ヴィクトリアマイルが5月17日(日曜日)に行われます。
現役最強のアーモンドアイが出走します。有馬記念で惨敗して以来のレースですが、正直負ける姿はもう見たくありません(^^;) 強いアーモンドアイを見られる事を信じています。(本命バレバレですねw)
この記事では、
- レース展開予想
- 出走馬の特徴
を考えていきます。
最後に予想を書いています。
G1 ヴィクトリアマイル
東京競馬場(Bコース) 芝1600m 牝馬
レース展開予想
コントラチェック、セラピア、トロワゼトワルとペースを上げて持久力を活かしたい馬が3頭います。逃げた方がいいコントラチェックが8枠に入り、セラピアも内で包まれたくはないと思うので、ある程度は主張したいでしょうから先行争いが激しくなる可能性があります。スローペースにはならないと読んでいます。
馬場を考えれば、ミドルペースなら先行有利、ハイペースなら中団からの差しも決まると予想します。
出走馬の特徴
1 ラヴズオンリーユー M.デムーロ騎手
【脚質・特性】
- オークスを無敗で勝っていて能力があるのは間違いないし、この時先着したメンバーを考えても力は上位
- デビューからオークスまでの4戦、ゲート扉が開くのに反応してスタートが遅かったが、前走では普通にスタートできていた
⇒まだ課題をクリアできたとは言い切れない。出遅れると厳しい。
- 瞬発力もスタミナもあって総合力の高い馬だが、スピードについては高いとは言い切れない。能力が高いので対応できる可能性はあるが。
- 1600mの勝ち鞍はあるが、1勝クラスの話。G1レベルのスピードに対応できるかが鍵。
- 道悪の経験なし。多少馬場が重くなるのは大丈夫そうだが、重くなりすぎるのは疑問。
オークスの勝ち方、道中のスピード感を考えると、自分は2000mぐらいが適距離だと思っている。休み明けも微妙で、能力は認めるが上位評価はできない。
2 ビーチサンバ 福永騎手
【脚質・特性】
- ゲート内の駐立が良くない面があり、スタートが決まらない事もしばしば
- 長く脚を使うタイプ。差す競馬でも好走しているが、瞬発力がすごくあるというわけではないので、前目につけて粘りこむ方が合っていると思う
⇒スタートで遅れる事があるのはマイナス材料
- 京都牝馬Sで重馬場でも脚を使えていたが、ノメってもいたので道悪適性は微妙。良馬場の方が良さそうではある。
持久力はあるので、スタートを決めて前で流れに乗れるようならチャンスはありそう。
3 シャドウディーヴァ 池添騎手
【脚質・特性】
- 右回りだとしばしば内にもたれる ⇒左回りの方がいい
- 前のポジションを取ろうとして促すと力む面がある。折り合いの事を考えても、直線まで脚を溜めた方が良さそう。
- 長く良い脚を使える
脚を溜めたいので内枠でジッとしていられそうなのはいい。
速い流れでも脚を溜める事ができて、東京新聞杯のような脚を使えれば楽しみはある。
4 シゲルピンクダイヤ 和田騎手
【脚質・特性】
- 右回りだと内にもたれる面 ⇒左回りは合う可能性
- いれこんだり、ゲート入りを嫌がったり、気性面での課題がある
- 瞬発力はいいものを持っている
- ペースが速いと楽に追走できない面があるので、どれだけついていけるか。
⇒ポジションは中団より後ろになりそう
まずはゲート入りまでに体力を消耗せずに、速いペースでどれだけ脚を溜められるか。
5 プリモシーン レーン騎手
【脚質・特性】
- 瞬間的に脚を使うタイプではなく、持続的に長く脚を使うタイプ
⇒加速もそれほど速くないので直線はスムースに、内で閉じ込められるのは極力避けたい。中ほどの枠が欲しい。
- 昨年のヴィクトリアマイルで2着、今年の東京新聞杯で56kgを背負って1着と東京1600mは得意としている
- 昨年1:30.5で走っていて、速い時計は問題ない
- 昨年の中京記念をみれば、道悪は問題ない。パワータイプに見えるので重くなるのは、他馬が苦にするなら歓迎か。
⇒馬場不問なのは心強い
アーモンドアイより前のポジションで競馬したい。舞台適性は高くチャンスはある。上位評価の1頭。
7 ダノンファンタジー 川田騎手
【脚質・特性】
- スタートが速いが、ゲート内での落ち着きがなくなってきているのは気になる所。待たされる時間が短い偶数枠の方がよかった。
- 走りたい気持ちが強く折り合いが難しい。前走を見ると3歳時よりは折り合えるようになってはいた。
- 先行しても差しでも競馬できる自在性がある
- 桜花賞の内容を見ると、早めに動いてしまうと最後脚が鈍るのかなと感じたので、直線を向くまでは脚を溜めておきたい。
- 道悪は未知数。パワーはありそうだが、滑る馬場だとわからない。
実力は上位なので、前走の結果で人気が下がるようなら買っておきたい馬。
9 セラピア 田辺騎手
【脚質・特性】
- スピードがあって、走る気持ちが大きいので折り合いが難しそう
- 掛かっても勝っているのを見ると能力はありそう。OPクラスに上がってすぐだが、未知の魅力はある。
- 1400mでハイペースを逃げて勝っていたり、ダートでも勝っているので持続力がある。
- 先行しても脚を溜めれば直線で良い脚が使えるのは強み
同じ脚質のコントラチェックとの兼ね合いがあるが、楽にポジションが取れればチャンスはある。
12 アーモンドアイ ルメール騎手
【脚質・特性】
