この記事では、2021年2月13,14日の
- 東京競馬場(2/13 クイーンC、2/14 共同通信杯)
- 阪神競馬場(2/14 京都記念)
- 小倉競馬場
の芝レースの馬場傾向を分析しています。
最後に、まとめとして次週に向けて注目すべき点を書いています。
東京競馬場(Dコース)
◆クッション値:9.4(+0.2) 標準
◆含水率:ゴール前 16.5(+2.4)
4コーナー 15.0(+0.8) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は先週日曜比
開催3週目、Dコース3週目。
2月13日(土) クイーンC
◆クッション値:9.2(-0.2) 標準
◆含水率:ゴール前 14.6(-1.9)
4コーナー 13.7(-1.3) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
時計は標準~やや速い。よく差しが利いていた印象。直線内を通ると伸びづらい感じがあったのが影響していそう。
コース内側が荒れてきて、若干掘れるようになってきた。
前開催で内がかなり荒れていたので、それで内が伸びづらくなっているのかもしれない。
(メモ)
5R 3歳未 1400 1:21.8
スロー~ミドルペース(34.9-12.3-34.6 +0.3) 上がり 34.6(12.0-11.4-11.2)
追-差-好差(内)-逃-先 4角でペース緩む ほぼ一団で直線
6R 牝3歳未 1800 1:48.5
スローペース(5F 62.0 +1.7) 上がり 33.9(11.4-11.2-11.3)
好差-差-先-追-差 ほぼ一団で直線
7R 3歳1勝 1400 1:21.6
ハイペース(34.4-11.7-35.5 -1.1) 上がり 35.5(11.7-11.5-12.3)
先-差-差-差-差(内)
9R 2勝 2400 2:24.2
スローペース(5F 61.0 +0.9) 上がり 34.4(11.4-11.3-11.7)
好差-差-好差---差---差(内) 残5Fから徐々にペースアップ やや横に広がり直線
10R 3勝 1400 ハンデ 1:21.7
スローペース(35.2-12.0-34.5 +0.7) 上がり 34.5(11.7-11.2-11.6)
差-好差-先-先-好差
11R 牝3歳G3 1600 1:33.3
ミドルペース(34.6/46.5-46.8/34.9 -0.3) 上がり 34.9(11.6-11.4-11.9)
好差-差-好差-逃-差
2月14日(日) 共同通信杯
◆クッション値:9.3(+0.1) 標準
◆含水率:ゴール前 13.7(-0.9)
4コーナー 13.1(-0.6) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
時計はやや速い。ペースが速くなればもっと速い時計は出そうな雰囲気だった。
昨日より直線内側を通っても大丈夫な印象で、馬場の乾燥が進んだからだと考えられる。それに加えて、風が吹いた影響で差しが利きづらくなった印象もあった。
やや先行有利。
コース内側が若干掘れる。
(参考:昼過ぎからやや強い南風(直線で内からの横風)が吹いた)
(メモ)
5R 3歳未 1800 1:46.7
スローペース(5F 60.3 +1.0) 上がり 34.3(11.3-11.3-11.7)
先-好差-好差-好差-差3,4角押上
7R 1勝 2400 2:27.2
スローペース(5F 63.0 +1.7) 上がり 34.2(11.6-11.1-11.5)
先-好差-逃-差-差(内) ほぼ一団で直線
8R 2勝 1600 1:33.9
スロー~ミドルペース(35.6/47.3-46.6/34.8 +0.7) 上がり 34.8(11.5-11.2-12.1)
逃---好差-追-先-先
9R 牝3勝 1800 1:45.4
ミドルペース(5F 58.5 -0.1) 上がり 35.3(11.7-11.6-12.0)
差-好差-好差-先-逃
11R 3歳G3 1800 1:47.6
スローペース(5F 61.9 +2.1) 上がり 33.8(11.5-10.8-11.5)
先-好差-差-差(内)-好差 残4Fからペース流れた
阪神競馬場(Aコース)
◆クッション値:9.0 標準
◆含水率:ゴール前 10.0
