この記事では、2021年3月13,14日の
- 中山競馬場(3/13 中山牝馬S)
- 阪神競馬場(3/14 フィリーズR)
- 中京競馬場(3/14 金鯱賞)
の芝レースの馬場傾向を分析しています。
最後に、まとめとして次週に向けて注目すべき点を書いています。
中山競馬場(Aコース)
◆クッション値:10.0(-0.2) 標準
◆含水率:ゴール前 10.5(-1.5)
4コーナー 10.6(+0.1) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は先週日曜比
開催3週目、Aコース3週目。
3月13日(土) 中山牝馬S
◆クッション値:8.2(-1.8) 標準
◆含水率:ゴール前 13.0(+2.5)
4コーナー 10.7(+0.1) 稍重
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース不良馬場で行われた。
時計はかなり掛かる。かなりタフな馬場で直線に向くまではなるべくジッとしておいて体力を温存しておいた方が良い。
すべてのレースで差し・追込馬が勝利。馬場が重くなると差し・追込馬には厳しい事になりえるがそうならなかったのは、コース内側が荒れていて水溜まりができるような馬場だったので、結果的に内は避けた方がいい馬場だったのかもしれない。
4コーナーが掘れ、それ以外の箇所は少し掘れる。
深夜から雨が降り続き視界が悪くなるほどの時間帯もあったため、最終レースには水溜まりができるような馬場状態になっていた。
(メモ)
5R 3歳未 1800内 不良 1:53.2
ミドルペース(5F 63.1 +0.2) 上がり 37.7(12.5-12.6-12.6)
追3,4角押上-差3,4角押上-先-先-差 向正面ペース緩む
7R 3歳1勝 2000内 不良 2:08.2
ミドルペース(64.2-64.0 +0.2) 上がり 38.2(12.4-12.8-13.0)
追向正面押上---逃-先-好差---差3,4角押上
10R 3勝 1200外 ハンデ 不良 1:12.7
ハイペース(34.7-38.0 -3.3) 上がり 38.0(12.1-12.3-13.6)
差-先-好差-先-好差 隊列縦長で直線
11R 牝G3 1800内 ハンデ 不良 1:54.8
ハイペース(5F 62.6 -1.2) 上がり 39.9(12.7-12.8-14.4)
差-逃-差3,4角押上-追-追
12R 2勝 1200外 不良 1:13.3
ハイペース(34.6-38.7 -4.1) 上がり 38.7(12.5-12.6-13.6)
差-先-追-追-好差 4角押上
3月14日(日)
◆クッション値:7.8(-0.4) やや軟らかめ
◆含水率:ゴール前 15.3(+2.3)
4コーナー 16.8(+5.1) 重
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース重馬場で行われた。
時計は掛かる。馬場状態が1つ回復した分、時計は掛からなくなったが依然としてタフな馬場状態。直線に向くまではなるべくジッとしておいて体力を温存しておいた方が良い。どのポジションにいても持久力は必要。
コース内側内回り3,4コーナーが掘れる、内回り1,2コーナー・外回り3コーナー・直線が少し掘れる。
(参考:北西からのやや強い風が吹いた。直線で、午前中は外からの横風、午後は向かい風)
(メモ)
5R 3歳未 2000内 重 2:05.2
スローペース(63.4-61.8 +1.6) 上がり 37.5(12.5-12.1-12.9)
好差(内)-逃-好差 3,4角押上-----差(内)-先
7R 3歳1勝 1200外 重 1:11.5
ハイペース(35.1-36.4 -1.3) 上がり 36.4(12.0-11.9-12.5)
追-先-好差(内)-追-差
9R 牝2勝 1800内 重 1:51.6
ミドルペース(5F 62.0 ±0) 上がり 38.0(12.2-12.2-13.6)
先-好差-差(内)-先-好差 序盤遅く,残5Fから一気にペースアップ
