高松宮記念が2020年3月29日に行われ、9番人気のモズスーパーフレアが優勝しました。
昨年の同レースで大敗しているせいか、実力の割に人気がなかったですね。
降着もありすっきりしない結果にはなってしまいましたが、人馬ともに初めてのG1制覇となりました。モズスーパーフレアと松若騎手におめでとうを言いたいと思います(^^)
スプリンターズSが行われる中山競馬場の方が適性があると思うので、清々しい気持ちで優勝を勝ち取って欲しいなと思います。
それでは、高松宮記念の回顧をしていきます。
G1 高松宮記念を振り返る
中京競馬場 1200m
#高松宮記念
— ヤンフェ@競馬垢 (@yanfevreee) 2020年3月29日
◎ダノンスマッシュ
〇グランアレグリア
▲タワーオブロンドン
☆セイウンコウセイ
△ナックビーナス、モズスーパーフレア、アイラブテーラー、ノームコア
重馬場もそこまで重い感じはない。これぐらいならこなせると見てダノンを本命に。
〇▲は騎手の勝負強さでグランを上に取りました
レース展開
【馬場】重
【ペース】ミドル
予想ではハイペースになると思っていたが、モズスーパーフレアのスタートが速くすぐにハナを取れたため無理してペースを上げずに済んだ。初めての1200mを使う馬たちの評価を下げたが、ゆったりとした流れになってしまった。
差し馬も追い上げてきていたが、楽なペースでいけたため前が残った。ペースが流れると先行馬は苦しい馬場だったが、全馬強い馬たちなので残ることができたと考える。
▼当日の馬場傾向はこちらの記事に書いています。
各馬のレース内容考察(勝因・敗因は?)
1着 △モズスーパーフレア 松若騎手
スタート後のダッシュのスピードが1頭だけ違い、スッとハナを取れ、プレッシャーもかからずに楽なペースで逃げることができた。
直線、接触があったし、馬場の悪い内にいてノメっていた*1が、前半で余力を残せたため並ばれてからもう一伸びすることができた。
パワーのある馬だが緩い馬場は苦手なようで、スピードの出る乾いた綺麗の方が力を発揮できそう。スプリンターズSは野芝のみのスピードが出やすい馬場で行われるので、良馬場でできれば春秋連覇も狙える。
2着 〇グランアレグリア 池添騎手
出負けて進路が狭くなり後方のポジションに。促して馬群に追いついた。
直線、じわじわと加速し、坂上でスピードに乗ると鋭い伸びを見せた。
緩い馬場をこなし、1200mのペースにも対応できた。前有利の流れを1頭だけ差のないところまで差してきて、持っている能力はすごいものがあると再確認した。
3着 ダイアトニック 北村友騎手
好スタート。すぐに前のポジションを取れた。
直線、両側から挟まれる形でブレーキをかける不利があったが、また伸びてきていた。不利がなければ勝っていたかもしれない。
馬場が悪い内を通っても伸びてきていて、心配していた緩い馬場もこなせた。
不利があっても諦めずに走れていて気持ちの強さもある。
前走で前のポジションを取りに行った競馬はやはり今回に活きてきた。前哨戦で本番を見据えた競馬をして結果を出した馬は評価するべきだなと思った。
4着(1着入線降着) クリノガウディー 和田騎手
好スタート。すぐに好位のポジションを取れた。
直線、反応し良く伸びたが抜け出したところで内にささって*2しまった。
折り合いがついていて1200mの距離はいいかもしれない。今回は1200mが初めてだったのでペースに慣れていけば活躍できる。
5着 シヴァージ 藤岡佑騎手
促したが、外枠だったこともあり結果的には後方のポジションから。
直線の手前で進路をカットされる不利があった。
直線では反応よく良い脚を使った。
6着 グルーヴィット 岩田康騎手
後方のポジションから。
3,4コーナーで外に膨らむ感じで走っていた。
直線、シヴァージと併せ馬で良い脚で伸びてきた。
7着 ☆セイウンコウセイ 幸騎手
好スタート。促して先行した。
直線では走りづらそうにしていて、一伸びがなかった。
緩い馬場を苦にしないとみて☆にしたが、走りに影響が出てしまった。
8着 ティーハーフ 国分優騎手
結構促し中団のポジションへ。
直線、ジリジリ伸びていたが最後は甘くなった。
9着 ステルヴィオ 丸山騎手
スタートの不安定な馬だが今回は遅れずに出れた。促して好位のポジションへ。
直線、伸びそうだったがノメってしまい上手く走れなかった。
10着 ◎ダノンスマッシュ 川田騎手
ゲートに突進してしまい、スタートでも躓き出遅れた。促して好位のポジションへ。
序盤は力み、3,4コーナーで接触、直線でも馬場の悪いところを通らされて走りづらそうにしていて伸びなかった。
馬場が原因というのもあるが、全くリズムよく走れなかった。すべてはゲートの悪さからきている。今のままではロスが大きいので、ゲートの課題を克服できないと今後もG1を勝つのは難しい。
11着 アウィルアウェイ 松山騎手
ダッシュがつきすぐに好位につけられたが、ペースが遅く力んでしまった。
直線で末脚を使うことができず前との差が詰まらなかった。ノメってはいなさそうだったが伸びなかった。
12着 ▲タワーオブロンドン 福永騎手
中団のポジションから。
序盤掛かり気味。4コーナーでも直線でもノメっていて伸びがなかった。
敗因は馬場に尽きる。力を発揮できなかった。
13着 モズアスコット M.デムーロ騎手
後方のポジションから。
4コーナーでついていけなくなった。直線はでノメっていた。
14着 △ナックビーナス 田辺騎手
最初から前に行く気がない感じで好位のポジションから。
終始馬場の良いところを通れていたが、直線では伸びがなくノメっていた。
緩い馬場は苦手なのかもしれない。
15着 △ノームコア 横山典騎手
促し中団のポジションへ。
4コーナーで手応えが悪くなり、直線で伸びがなかった。
1200mのペースには対応できていた。
17着 ダイメイプリンセス 秋山騎手
促し中団のポジションへ。
4コーナーでノメってしまい、ついていけなくなった。
18着 △アイラブテーラー 武豊騎手
スタートから走りのバランスが悪く、全く力を発揮できなかった。
メンタル的なダメージが心配だが、力のある馬なので立て直して活躍する姿を見せてほしい。
まとめ
外が伸びる馬場で差し馬に注目しようと思っていましたが、高松宮記念では内・前が残りました。完全に見当違いでした。
馬場適正についても見当違い。悔しい結果となりました。
ただ、このレースからも次につなげなければいけません。
今回はノメる馬が多く、馬場は結構緩く滑る馬場だったことがわかります。力を出せた馬は緩い馬場に適性があるので覚えておきたいです。
緩い馬場への適性有
- グランアレグリア
- ダイアトニック
- クリノガウディー
- シヴァージ
- グルーヴィット
- ティーハーフ
の6頭です。
あともう1つ馬場について思ったのは、パワーがあるからといって道悪をこなせるわけではないということです。適正が不明なとき、そこを見てもわからないことがわかりました。
100%ではありませんが、路盤が掘れる馬場で好走していた馬が上位に来られていた印象なので、今後はそこに注目したいと思います。
また勉強しなおして、予想の精度を上げていきます。
▼詳しい情報はJRAのHPをご覧ください。