こちらは宝塚記念を復習するための記事です。
- レース展開
- 各馬のレース内容、勝因・敗因は何なのか
について考察しています。
今後馬券を当てるために、しっかり考察して次走以降穴馬として狙える馬を探しておきたいところです。
何かヒントになることがあれば幸いです(^^)
G1 宝塚記念を振り返る
阪神競馬場 芝 2200m・内回り / 斤量:定量
レース展開
【馬場】良
【勝ち時計】2:11.2
【ペース】ミドル
- 200m毎のラップタイム 12.4-10.5-11.1-12.6-12.3-12.4-12.5-11.9-11.7-12.0-11.8
- ラスト600m 35.5
- 逃げたいユニコーンライオンだが、自身より内の馬たちが速く、先頭を取り切るまでに時間が掛かり序盤はペースが上がった
- 1コーナーでペースがガクッと落ちた
- 3コーナーの下り坂でペースが上がった
8着までに真ん中より後ろのポジションにいた馬たちが7頭入った。差し・追い込み勢に有利な展開になった。
3コーナーからジェラルディーナがマクっていったため、ラップの数字以上に先行勢には苦しい展開になったのが要因。
▼当日の馬場傾向▼
【阪神】Bコース8日目
— ヤンフェ@競馬 (@yanfevreee) 2023年6月25日
時計🕰やや速い〜標準➡️
・軽斤量の馬たちは“速い”時計も出していた🟥
ポジションによる有利不利🔢なし
各馬のレース内容考察(勝因・敗因は?)
1着 イクイノックス 牡4
ルメール騎手 58.0kg
- 前進気勢が強かった事と、馬群の中でごちゃごちゃする事を避けるために後方のポジションに控えた
- 1コーナーでは力みが強くなったが、すぐに折り合った
- 4コーナー大外を回ってスパート。コーナリングが少し外に膨れた
- 直線でもその勢いのまま先頭に立ったが、そこで気を抜いたのか少し勢いが鈍った。坂上で鞭が入るともう一伸び
前走逃げた事を馬も覚えていると思うし、力みかけたところでも折り合えるところにこの馬の賢さを感じた。
メンバーの中では能力が頭一つ抜けていると思うのだが、強い馬でも小差でしか勝てないのが宝塚記念、ひいては競馬の難しさだと思った。勝ち切れたことが大きいのは言うまでもないが。
↓↓↓
天皇賞秋の事前インタビューにて。調教師
ドバイシーマクラシック時。
「勝ったもののドバイは大変でした。ドバイに関しては美浦での(出国の)検疫厩舎の1週間がつらかった。普段の厩舎は対面式で常に周りに同僚というか友達がいる感じだけど、検疫厩舎はまるっきり1頭になる。カイバを食べないし、つらかったですよ。現地の厩舎は対面式で周りを見られて楽でしたが、(態勢は)レース当日、ぎりぎり間に合った感じでした」
宝塚記念時。
「レースで、ゴールを過ぎたら、すぐ止まっていましたよね。有馬記念もドバイでも、ゴールを過ぎて引っ張っても止まらなかったですから」
【天皇賞・秋 われかく戦う】イクイノックス・木村哲也調教師「受けて立つとか、そういう気持ちは一切ありません」 - サンスポZBAT!
騎手も。
「ドバイは少しハイテンション。宝塚記念は頭の方は良くても体がベストコンディションではなかった。今回はほとんどベスト。バランス良く、心身ともに充実していた」
【天皇賞】イクイノックス 完全ホームで秋初戦 ルメール手応え「ほとんどベスト。心身ともに充実」/うま屋/デイリースポーツ online
メモ)
リング系ハミ
- 返し馬。前進気勢がありながらも折り合い、動きもよく状態は良さそう
- パドック。引き手2人
2着 スルーセブンシーズ 牝5
池添騎手 56.0kg
- ゲート内、壁にもたれかかっており出遅れ。促したがダッシュもつかず後方のポジション
- 直線、進路がなくなりブレーキ。反応よく再加速し良い脚使った
4コーナーまでは完璧な騎乗だったが、直線だけスムーズにいかなかった。あのシーンがなければイクイノックスを負かしていてもおかしくなかった。
G1でも戦える能力がスルーセブンシーズにあってのことだが、池添騎手の騎乗も素晴らしかった。しびれた。
メモ)
馬具:メンコ
- 追い切り。ホームではない栗東での追い切りに重ね、前走(中山牝馬S)時より全体時計を2.5秒程速め、最後までしっかり追って負荷をかけられている
3着 ジャスティンパレス 牡4
鮫島駿騎手 58.0kg
- ゲート内で立ち上がるシーン。中団後方のポジション
- 向正面からやや促しながらの追走に
- 3コーナーでペースが上がると、加速にモタついた
- ゴールまでスピード持続させた。(影響したかどうかはわからないが、直線に入った所で鞭落とした)
菊花賞から続けて長距離を使ってきたので、中距離の速いペースに対応しきれなかったのかもしれない。
メモ)
- 追い切り。瞬発力が出てきたように感じた
4着 ジェラルディーナ 牝5
武豊騎手 56.0kg
- ダッシュがつかず後方のポジションに
- 3コーナーから外を回りスパート
- 直線ではさすがに勢いが鈍ったが、ゴールまでしぶとく走り切った
騎手「3コーナーから自分でハミを取ったので無理に抑えずポジションを上げて(中略)」「まだレース中の気持ちに波があります」
メモ)
リング系ハミ
- 返し馬。馬場先入れ
- パドック。速歩で頭も上げ下げしテンション高い
5着 ディープボンド 牡6
和田竜騎手 58.0kg
- ペースが速くなりダッシュがつくまでに時間かかった。好位のポジション
- 向正面から促しながらの追走に