10R L 1600外 重 1:34.4
ハイペース(34.6/46.1-48.3/36.6 -2.2) 上がり 36.6(12.1-11.8-12.7)
逃-先---差4角押上-先-差
11R 牝3歳L 1600外 重 1:34.8
ハイペース(33.9/45.6-49.2/37.2 -3.6) 上がり 37.2(12.2-12.2-12.8)
差4角押上-先-差-差4角押上-追
阪神競馬場(Aコース)
◆クッション値:10.6(+0.9) やや硬め
◆含水率:ゴール前 9.6(-0.2)
4コーナー 9.0(-1.6) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は先週日曜比
開催5週目、Aコース5週目。
3月13日(土)
◆クッション値:9.1(-1.5) 標準
◆含水率:ゴール前 12.9(+3.3)
4コーナー 14.5(+5.5) 重
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース稍重馬場で行われた。
時計は標準的。差しも利く。
内回り3,4コーナーのコース内側が少し掘れる。
(参考:昼過ぎから西よりの強い風(直線で向かい風)が吹いた)
(メモ)
5R 3歳未 2000内 稍重 2:02.0
スローペース(61.7-60.3 +1.4) 上がり 35.7(11.9-11.8-12.0)
好差-先---差-差(内)-逃
6R 3歳1勝 1600外 稍重 1:34.2
スローペース(35.9/47.8-46.4/34.6 +1.4) 上がり 34.6(11.5-11.0-12.1)
逃-先-先-好差-追
9R 3歳1勝 2400外 稍重 2:27.9
スローペース(5F 62.4 +0.8) 上がり 36.2(11.9-11.6-12.7)
追向正面押上---好差 3,4角押上-好差(内)-先-差 残6Fからペース流れた 横に広がり直線
10R 3勝 2000内 ハンデ 稍重 2:00.7
ミドルペース(60.5-60.2 +0.3) 上がり 36.7(11.5-12.1-13.1)
先-好差(内)-好差-逃-好差 3,4角押上 残4Fからペースアップ
3月14日(日) フィリーズR
◆クッション値:9.4(+0.3) 標準
◆含水率:ゴール前 10.2(-2.7)
4コーナー 10.7(-3.8) 稍重
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
5Rが稍重馬場、8R以降は良馬場でレースが行われた。
時計はやや速い。ただし、ペースが流れれば持久力も必要になると思われ、差しも決まる。
内回り1・4コーナー・向正面、外回り3,4コーナーが少し掘れる。
(参考:昼過ぎから西よりのやや強い風(直線で向かい風)が時折吹いた)
(メモ)
5R 3歳未 1600外 稍重 1:34.2
ミドルペース(35.6/47.3-46.9/35.3 +0.4) 上がり 35.3(11.3-11.6-12.4)
追-追-先---好差-好差
8R 1勝 2000内 2:00.7
スローペース(60.9-59.8 +1.1) 上がり 35.0(11.3-11.3-12.4)
先-逃-差---好差-先 前2頭が後続を少し離し,3番手は5F 61.9ぐらいで通過 出走9頭
9R 2勝 1800外 1:45.6
スローペース(5F 60.3 +1.6) 上がり 34.0(10.7-11.3-12.0)
逃-先-先-好差-差 残4Fから一気にペースアップ 出走7頭
11R 牝3歳G2 1400内 1:20.7
ハイペース(33.7-11.5-35.5 -1.8) 上がり 35.5(11.5-11.8-12.2)
好差(内)-好差-追-先-差(内)
中京競馬場(Aコース)
◆クッション値:9.9 標準
◆含水率:ゴール前 12.9
4コーナー 12.5 良
※1 共に金曜朝の時点
開催1週目(開幕週)、Aコース1週目。
3月13日(土)
◆クッション値:6.9(-3.0) 軟らかめ
