この記事では、2020年8月15日・16日の
- 新潟競馬場(8/16 関屋記念)
- 小倉競馬場(8/16 小倉記念)
- 札幌競馬場
の芝レースの馬場傾向を分析しています。
最後に、まとめとして来週に向けて注目すべき点を書いています。
新潟競馬場・芝コース(Aコース)
開催4週目、Aコース4週目。
野芝のみ。金曜日に散水。
土曜日(8月15日)
全レース良馬場で行われた。
時計は標準的。先週道悪でレースが行われた影響で馬場が傷んだせいか、時計は少し掛かるようになった。
差しも効き、持久力はある程度必要。
全体的に傷んだ内側の馬場は少し掘れる。中でも、内回りの3コーナー付近と外回り直線半ば辺りが特に掘れる。それでも通る場所による偏りはさほど感じなかった。
(参考)1日を通してやや強く向かい風(直線)が吹いていた。
有利な脚質(ポジション):なし
不利な脚質(ポジション):追込(内回り)
(メモ)
1R2歳未1800外 1:48.2
ペース:M(5F 60.0 -0.1) 上がり36.2(11.7-11.7-12.8)
先-先-好差(内)-追(内)-差(内) 3角緩む
3R牝3歳未2000内 2:03.6
ペース:S(62.7-60.9 +1.8) 上がり36.6(12.2-12.1-12.3)
先-差(内)-差-好差-差(内) 5Fスパート
5R2歳新馬1600外 1:37.0
ペース:M(36.0/48.6-48.4/36.3 +0.2) 上がり36.3(11.7-12.0-12.6)
差-好差-差-差-追 3角緩む
6R牝2歳新馬1400内 1:23.2
ペース:H(33.8-11.9-37.5 -3.7) 上がり37.5(12.2-12.2-13.1)
差(内)-好差-差-差(内)-好差(内) 集団2つに分かれて直線
7R3歳未1800外 1:48.1
ペース:M(5F 59.5 -0.6) 上がり36.2(11.8-11.5-12.9)
好差-好差-差-好差(内)-先 3,4角緩む
9R1勝1600外 1:33.3
ペース:M(34.4/46.3-47.0/34.9 -0.7) 上がり34.9(11.8-11.3-11.8)
差-好差(内)-差-先-差 2,3馬身離しての逃げ 3,4角やや緩む
10R2勝1400内 1:21.0
ペース:H(34.0-11.5-35.5 -1.5) 上がり35.5(11.5-11.7-12.3)
好差(内)-逃-差(内)-差-差(内) やや縦長で直線
日曜日(8月16日) 関屋記念
3Rが稍重馬場で、5R以降が良馬場で行われた。
時計は標準~かかり気味。
差しも効くが、どのポジションからでも持久力がある馬が上位に来られた印象。
馬場の掘れ具合は土曜日と同様。
全体的に傷んだ内側の馬場は少し掘れる。中でも、内回りの3コーナー付近と外回り直線半ば辺りが特に掘れる。それでも通る場所による偏りはさほど感じなかった。
有利な脚質(ポジション):
不利な脚質(ポジション):
(メモ)
3R2歳未1200内 稍重 1:10.2
ペース:H(34.4-35.8 -1.4) 上がり35.8(11.9-11.7-12.2)
先-逃-先-差-追
5R2歳新馬1800外 1:49.0
ペース:M(5F 60.8 +0.2) 上がり35.9(11.5-11.7-12.7)
好差(内)-逃-差-先-好差 3角付近でガクッと緩む
6R3歳未1000直 55.8
22.4-10.6-22.8 ラスト1F 11.8
逃-先-先-差-好差
8R1勝2000外 2:00.2
ペース:S(60.5-59.7 +0.8) 上がり35.1(11.5-11.4-12.2)
逃-好差-先-好差-先 3,4角緩む
10R牝2勝1800外 1:47.7
ペース:S(5F 60.7 +0.9) 上がり34.8(11.3-11.3-12.2)
好差(内)-好差-逃-差(内)-差(内) 前2頭が3馬身程離し直線
11RG3・1600外 1:33.1
ペース:M~H(34.6/46.3-46.8/35.3 -0.5) 上がり35.3(11.3-11.6-12.4)
追-逃-差(内)-差(内)-先
12R1勝1200内 1:09.4
ペース:H(33.6-35.8 -2.2) 上がり35.8(11.9-11.9-12.0)
