終い重点だが、追い出してからの反応がよく動きは良い
11着 ビッグリボン 牝5
西村淳騎手 56.0kg
- 後方のポジション
- 直線、この馬なりに脚は使ったが、上位の馬たちとの差が詰まらなかった
12着 ローゼライト 牝5
和田竜騎手 56.0kg
- 促して前のポジションへ
- 向正面で一度逃げ馬にプレッシャーをかけ、さらに3コーナーでも動きペースを上げさせた
- 直線、馬場の悪いインコースへ。バテてはいないがギアは上げられず
メモ)
馬具:ブリンカー、メンコ
13着 アートハウス 牝4
坂井騎手 56.0kg
- ダッシュよく先頭へ
- スローに落とそうとしたが前進気勢が強かった
- 向正面、3コーナーで2番手のローゼライトが迫ってくると負けん気を見せてしまいスピードを上げていた
- 4コーナーで手綱を緩めスパートも直線半ばで苦しくなった。内にもたれ内ラチ沿いまで行ってしまった
メモ)
馬具:リング系ハミ、メンコ
- 最終追い切り。今冬・今春に比べ、重厚感や力強さがなくなった感じ
- フォトパドック。昨年の秋華賞時より筋肉が大きくなった感じ
14着 ゴールドエクリプス 牝4
岩田望騎手 56.0kg
- 出負け。少しずつ促し前のポジションへ
- 3コーナー手前から徐々に前との差を詰め始めた
- 4コーナーで手応えが良くなさそうで、直線脱落していった
全体的に見て、常にテンションが高めだったように感じた。
メモ)
- 返し馬。馬場先出し
- パドック。時折速歩に
15着 マリアエレーナ 牝5
三浦騎手 56.0kg
- 促して好位のポジションへ
- 4コーナーで手応えが良くなさそうで、直線徐々に脱落。最後は騎手が追うのをやめていた
騎手「4コーナーの下りに入ってバランスが崩れていって、最後は歩様が乱れて、止めに入りました」
メモ)
馬具:メンコ
- パドック。最終追い切りで負荷をかけてもいつもより馬体重が重めで出走。追い切り後も状態は上がらなかったか
- 最終追い切り。いつもより全体時計を早めた。状態が上がり切っておらず負荷をかけるためだと思われる。レース間隔が空いていないのにも関わらずなので、最終追い切りの時点では状態はそれほど良くなかったと想像する
- フォトパドック。小倉記念時がボリューム感があり一番良く見えるが、それには及ばない
参考サイト:
・【エリザベス女王杯レース後コメント】ブレイディヴェーグ C.ルメール騎手ら | 競馬ニュース - netkeiba.com
・【エリザベス女王杯】レースを終えて…関係者談話 - サンスポZBAT!
▼詳しい情報はJRAのHPをご覧ください。