◆含水率:ゴール前 20.7(+7.8)
4コーナー 17.5(+5.0) 不良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
前日から昼過ぎまで断続的に雨が降り続いた。
全レース不良馬場で行われた。
時計はかなり掛かる(2勝クラスまで)。瞬発力が削がれ、後方から追い込んでくるのは難しいように見えた。
最初は水飛沫が飛ぶような馬場だったが、少しずつ乾きそれもだんだんなくなっていった。
(参考:昼過ぎから風が強まり、メインレースの頃には強い風になっていた。向きは西よりの風(直線で向かい風))
(メモ)
3R 3歳未 1400 不良 1:25.5
ハイペース(35.1-12.3-38.1 -3.0) 上がり 38.1(12.5-12.4-13.2)
好差(内)-先-好差-好差(内)-逃 先団固まり直線
5R 3歳未 2000 不良 2:08.0
ハイペース(63.5-64.5 -1.0) 上がり 39.4(12.6-13.1-13.7)
逃-先---好差---好差(内)-好差 残5Fからペースアップ 隊列やや縦長で直線
9R 1勝 1600 不良 1:39.9
ハイペース(35.2/46.9-53.0/40.5 -6.1) 上がり 40.5(13.1-13.2-14.2)
先-差-好差(内)-差-追3,4角押上 先団固まり直線
12R 2勝 2200 不良 2:19.8
ミドルペース(5F 63.3 -0.2) 上がり 39.6(12.9-13.1-13.6)
先---先-----好差 3,4角押上---差---差 1,2角でペースが落ち,向正面で再ペースアップ 出走8頭
3月14日(日) 金鯱賞
◆クッション値:8.2(+1.3) 標準
◆含水率:ゴール前 17.0(-3.7)
4コーナー 14.6(-2.9) 重
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース重馬場で行われた。
時計は掛かる。瞬発力が削がれ持久力が必要で、後方から追い込んでくるのは難しいように見えた。
2・3コーナーのコース内側が少し掘れ、4コーナーが掘れるようになってきた。
(参考:1日を通して西よりのやや強い風が吹き、一時的にかなり強まった時間帯もあった。風向きは直線だとほとんど向かい風、外からの横風になる時もあった)
(メモ)
4R 3歳未 1600 重 1:37.5
スロー~ミドルペース(36.5/49.0-48.5/36.4 +0.5) 上がり 36.4(12.1-11.9-12.4)
逃-先-先-好差-追3,4角押上
5R 3歳未 2200 重 2:19.2
スローペース(5F 64.6 +1.3) 上がり 36.1(12.3-11.8-12.0)
好差(内)-好差-好差(内)-差3角押上-逃 横に広がり直線 出走9頭
9R 1勝 2200 重 2:18.3
スローペース(5F 65.5 +2.6) 上がり 36.5(12.1-11.8-12.6)
好差-差-先-差-逃 残6Fからペース流れた
10R 2勝 1400 ハンデ 重 1:22.5
ハイペース(32.8-12.1-37.6 -4.8) 上がり 37.6(12.4-12.2-13.0)
先-追(内)-先-逃-先 3,4角やや緩む
11R G2 2000 重 2:01.8
スローペース(61.4-60.4 +1.0) 上がり 36.8(12.1-11.9-12.8)
逃-好差-先-先-追4角押上 残6Fからペースアップ 一団で直線
次週に向けて
中山は、土日とも道悪でレースが行われタフな馬場状態だった。
阪神は、日曜日には良馬場になったが、週中の雨の影響が残る馬場。もっと馬場が乾けばまだ速い時計が出そうな雰囲気。
コース内側が少しずつ荒れてきている。
中京は、土日とも道悪でレースが行われタフな馬場状態。乾けば速い時計が出る雰囲気はあったが、馬場が荒れたので来週見てみないとわからない。
▼先週の馬場傾向はこちらの記事に書いています。
▼詳しい情報はJRA等のHPをご覧ください。
▼ペースは独自に判断しています。