好差-好差(内)-好差(内)-差(内)-先
小倉競馬場・芝コース(Aコース)
開催1周目(開幕週)、Aコース1週目。
野芝のみ。金曜日に散水。
土曜日(8月15日)
全レース良馬場で行われた。
2勝クラスまでと2歳OPクラスが行われたが、レコードに近い時計が出ていた。
時計はかなり速く、前はそう簡単に止まらない。クラスが上がれば尚更その傾向は強くなりそう。スピードがある馬や機敏に脚が使えるタイプを狙いたい。
今日はマクリで好走した馬もいたが、それもスローペースになり展開がハマったから。差し馬には厳しい馬場状態。展開に左右される。
有利な脚質(ポジション):逃げ・先行
不利な脚質(ポジション):差し・追込
レース後に散水。
(メモ)
2R3歳未1200 1:07.1
ペース: H(32.4-34.7 -2.3) 上がり34.7(11.0-11.4-12.3)
逃-先-先-追-差 隊列縦長のまま直線
5R2歳新馬1200九州産馬 1:09.8
ペース:M(34.8-35.0 -0.2) 上がり35.0(11.6-11.6-11.8)
逃-先-差-先-先 馬群2つに分かれる
6R牝2歳新馬 1:08.4
ペース:H(33.8-34.6 -0.8) 上がり34.6(11.3-11.4-11.9)
好差(内)-先-差-先-好差 馬群2つと数頭に分かれる
7R3歳未2000 2:00.3
ペース:S(60.7-59.6 +1.1) 上がり35.9(11.6-11.9-12.4)
先-差(内)-追マクリ-追-追マクリ 1,2角でガクッと緩み,残5Fから流れた 向正面でマクリ
9R2歳OP1200 1:07.9
ペース:H(32.9-35.0 -2.1) 上がり35.0(11.6-11.5-11.9)
逃-好差(内)-先-差-差
10R2勝2000 1:57.8
ペース:M(58.9-58.9 ±0) 上がり35.3(11.8-11.6-11.9)
先-好差-先-好差-好差 1,2角緩む 5Fスパート
12R1勝1800 1:44.9
ペース:M(5F 58.2 -0.1) 上がり34.9(11.5-11.6-11.8)
好差-好差-逃-先-差
日曜日(8月16日) 小倉記念
全レース良馬場で行われた。
土曜日と同じく、時計がかなり速く、2歳レコードも出ていた。
土曜日と比べて差しが決まっていた印象があるが、これは前日の傾向を踏まえジョッキーたちが速い馬場を意識してレースをした結果、ペースが速くなったり、プレッシャーを与えたりして先行馬が苦しくなったと思われる。
ただ、上手くペース配分できれば先行有利なのは変わらない。1200m戦では前目につけられる馬の活躍が多かった印象。
また、差し馬が動いてきた時には内でジッとできた馬に利がある。
有利な脚質(ポジション):逃げ・先行
不利な脚質(ポジション):追込
(メモ)
1R2歳未1200 R 1:07.5
ペース:H(32.9-34.6 -1.7) 上がり34.6(11.2-11.5-11.9)
逃-好差(内)-好差-先-追
3R3歳未1800 1:46.7
ペース:H(5F 58.5 -0.8) 上がり36.2(12.3-11.9-12.0)
差-差4角押上-先-先-追
5R2歳新馬1200九州産馬 1:10.2
ペース:H(34.6-35.6 -1.0) 上がり35.6(11.6-11.8-12.2)
逃--差4角押上-好差(内)-差-差(内)
6R2歳新馬1200 1:09.2
ペース:H(33.8-35.4 -1.6) 上がり35.4(11.7-11.7-12.0)
逃-先-追-先-好差(内) やや縦長で直線
7R1勝2000 1:59.1
ペース:H(59.1-60.0 -0.9) 上がり36.4(11.9-12.0-12.5)
差(内)-好差(内)-差-差向正面押上-先 2角~向正面にかけてやや緩む
9R1勝1200 1:07.6
ペース:H(33.0-34.6 -1.6) 上がり34.6(11.3-11.3-12.0)
先-追-差(内)-差-差
10R3勝2000ハンデ 1:57.9
ペース:H(58.4-59.5 -1.1) 上がり35.9(11.8-11.8-12.3)
先-好差-差-先-好差(内)
11RG3・2000ハンデ 1:57.5
ペース:H(58.1-59.4 -1.3) 上がり35.2(11.5-11.7-12.0)
