エリザベス女王杯が2020年11月15日に行われ、1番人気のラッキーライラックが優勝しました。
2連覇!!おめでとう!!
この記事は、エリザベス女王杯の回顧で、
- レース展開
- 各馬の勝因・敗因
について考察しています。
何かヒントになることがあれば幸いです(^^)
G1 エリザベス女王杯を振り返る
阪神競馬場 Aコース 2200m 内回り 牝馬
レース展開
【馬場】 良
【勝ち時計】 2:10.3(レースレコード)
【5着までの脚質(ポジション)】 差3,4角押上-追-差-先-追
【ペース】 ミドルペース(5F 59.3 +0.1) 上がり 34.8(11.9-11.1-11.8)
先頭が後続を5馬身程離し、2番手は5F 60.0ぐらい(ややスロー)で通過。
3,4コーナーで差し馬勢が動いていき、横に広がり直線へ。
ある程度ペースも流れ、馬群の外を通った方がスムーズにスピードに乗れたため、差し・追込馬が上位に来たと思われる。
▼当日の馬場傾向はこちらの記事に書いています。
各馬のレース内容考察(勝因・敗因は?)
1着 ラッキーライラック 牝5
ルメール騎手 56.0kg
中団後方のポジション。
3コーナーからジワジワと、4コーナーで一気にギアを上げる。
最後は勢いは鈍ったが、早めにスパートし長く脚を使ってそのまま押し切った。
さすがに牡馬と戦ってもG1を勝っているように能力の高い馬。ルメール騎手の勝負勘もさすがだった。
2着 サラキア 牝5
北村友騎手 56.0kg
後方のポジション。
4コーナーまで脚を溜めて、直線長く脚を持続させて追い込んだ。
この馬には距離が長いのではないかと思っていたが、時計の速い馬場、脚を溜めるレースをしたこと、今の充実度などが色々噛み合い好走できた。
3着 ラヴズオンリーユー 牝4
M.デムーロ騎手 56.0kg
スタートで隣の馬に前に入られ、他馬と接触があった。
中団後方のポジション。序盤力んでいた。
4コーナーで動いていくが、余裕がある感じではない。
直線良く伸びたが、上り坂辺りで若干脚が鈍った。
陣営コメントでも100%の状態ではないと言っていたように、その影響はあった感じはするが、高速馬場もやや分が悪いのかなとも思った。
4着 ウインマリリン 牝3
横山武騎手 54.0kg
促して前へ。
直線、先着された馬たちには瞬発力では劣ったが、一脚使っていた。
3歳馬では最上位。真面目に走るタイプの馬だし、力をつければ来年のG1で活躍できるだろう。
5着 センテリュオ 牝5
戸崎騎手 56.0kg
促したが後方のポジション。序盤はついていけない感じ。向正面でも促すシーン。
直線瞬時に加速できないが、最後は伸びてきた。
多少時計がかかった方がいいのかもしれない。道悪になっても行きっぷりが悪くなるので難しいところ。
6着 ソフトフルート 牝3
福永騎手 54.0kg
少し促して好位のポジション。
4コーナーでペースが上がった時にすぐに加速できなかったが、直線はジワジワと差を詰めてきた。
前走秋華賞での好走はマグレではなかったことを証明した。力をつければ今日の差は詰められるだろう。
7着 リアアメリア 牝3
川田騎手 54.0kg
前のポジションへ。他馬に隣に並ばれたからか、力みそうになった。
4コーナーで手応えは良くなさそう。直線粘っていたが、上り坂で苦しくなった。
8着 シャドウディーヴァ 牝4
内田博騎手 56.0kg
少し促して好位のポジション。
4コーナーで前が塞がりスムーズに加速できず。
直線、伸びてきそうな雰囲気はあったが進路がなく、脚を使う事ができなかった。
以前は右回りで内にもたれていたが、今日はその面は見せなかった。
久しぶりの2000mを超える距離でもこなせることがわかったので、今後かかる面がでなければ選択肢が増える。
成長を見せていて、今日の結果で人気が落ちるようなら次走以降狙い目ではなかろうか。
9着 サムシングジャスト 牝4
松山騎手 56.0kg
好スタート。促して好位のポジション。
いつもと違うレースをしたせいか、前半少し力んでいた。
4コーナーで前が塞がりスムーズに加速できず。
直線ジリジリ伸びたが、内柵沿いを走ってもかなり内にもたれていた。
距離を伸ばした事もあったが、いつも後方のポジションから行く馬を好位のポジションでレースをさせた松山騎手はやっぱり今活躍しているだけある。
内にもたれる面は今後改善しなければいけない。
10着 ミスニューヨーク 牝3
加藤騎手 54.0kg
少し促して中団のポジション。
直線ジリジリ伸びていたが、上り坂で脚が鈍った。
11着 サトノガーネット 牝5
坂井騎手 56.0kg
促したが後方のポジション。序盤はついていけない感じ。
また向正面から促す感じに。
直線、だんだんと勢いが鈍っていった。
この馬には時計が速く、脚が溜まらなかった。
12着 リュヌルージュ 牝5
団野騎手 56.0kg
スタートが決まらず、中団のポジション。
向正面から促しつつの追走になった。
直線バテずに走ってはいたが、瞬発力もなく差を詰められなかった。
この馬には時計が速かった。時計がかかる馬場の方がいい。
13着 ウラヌスチャーム 牝5
斎藤騎手 56.0kg
スタートで隣の馬に前に入られた。後方のポジション。
3コーナーでポジションを押し上げていく。
4コーナーで一気にペースが上がった所で対応できず。
直線粘っていたが、上り坂で脚が鈍ったか。
速い脚がないので、時計がかかる馬場の方がよさそう。
14着 ウインマイティー 牝3
和田竜騎手 54.0kg
促して好位のポジション。
4コーナーで外からマクられた時に反応できず、直線ではバテてはいないが脚は使えなかった。
直線で内にもたれる面を見せていた。
15着 ロサグラウカ 牝5
幸騎手 56.0kg
ゲート内での落ち着きがなく、出負け。促して中団後方のポジション。
終始行きっぷりが良く、向正面で少しポジションを上げた。
4コーナーで前が塞がりポジションが後方まで下がってしまった。
直線バテてはいないが差を詰めることができなかった。
16着 ノームコア 牝5
横山典騎手 56.0kg
周りの出方を見つつ、先頭へ。
1,2コーナーで力んでしまい、3コーナーまで力んだ状態が続いた。
直線ではもう余力が残っていなかった。
横山典騎手が勝負に行ったが、力んで走ってしまい脚がたまらなかった。
17着 エスポワール 牝4
武豊騎手 56.0kg
促して好位のポジション。
4コーナーで外からマクられた時に反応できず、直線でも伸びがなかった。
若干力んでいる感じはしたが、騎手が上手くなだめていたので折り合いはついていると思ったが、最後は失速してしまった。
▼詳しい情報はJRAのHPをご覧ください。