- ここでは実力は圧倒的に上で、歴史に残るレベルの馬
⇒普通に走れれば負ける事はない
- 瞬発力、スタミナ、スピードなどすべての面で優れていて、総合力が高い
- 1600mになるのは折り合い面を考えればプラス材料
- ゲート内の落ち着きが不十分でたまに出遅れる
- 3歳時のシンザン記念を見れば、道悪は問題ないようにみえる
まずは、前走大敗してしまった事で精神的なダメージが残っていないか。安田記念で敗戦した時は伸びてきて差し届かずだったが、前走は最後失速し離された。馬が自信をなくす可能性もあるだけに少し心配ではある。
1600mで負けるとしたら速い馬場で前が止まらなかった場合に差し届かない事が考えられるが、昨年の安田記念で1分30秒台で走っているのでそこまで心配しなくても良さそう。
休み明けも問題ないはずで、安田記念を選択しなかったことを見ても確実に勝ちに来ている気はする。ここでスカッと勝って様々な記録を塗り替えて欲しい。
13 トロワゼトワル 三浦騎手
【脚質・特性】
- 京成杯AHのパフォーマンスが軽ハンデだったとは言え強かった。持久力に優れている。
- 逃げても先行でも大丈夫
戦える能力はあると思うが、状態が上がってきていなさそうで...。
14 スカーレットカラー 石橋騎手
【脚質・特性】
- 瞬発力に優れ、加速も速い。末脚はトップレベル。
- スタートダッシュが速いタイプではなく、ポジションは中団より後ろになりそう
- 乗り替わりはマイナス材料
1600mの速い流れで、離されずについていけるか、脚を溜められるかが鍵。
15 アルーシャ 北村宏騎手
【脚質・特性】
- 瞬発力はさほどなく、どちらかと言えば持続力タイプ
- 時計は掛かった方がいい
- たまに力を出し切らない事がありメンタル面に少し課題がある
- 1600mもこなせるがベストは1400mか
タイプ的には雨は降った方がいいが、馬場が悪くなりすぎると走りづらくて気持ちが切れる可能性がある。馬場が悪くなりすぎず、外伸び馬場なら(外枠なので)。
16 ノームコア 横山典騎手
【脚質・特性】
- 昨年のこのレースの勝ち馬で、東京1600mは2戦2勝
⇒このレースへの適性は高い
- 加速が速く、長く脚も使える
- 大きくは出遅れないが、スタートがあまり上手くない。
⇒ダッシュはつくので普通にスタートできれば極端にポジションが悪くなることはない。
- 多少の道悪は大丈夫そうだが、瞬発力が削がれるレベルになると怪しい
香港の敗因がイマイチわからないが、舞台適性は高く上位評価の1頭。
17 コントラチェック 武豊騎手
【脚質・特性】
- スピードと持久力があり、逃げて押し切る形を得意としている
- 掛かる面があり、ハナに行った方が折り合いがつきやすいようにみえる
- 道悪だとスピードが活きず、良馬場の方が良さそうで、土曜日の雨予報はよくない
速いペースで逃げ、後続の体力を削りつつ自身の持久力を活かして勝ってきた。勝ち鞍は札幌と中山で直線が短いコースのみで、東京の長い直線でどれだけ粘れるかが鍵。リードを広げて直線に向きたい。
18 サウンドキアラ 松山騎手
【脚質・特性】
- 牝馬限定の重賞を3連勝中。力をつけているし、気持ちも充実しているのだろう。
- 直線でずっと左手前で走る癖がある。右回りならコーナーで右手前になるので、左手前に替わる直線まで脚を溜められるが、左回りだとコーナーで左手前で走って直線でも左手前なので脚が溜まらず伸びは甘くなってしまう。その証拠に昨年のヴィクトリアマイルでもほぼ左手前で走っていた。
- 抜け出して1頭になると気を抜いたり、右回りだと内にもたれたりする
- ピッチ走法で加速が速い
- 先行しても差しでも競馬ができる自在性がある
- 京都牝馬Sをみれば、道悪は問題ない
昨年のヴィクトリアマイルから1年経ち、力をつけているが左手前で走る癖から右回りの方が得意なはず。道中どれだけ脚を溜められるかが鍵になる。
好走できるとすれば、中団より前のポジションにつけ内でロスなく立ち回り、直線でもギリギリまで我慢する競馬ではないかと思う。
⇒内枠から中団より前のポジションでジッとする競馬がしたい。外枠だと苦しいと思われる。
現時点での予想(本命など)
◎アーモンドアイ
〇プリモシーン
▲ダノンファンタジー
☆ノームコア
△セラピア、スカーレットカラー、ラブズオンリーユー、ビーチサンバ、シャドウディーヴァ、コントラチェック
◎アーモンドアイは言わずもがなですね。能力が抜けて高いです。不安は多少ありますが、それを跳ね返して勝って欲しいです。
〇プリモシーンと☆ノームコアは昨年の1,2着馬で力差はないと思いますが、枠の差で前者を上位に取りました。
その2頭の間に入ったのが、▲ダノンファンタジー。時計が速い馬場状態で前は止まりづらいでしょうから、スタートの速いこの馬に期待を賭けました。
△の馬の中で期待したいしているのは、セラピアとスカーレットカラーの2頭です。前者は先行できるのと前走のパフォーマンスから能力を感じました。後者は瞬発力がすごい馬で、馬場的には脚質は合いませんがどこまで追い込んでこられるか見物だと思います。
サウンドキアラは、手前の替え方に不安がある上に大外枠、上位評価はできないので思い切って無印にしました。
最終的な予想はTwitterに書く予定です。
▼詳しい情報はJRAのHPをご覧ください。