4コーナー 10.2 良
※1 共に金曜朝の時点
開催1週目(開幕週)、Aコース1週目。
2月13日(土)
◆クッション値:9.5(+0.5) 標準
◆含水率:ゴール前 10.4(+0.4)
4コーナー 10.8(+0.6) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
時計はやや速い。スローペースで上がりの速いレースがあったので、上のクラスでペースが速くなればもっと速い時計が出そうな雰囲気があった。
内回りはやや先行有利、外回りは瞬発力が活きるので差し馬にもチャンスはある。
内回りコースは馬場が若干掘れる。
(メモ)
5R 3歳未 2000内 2:01.9
ペース(62.2-59.7 +2.5) 上がり 35.5(11.7-11.4-12.4)
逃-好差 4角押上-好差(内)-差4角押上-先 残4Fからペースアップ
9R 2勝 1400内 1:21.0
ミドルペース(34.6-11.7-34.7 -0.1) 上がり 34.7(11.8-11.1-11.8)
逃-好差(内)-先-好差(内)-差 前2頭が後続を離し,3番手は3F 35.3ぐらい(スロー)で通過
10R 3勝 1800外 1:46.3
スローペース(5F 61.1 +2.0) 上がり 33.5(11.0-10.9-11.6)
好差-差-好差-逃-先 残4Fからペースアップ 上がり最速32.6 出走9頭
11R L 1600外 ハンデ 1:35.2
スローペース(37.6/50.3-44.9/33.0 +5.4) 上がり 33.0(11.0-10.6-11.4)
逃-先-好差-先-差向正面押上 ほぼ一団で直線 上がり最速32.7
2月14日(日) 京都記念
◆クッション値:9.6(+0.1) 標準
◆含水率:ゴール前 9.2(-1.2)
4コーナー 10.9(+0.1) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
時計は速い。前は止まりづらそうで先行有利。外回りは瞬発力のある差し馬が加わってくる。
昨日より馬場が掘れなくなったのを見ると、乾燥が進んだものと思われる。
(メモ)
5R 3歳未 1600外 1:34.1
スローペース(35.6/47.7-46.4/34.2 +1.3) 上がり 34.2(11.4-10.7-12.1)
差-先-差(内)-逃-差
7R 1勝 2400外 2:28.7
スローペース(5F 66.2 +4.2) 上がり 33.8(11.1-10.9-11.8)
逃-好差-好差(内)-先---好差 残5Fから徐々にペースアップ 出走8頭
8R 2勝 2000内 1:58.9
スローペース(60.9-58.0 +2.9) 上がり 34.5(11.5-11.0-12.0)
逃-好差 3角押上-好差(内)-先-差(内) 残6Fからペース流れた 出走8頭
9R 3歳1勝 1600外 1:33.5
ミドルペース(35.2/47.0-46.5/34.6 +0.5) 上がり 34.6(11.5-10.9-12.2)
好差-好差(内)-差-好差-逃 一団で直線 出走9頭
11R G2 2200内 2:10.4
ミドルペース(5F 59.3 ±0) 上がり 35.0(11.3-11.5-12.2)
好差-先-先-差向正面押上-差 前2頭が後続を離し,3番手は5F 60.3ぐらいで通過
小倉競馬場(Bコース)
◆クッション値:9.9(+0.6) 標準
◆含水率:ゴール前 7.9(-0.2)
4コーナー 8.1(-0.2) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は先週日曜比
開催5週目、Bコース1週目。今週からBコースに替わり、内柵がAコース時から3m外に移動した。内側の荒れた部分がカバーされた。
2月13日(土)
◆クッション値:9.8(-0.1) 標準
◆含水率:ゴール前 7.4(-0.5)
4コーナー 7.7(-0.4) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
1200mの1勝・2勝クラスではレコードタイムに近い時計が出ていたが、それ以外は標準的。差しも利く。
Bコースに替わって荒れた部分がカバーされた分、綺麗な馬場を走れるので速い時計が出るようになったか。