- ゴールまでスピード維持した
中距離では少し時計が掛かる馬場じゃないとスピードの面で対応しきれない。
メモ)
- パドック。歩きがこじんまりしているようにも見えた
- 最終追い切り。良く見えた阪神大賞典時より映像ではやや劣って見えるが、道中のラップを少し速めたのが要因か
- フォトパドック。前走(天皇賞春)時が筋肉の張り・毛艶がとてもよく見えたのでそれには劣る
6着 プラダリア 牡4
菱田騎手 58.0kg
- 促したが中団のポジションに
- 4コーナー、前の馬の手応えが悪く動き遅れた
- 直線、じわじわ加速し、それなりに脚は使った
メモ)
- 調教。前走(目黒記念)時より動き良化
7着 ボッケリーニ 牡7
浜中騎手 58.0kg
- 中団後方のポジション
- 1~2コーナーでペースが落ちた所で、自身はスピードを緩めず中団までポジションを上げた
- 4コーナーで前の馬の手応えが悪く動き遅れた
- 直線、反応よく加速、馬の間を縫いながら一瞬脚は使ったが、坂上では勢いが鈍った
メモ)
リング系ハミ
- パドック。リズムよく歩けていて状態は良さそう
- 最終追い切り。
- 前走・前々走はコースでの追い切りが今回は坂路で。コースより坂路の方が動きがよく見える
- 有馬記念時と同じく、頭を下げハミを取った。追ってからの反応も良いが、有馬時より迫力や力強さは劣る
8着 ヴェラアズール 牡6
松山騎手 58.0kg
- 促したが、ペースが速くなり中団後方のポジションに
- 4コーナーで前の馬の手応えが悪く動き遅れた
- 直線ジリジリ伸びた
メモ)
- 最終追い切り。有馬記念時の動きの重さは解消された
9着 ジオグリフ 牡4
岩田望騎手 58.0kg
- 外にヨレて出負け。促して中団前方のポジション
- 3コーナーでペースが上がるまで、やや力みがあった
- マクってきたジェラルディーナについていきスパート
- 直線、手応えがあまりよくない中でも坂上あたりまでは頑張っていた
メモ)
クロス鼻革、リング系ハミ
- パドック。引き手2人。速歩になる手前ぐらいのテンションだが、歩きに勢いがあって状態は良さそうに見える
10着 ドゥラエレーデ 牡3
幸騎手 53.0kg
- 始めは様子を見ながら、促してユニコーンライオンについていき前のポジションへ
- 1コーナーでペースが落ちた所で収まりがつかず、ペースが上がる3コーナーまでやや力みのある走りになった
- ジェラルディーナがマクってきたことにより外からプレッシャーがかかる形に
- 直線、徐々に苦しくなっていった
メモ)
リング系ハミ、メンコ
11着 アスクビクターモア 牡4
横山武騎手 58.0kg
- 好スタート。促して前へ、好位のポジション
- 1コーナー付近で馬郡の中に入る形に。少し力んだが、2コーナーでは折り合った
- 3コーナーでジェラルディーナがマクってきたことにより外からプレッシャーがかかる形に
- 直線半ばで苦しくなった
きつい展開にはなったが、この馬の能力を考えると気持ちの面で走り切れていない気もする。
メモ)
舌縛り
12着 ブレークアップ 牡5
川田騎手 58.0kg
- 促して前のポジションへ
- 2コーナーまではやや促しながらの追走に
- 3コーナーでジェラルディーナがマクってきたことにより外からプレッシャーがかかる形に
- 直線、徐々に苦しくなった
前半はペースが速く対応に手間取った。
メモ)
リング系ハミ
13着 ダノンザキッド 牡5
北村友騎手 58.0kg
- 好位のポジション
- 1コーナー付近で馬郡の中に入る形に。少し力んだが、2コーナーでは折り合った
- 3コーナーで手応えが悪くなり、そのまま盛り返せず
騎手「3~4コーナーのペースが上がったときに頭が上がって息切れの感じがあったので、距離かもしれません」
メモ)
リング系ハミ、メンコ
- パドック。引き手2人。動きはよく、テンションが上がらなければ。状態は良さそう
14着 モズベッロ 牡7
角田河騎手 58.0kg
- 出遅れ。促して中団のポジション
- 4コーナーで手応えが悪く、直線伸びがない
メモ)
リング系ハミ、メンコ
- パドック。活気不足ではあるが、体の動きはいい
- 調教。大阪杯時より動き良化
15着 ユニコーンライオン 牡7
坂井騎手 58.0kg
- 300m近くは促し続けて先頭へ。ここでスタミナ使った
- 4コーナーで手応えが悪くなり、直線半ばで苦しくなった
メモ)
チークピーシーズ
- パドック。速歩になるシーンはあったが、体の動きはよく状態は良さそう
16着 カラテ 牡7
菅原騎手 58.0kg
- ダッシュよく前のポジションへ
- 3コーナーでペースが上がった所からついていくのに苦労し始め、直線伸びがない
メモ)
- 返し馬。動き・折り合いよく雰囲気〇
17着 ライラック 牝4
M.デムーロ騎手 56.0kg
- 促して好位のポジション
- 1~2コーナー力んだ
- 4コーナー、前の馬の手応えが悪くなり動き遅れた
- 直線伸びがなく、騎手が無理しなかった
騎手「馬場に脚を取られていました」
インコースの馬場の悪い所を通った。
メモ)
メンコ
- パドック。動きよくメンタル面も安定。雰囲気〇
参考:
・【宝塚記念】レースを終えて…関係者談話 - サンスポZBAT!
・【宝塚記念レース後コメント】イクイノックス C.ルメール騎手ら | 競馬ニュース - netkeiba.com
▼詳しい情報はJRAのHPをご覧ください。