差(内)-追-追向正面押上-差-先 向正面やや緩む
札幌競馬場・芝コース(Aコース)
開催4週目、Aコース4週目。
洋芝のみ。3,4コーナー内側が少し傷んでいる。
土曜日(8月15日)
全レース稍重馬場で行われた。
稍重だったが、時計は標準的。差しも効が、どのポジションにいても持久力が必要な馬場。
コース全体の馬場の内側が若干掘れるが、まだ影響はなさそう。
(参考)午前中、やや強く南からの風(直線で追い風方向 )が吹いていた。
有利な脚質(ポジション):逃げ・先行(やや有利・直線が短いため)
不利な脚質(ポジション):追込(やや不利・直線が短いため)
(メモ)
1R2歳未1800 稍重 1:50.3
ペース:M(5F 60.8 -0.5) 上がり37.1(12.4-12.0-12.7)
先-先---差-逃-先 2角~向正面にかけてやや緩む 出走6頭
5R牝2歳新馬1500 稍重 1:31.5
ペース:S(3.5F 44.1 +1.4) 上がり35.3(11.9-11.5-11.9)
逃-先---先-先-差 出走5頭
6R3歳未2000 稍重 2:02.8
ペース:H(60.9-61.9 -1.0) 上がり37.3(12.2-12.2-12.9)
逃-追3,4角押上-先-差-差(内)
8R1勝2600 稍重 2:42.4
ペース:S 上がり36.6(12.0-12.0-12.6)
先-好差-逃---追-差 残5Fから流れた
9R牝1勝1200 稍重 1:09.3
ペース:H(33.7-35.6 -1.9) 上がり35.6(11.4-11.5-12.7)
逃-差-先-追-追 縦長で直線
10R2歳OP1800 稍重 1:50.0
ペース:S(5F 61.8 +0.7) 上がり36.0(11.9-11.9-12.2)
先-好差-逃-先---追 バラバラと縦長の隊列 残4Fから流れた
12R2勝1500 稍重 1:29.1
ペース:M(3.5F 41.5 -0.1) 上がり35.6(11.9-11.6-12.1)
差-好差-差-先-先 先団固まり直線
日曜日(8月16日)
全レース良馬場で行われた。
時計は標準的。差しも効くが、どのポジションにいても持久力が必要な馬場。
コース全体の馬場の内側、特に3,4コーナーが掘れる。通るのを避けてはいなかった。
有利な脚質(ポジション):逃げ・先行(やや有利・直線が短いため)
不利な脚質(ポジション):追込(やや不利・直線が短いため)
(メモ)
1R2歳未1200 1:10.9
ペース:H(34.3-36.6 -2.3) 上がり36.6(11.8-12.2-12.6)
好差-先-好差(内)-先-先
3R3歳未1500 1:30.1
ペース:M(3.5F 42.5 +0.5) 上がり35.7(11.7-11.6-12.4)
好差(内)-先-先-差(内)-好差
5R2歳新馬1800 1:53.0
ペース:S(5F 65.2 +2.4) 上がり35.3(11.8-11.7-11.8)
先-先---逃-先---差 出走6頭
8R1勝1500 1:29.2
ペース:M(3.5F 41.3 -0.3) 上がり36.1(11.9-11.7-12.5)
先-先-先-差-差(内) 2つの集団に分かれる 馬群凝縮して直線
10R2勝2000 2:01.9
ペース:S(62.2-59.7 +2.5) 上がり35.7(11.7-11.6-12.4)
先-逃-先-好差(内)-差(内) 残4Fからペースアップ
11ROP1200ハンデ 1:08.8
ペース:H(33.8-35.0 -1.2) 上がり35.0(11.8-11.5-11.7)
好差-先-先-差-差 横広がり直線
12R1勝1800 1:48.8
ペース:M(5F 60.3 -0.1) 上がり36.5(11.9-11.9-12.7)
先-差-差-好差-先 向正面やや緩む
来週に向けて
新潟は、先週道悪でレースが行われたことで時計が少しかかるようになった。差しも効くが、どのポジションからでも持久力がないと最後まで走り切れない。
小倉は、時計がかなり速い馬場状態で基本的には先行有利。
札幌は、差しも効くが、どのポジションからでも持久力が必要。
▼先週の馬場傾向はこちらの記事に書いています。
▼詳しい情報はJRA等のHPをご覧ください。