この記事では、2020年10月3,4日の
- 中山競馬場(10/4 スプリンターズS)
- 中京競馬場
の芝レースの馬場傾向を分析しています。
最後に、まとめとして来週に向けて注目すべき点を書いています。
中山競馬場・芝コース(Cコース)
- クッション値:10.7(+1.0) やや硬め
- 含水率:ゴール前 11.1(-1.0)、4コーナー 10.8(-2.6) 良
開催4週目(最終週)、Cコース2週目。内柵がBコース時から3m外に移動している。
野芝のみ。
土曜日(10月3日)
- クッション値:10.8(+0.1) やや硬め
- 含水率:ゴール前 11.6(+0.5)、4コーナー 9.7(-1.1) 良
全レース良馬場で行われた。
時計は標準~やや速い。持久力も必要だが、瞬発力が活きる馬場に少しシフトしてきた印象。ペース問わず、一団で直線に入ると差し・追込馬に有利に働くが、リードを保って直線に入れれば先行勢も粘り切れる感じもする。
稍重だった先週に比べ直線内を通っても大丈夫にはなったが、引き続き外を通った方がいい傾向にある。
レース後に散水。
(メモ)
3R 2歳未 1200外 1:10.7
ミドル~ハイペース(35.2-35.5 -0.3) 上がり 35.5(11.5-11.7-12.3)
差-好差-差-先-追 11着まで0.3秒差の接戦
4R 2歳未 2000内 2:02.9
スローペース(62.3-60.6 +1.7) 上がり 36.3(12.0-12.0-12.3)
先-差-差(内)-好差(内)-差(内) 残5Fから流れた
5R 牝2歳新馬 1600外 1:36.0
ミドルペース(36.1/48.1-47.9/36.0 +0.2) 上がり 36.0(12.0-12.0-12.0)
好差(内)-好差-差-逃-先
9R 2歳OP 2000内 2:01.2
スローペース(61.8-59.4 +2.4) 上がり 35.5(11.8-11.5-12.2)
先---好差-好差(内)-差-先 残5Fから徐々に流れた 一団で直線
10R 2勝 1200外 ハンデ 1:08.8
ハイペース(33.8-35.0 -1.2) 上がり 35.0(11.5-11.5-12.0)
差-追-好差-追-追
11R 3勝 1600外 1:33.3
ミドルペース(35.1/46.6-46.7/35.2 -0.1) 上がり 35.2(11.8-11.5-11.9)
差-差-追-追-差
日曜日(10月4日) スプリンターズS
- クッション値:10.4(-0.4) やや硬め
- 含水率:ゴール前 11.9(+0.3)、4コーナー 10.7(+1.0) 良
全レース良馬場で行われた。
時計は若干かかるようになり、標準ぐらいになった。土曜日のレース後に散水したのが影響したかもしれない。
直線外が伸びる馬場で差しが十分に利く馬場。
4角から直線にかけて内側を避けて通るレースもあり、直線は外を通った方が伸びる傾向が強くなった印象があった。
(メモ)
2R 2歳未 1600外 1:35.9
ハイペース(35.2/47.5-48.4/36.2 -0.9) 上がり 36.2(11.9-11.9-12.4)
先-好差-差(内)-好差(内)-追 中盤やや緩む
3R 2歳新馬 1200外 1:10.7
ミドルペース(35.5-35.2 +0.3) 上がり 35.2(11.7-11.7-11.8)
逃-先-好差(内)-先-差 前2頭が後続を3馬身程離す展開
5R 2歳新馬 1800内 1:51.4
スローペース(5F 63.2 +1.3) 上がり 35.9(12.0-11.8-12.1)
逃-先-先-先-好差
7R 1勝 2200外 2:15.0
スロー~ミドルペース(5F 62.0 +0.6) 上がり 36.1(12.0-12.0-12.1)
好差-差-追-好差-先 中盤やや緩む
9R 牝2歳1勝 1600外 1:35.2
スロー~ミドルペース(35.7/47.9-47.3/35.0 +0.6) 上がり 35.0(11.7-11.6-11.7)
追-追-好差-先-追 中盤やや緩む
10R 2勝 1800内 1:47.6
スローペース(5F 60.7 +0.9) 上がり 35.1(11.7-11.3-12.1)
逃-好差-先-差-先 残5Fから急激なペースアップ
11R G1 1200外 1:08.3
ハイペース(32.8-35.5 -2.7) 上がり 35.5(11.5-11.9-12.1)
追-好差-追-好差-追 前2頭が後続を4馬身程離す展開,縦長で直線