コース内側の荒れた部分は減ったが、直線部分と4コーナーは少し掘れる部分が残っている。
先週の直線外が伸びる傾向は和らぎ内を通っても多少は走れるようになったものの、外を通った方が伸びる馬場なのは確か。
先週が差し・追込が来やすい印象だったとすると、今週は前でも粘ることは可能で差しも利くが追込切るのは厳しい印象になった。
(メモ)
2R 牝3歳未 2000 2:00.3
ミドルペース(60.2-60.1 +0.1) 上がり 36.5(12.0-12.0-12.5)
追向正面マクリ-先---差向正面押上-先-追
6R 3歳未 1200 1:08.7
ハイペース(33.3-35.4 -2.1) 上がり 35.4(11.2-11.6-12.6)
逃-好差-先-先-差
7R 3歳未 2000 見習騎手 2:02.9
スローペース(63.7-59.2 +4.5) 上がり 35.3(11.4-11.8-12.1)
好差 向正面押上-追向正面押上-好差-逃-差2角マクリ 残6Fからペース流れた
9R 1勝 1200 1:07.1
ハイペース(32.4-34.7 -2.3) 上がり 34.7(11.1-11.5-12.1)
好差-好差-好差-先-差 隊列縦長で直線
10R 1勝 1800 1:48.8
ハイペース(5F 59.8 -0.6) 上がり 37.6(11.6-12.4-13.4)
好差-先-逃-差向正面押上-好差(内) 先頭が後続を離し,2番手は5F 62.2ぐらい(スロー)で通過
12R 2勝 1200 ハンデ 1:07.0
ハイペース(32.8-34.2 -1.4) 上がり 34.2(10.7-11.2-12.3)
差-先-先-追3角押上-追 隊列やや縦長で直線
2月14日(日)
◆クッション値:10.0(+0.2) 標準
◆含水率:ゴール前 6.8(-0.6)
4コーナー 7.0(-0.7) 良
※1 共に金曜朝の時点
※2 増減の数値は前日比
全レース良馬場で行われた。
時計はやや速い。小回りコースなのでいい時計が出る分、少し先行有利にはなるが、ペースが流れれば差しも決まる。
Bコースに替わった事と馬場の乾燥が進んだのが影響していると思われる。
直線部分と4コーナーは少し掘れる部分が残っている。
直線は昨日より外が伸びる馬場にシフトしたように感じた。道中も内を避けて通る傾向になってきた。
(メモ)
2R 3歳未 1200 1:08.2
ハイペース(32.4-35.8 -3.4) 上がり 35.8(11.4-11.9-12.5)
先-差-先-好差-逃 隊列縦長で直線
5R 3歳未 1800 1:49.2
スローペース(5F 61.9 +1.2) 上がり 35.6(11.6-11.6-12.4)
先-好差-逃-好差(内)-追向正面押上 残4Fからペースアップ 隊列やや縦長で直線
6R 1勝 1200 1:08.2
ハイペース(33.1-35.1 -2.0) 上がり 35.1(11.3-11.5-12.3)
追-好差-先-好差-差 横に広がり直線
8R 1勝 2000 2:00.3
スローペース(61.4-58.9 +2.5) 上がり 35.9(11.8-11.7-12.4)
好差-先-先-好差(内)-差 残5Fから一気にペースアップ 横に広がり直線
10R 3歳1勝 2000 2:00.5
スローペース(61.9-58.6 +3.3) 上がり 34.5(11.3-11.4-11.8)
逃-先---好差-好差-差(内) 残4Fからペースアップ
11R OP 1200 1:07.0
ハイペース(32.8-34.2 -1.4) 上がり 34.2(11.0-11.5-11.7)
追-好差-差-好差-差
12R 牝2勝 1800 1:47.9
スローペース(5F 62.4 +2.5) 上がり 33.9(11.0-11.4-11.5)
先-好差 向正面押上-逃-差-好差 残5Fからペースアップ 隊列やや縦長で直線
次週に向けて
東京は、コース内側の馬場が少し荒れてきた。日曜日は風の影響があり傾向がわかりづらかったので、来週のレースを見て判断したい。
阪神は、開幕週らしく時計が速い馬場で先行有利。
小倉は、Bコースに替わったが2日目にして内を避けた方がいい印象になった。直線は外伸び。
▼先週の馬場傾向はこちらの記事に書いています。
▼詳しい情報はJRA等のHPをご覧ください。
▼ペースは独自に判断しています。