菊花賞が2020年10月25日に行われ、1番人気のコントレイルが優勝しました。
史上3頭目の無敗の3冠馬です!すごい瞬間をリアルタイムで見れてよかったです。
牝馬3冠を達成したデアリングタクトとともに今後の活躍に期待したいです。
この記事は、菊花賞の回顧で、
- レース展開
- 各馬の勝因・敗因
について考察しています。
何かヒントになることがあれば幸いです(^^)
G1 菊花賞を振り返る
京都競馬場 Aコース 3000m 3歳 斤量:全馬同じ
レース展開
【馬場】良
【勝ち時計】3:05.5
【ペース】レースラップ(5Fごと:62.2-62.6-60.7) 上がり 35.6(11.8-11.6-12.2)
緩急はついたがややスロー。残り4Fから徐々にペースが流れた。
ペースは速くなかったが、傷んだ馬場の影響で3000mを走り切る持久力は必要だった。
▼当日の馬場傾向はこちらの記事に書いています。
各馬のレース内容考察(勝因・敗因は?)
1着 コントレイル 牡3
福永騎手 57.0kg
ゲート内でやや落ち着きがない。中団前のポジション。
2着馬に横にぴったりつかれていた影響か、終始力んで走っていてリラックスできなかった。
直線、徐々に追い出したがいつものような反応がない。それでも最後まで2着馬に抜かせなかった。
折り合いがつかず普通の馬なら最後まで走り切れなかったはず。それでも勝ち切るというのがこの馬の強さでありすごい所。
今日の激走は今後に活きる経験だと思う。すでに歴史に残る名馬になったが、さらに新しい歴史を作る馬になって欲しい。
2着 アリストテレス 牡3
ルメール騎手 57.0kg
促して中団前のポジション。
1周目の3コーナー坂の下り、直線で力むシーン。
最後までしぶとく伸びて勝ち馬を追い詰めたが、抜かすことはできなかった。
2冠馬相手にマークしてここまで接戦に持ち込むのだから立派。この馬の今後の活躍にも期待したい。
3着 サトノフラッグ 牡3
戸崎騎手 57.0kg
出負け。中団後方のポジション。
直線までジッとして脚を溜める競馬。直線、良い脚を使った。
折り合いがつくようになったのはいい傾向。能力はあるのでコンスタントに力を発揮できるようになれば活躍できる。
4着 ディープボンド 牡3
和田騎手 57.0kg
好スタートから好位のポジション。
2周目の3コーナーの下りで勢いをつけ、最後までしぶとく伸びたが、最後は瞬発力の差が出た。
持ち前のしぶとさは見せてくれた。
5着 ブラックホール 牡3
藤岡佑騎手 57.0kg
好スタート。中団後方のポジション。
直線、ジワジワ加速し良い脚を使った。
もう少し内枠なら3着になれたかもしれない。
やはり道中は脚を溜めて直線で爆発させる競馬が合っているのだろう。それに今回はいつもより前のポジションを取ることができた。中団からレースができるようになればチャンスは増えると思う。
6着 ロバートソンキー 牡3
伊藤騎手 57.0kg
出遅れ。中団後方のポジション。
直線、傷んだ内目を通って良く伸びた。3,4コーナーで馬群をうまく捌けずリズムよく加速できなかったのが痛かった。
7着 ヴェルトライゼンデ 牡3
池添騎手 57.0kg
促して中団のポジション。
折り合いはバッチリついていたが、3コーナーから手応えが良くなさそう。
直線でも脚が使えなかった。
もう少し上位に来てもおかしくないのだが...。原因はわからないが力を発揮できなかった。
8着 ヴァルコス 牡3
岩田康騎手 57.0kg
出遅れ。後方のポジション。
1周目の直線で荒れた内を通ってポジションを上げ、中団に。
3コーナーでペースが上がった時に、すぐに加速できない面が出た。
直線では余力がなかった。
加速までに時間がかかる面を考慮した一か八かの騎乗をしたと思うがハマらなかった。乗り替わりになって癖は掴み切れていなかったはずなので仕方がない。
9着 ガロアクリーク 牡3
川田騎手 57.0kg
好スタートから促して前へ。
折り合いもついていたが、直線伸びがなく失速。距離が長いのだろう。
10着 バビット 牡3
内田騎手 57.0kg
好スタートからスッと前へ。最初から力みそうな所に競り掛けられてかかってしまった。しばらく力んで走っていて1周目の直線でリラックスしたように見えた。
2周目の3コーナーからペースを上げていったが、直線半ばで苦しくなった。
前走でスタミナがある馬だという印象を持ったが、今日は前半で力んだ事が影響し体力を消耗してしまった。返し馬でも行きたがっていたようにテンションが高かったのかもしれない。
調教をしっかりやれるようになり、体がパンプアップされた分、行きたがるようになったのかもしれない。
12着 サトノインプレッサ 牡3
坂井騎手 57.0kg
ゲート内で落ち着きがなく、跳び上がるようにスタート。出遅れ。
促して中団のポジション。
折り合いは欠いていないが、終始力んでいた。
直線、伸びがなく失速。
16着 レクセランス 牡3
松山騎手 57.0kg
2周目の3コーナーあたりから内にもたれる面が顕著に出始め後退していった。
まとめ
クビ差の決着でしたが、それ以上に強さを感じる内容でコントレイルは勝って3冠を達成してくれました。観客の歓声もあったので感動が増しましたね。
コントレイルには歴代最強と呼ばれるぐらいの馬になって欲しいです。そして無事に競走馬生活を全うして欲しいです。これから応援していきます。
アリストテレスの頑張りとルメール騎手の騎乗にも唸らされました。そのおかげでかなり盛り上がったんじゃないかなと思います。
▼詳しい情報はJRAのHPをご覧ください。