中京競馬場・芝コース(Bコース)
- クッション値:9.9(+0.3) 標準
- 含水率:ゴール前 13.8(-0.2)、4コーナー 14.2(+0.2) 良
開催4週目(最終週)、Bコース2週目。内柵がAコース時から3m外に移動している。
野芝のみ。
土曜日(10月3日)
- クッション値:9.4(-0.5) 標準
- 含水率:ゴール前 13.0(-0.8)、4コーナー 13.5(-0.7) 良
全レース良馬場で行われた。
2勝クラスまでしか行われなかったが、時計は速いと言っていいかもしれない。差しも利くが、時計が速い分、前に行った馬は止まりづらい。
瞬発力が活きる馬場でもあるので、一団で直線に入れば差しこんでくる馬もいる。
直線内側の馬場は傷んでいるが、通っても問題なさそうだった。
(メモ)
2R 2歳未 1600 1:34.3
ミドル~ハイペース(35.4/46.9-47.4/35.7 -0.5) 上がり 35.7(11.7-11.8-12.2)
差向正面押上-先-好差(内)-差-好差
5R 2歳新馬 2000 2:00.6(レコードタイム)
スローペース(61.7-58.9 +2.8) 上がり 34.9(11.3-11.6-12.0)
先-差-好差---差(内)-好差(内) 残5Fから流れた
7R 1勝 1600 1:33.7
ミドルペース(34.8/46.7-47.0/35.0 -0.3) 上がり 35.0(11.6-11.4-12.0)
逃-好差-差-好差(内)-好差 中盤やや緩む
9R 2歳OP 1400 1:21.1(レコードタイム)
ハイペース(34.2-11.7-35.2 -1.0) 上がり 35.2(11.6-11.6-12.0)
逃-追-先-好差---差 縦長で直線
10R 3勝 2000 2:01.4
スローペース(62.7-58.7 +4.0) 上がり 34.5(11.3-11.4-11.8)
先-先-逃-好差-先 残4Fから流れた 前残り
12R 2勝 1400 1:20.5
ハイペース(33.4-11.5-35.6 -2.2) 上がり 35.6(12.0-11.7-11.9)
差-追-先-追-差 4角緩む
日曜日(10月4日)
- クッション値:9.7(+0.3) 標準
- 含水率:ゴール前 13.5(+0.5)、4コーナー 14.2(+0.7)
全レース良馬場で行われた。
時計はやや速い。ペースが上がればもっと速い時計が出そうな雰囲気はあった。時計が速い分、前に行った馬は止まりづらいが、瞬発力が活きる馬場でもあるので差しも利く。
直線内側の馬場は傷んでいるが、通っても問題なさそうだった。
(メモ)
3R 2歳未 1200 1:09.2
ミドルペース(34.5-34.7 -0.2) 上がり 34.7(11.9-11.2-11.6)
先---好差(内)-逃-差-先 4角緩む
4R 2歳未 2000 2:01.6
スローペース(62.1-59.5 +2.6) 上がり 35.3(12.0-11.4-11.9)
逃-先-差向正面押上-追-差(内) 残4Fから流れた
5R 2歳新馬 1600 1:36.2
ミドルペース(35.5/48.0-48.2/35.7 -0.2) 上がり 35.7(11.9-11.6-12.2)
差(内)-差-先-逃-先 中盤緩む
7R 1勝 2200 2:14.8
スローペース(5F 63.2 +1.9) 上がり 34.8(11.6-11.3-11.9)
逃-差-先-先---好差(内) 残5Fから徐々に流れた
9R 2勝 2000 2:00.5
スローペース(61.4-59.1 +2.3) 上がり 35.2(11.7-11.3-12.2)
先-先-差向正面押上-逃-差(内) 残6Fから流れた
11R OP 1600 1:33.0
ハイペース(34.1/46.0-47.0/35.1 -1.0) 上がり 35.1(11.7-11.5-11.9)
好差(内)-追-差-好差-差(内) 3,4角やや緩む
次走注目馬
土曜日(10月3日)
- 中京12R 3着 アンジュミニョン
促すとダッシュよく前へ。馬群の中に入りたくなかったのか400mぐらいは競っていた。
ハイペースで差し・追込勢が上位を占める中、先行勢で1頭だけ最後までバッタリ止まらずに走り切った。
時計がやや速い馬場を差し引いても、いい持久力を持っていると感じた。
来週に向けて
今週で中山・中京の開催は終了し、来週からは東京・京都・新潟の3場開催になります。
▼先週の馬場傾向はこちらの記事に書いています。
▼詳しい情報はJRA等のHPをご覧ください。