桜花賞が2020年4月12日に行われ、2番人気のデアリングタクトが優勝しました。
阪神JF組やチューリップ賞組とは初対戦だったわけですが、勝ち切るのがすごいですよね。どこまで連勝を伸ばすんでしょうか。
僕の予想は、▲-〇-無で決着。
経験のない道悪適正を見抜くのは難しいですね(泣)
この記事は、桜花賞の回顧で、
- レース展開
- 各馬の勝因・敗因
について考察しています。
G1 桜花賞を振り返る
阪神競馬場 Bコース 1600m 外回り 3歳牝馬
▼桜花賞の予想記事はこちら
▼最終予想
◎マルターズディオサ
— ヤンフェ@競馬を推理する (@yanfevreee) 2020年4月12日
〇レシステンシア
▲デアリングタクト
☆クラヴァシュドール
△リアアメリア、マジックキャッスル、ミヤマザクラ、サンクテュエール、ウーマンズハート、エーポス
エーポスを加えました。
重馬場適性はやってみないとわからない部分が多いので順番は変えずにいきます。#桜花賞
レース展開
【馬場】重
【ペース】ハイペース
上がりが38.1とかなり掛かってすごくタフなレース。どのポジションにいてもスタミナや持久力、能力がないと上位までは来られなかったと思います。
雨で重くなった馬場への適性も求められました。
▼当日の馬場傾向はこちらの記事に書いています。
各馬のレース内容考察(勝因・敗因は?)
1着 ▲デアリングタクト 松山騎手
中団のポジション。
他馬との接触があり、掛かりそうになったが収まった。
直線、この馬1頭だけ違う伸びを見せた。
間違いなく能力で勝ち取った優勝。重賞初挑戦でG1を勝つあたり、メンタル面も大物。
今後が楽しみ。
2着 〇レシステンシア 武豊騎手
ダッシュよく前へ。外枠からすぐには内には寄せず、3コーナー手前で馬群の方に。他馬が近づくと力みだした。
残り4Fあたりから動いていく。この馬場にしては速い仕掛け。
直線、上り坂で苦しくなったが良く粘った。
自分でレースを作ってよく頑張ったが、勝ち馬が強かった。
3着 スマイルカナ 柴田大騎手
レース前からテンションは高め。
ダッシュよくハナへ。重い馬場を気にすることなく掛かるぐらいの行きっぷり。競られたこともあり終始力んでいた。
それでも、直線では苦しくなりながらも最後まで粘り強く走った。
馬体を見てもパワーが必要な馬場は合わないように見えるが、きつい競馬をしても尚3着に来るあたり根性がものすごくある。
4着 ☆クラヴァシュドール M.デムーロ騎手
促して好位のポジションへ。
不利とまではいかなかったようだが、3コーナーで狭くなりブレーキ。ポジションを下げてしまった。手応えも悪化。
直線は少しノメりながらも良く伸びた。
5着 △ミヤマザクラ 福永騎手
促し好位へ。外から競られたからか、序盤は掛かっていた。
折り合いをつけようと手綱を引いていて、折り合いがついた途端に手応えが悪くなったように見えた。
直線、ジリジリと伸びていた。
スムースに折り合いがつかなかった。元々オークスの方が合うと思っていただけに、折り合い面に少し不安が残るのは気になる点。
ただ、藤原英厩舎なので上手く調整する可能性はある。
6着 △サンクテュエール ルメール騎手
促し前へ。いつもよりダッシュがついた。
直線を向いた時には手応えは悪そうだったが、最後までよく頑張った。
レース前から落ち着いていて、レースでも折り合いがついた。オークスではアドバンテージになる。
7着 フィオリキアリ 藤井騎手
好スタート。促さず後方のポジションに。置いていかれそうになって初めて促した。好スタートを活かせずもったいなかった。
終始促していて追走に苦労していた。
それでも直線はジリジリと伸びてきた。
8着 ◎マルターズディオサ 田辺騎手
行きっぷりよく前へ。前半掛かる。
4コーナーでノメりはじめる。
レシステンシアについていったが、直線の上り坂を迎える頃には余力がなくなってしまった。
馬場にも苦しんだが、折り合い面でもロスがあった。
9着 △エーポス 岩田康騎手
中団のポジション。
3コーナーでポジションを上げる。
直線、ジリジリ伸びたが上り坂を迎えたところで苦しくなった。
10着 △リアアメリア 川田騎手
ゲート内の駐立悪く出遅れ。促して好位のポジションへ。
最初は行きっぷりも良かったが、3コーナーでの接触もあってか手応えが悪化。
メンタル面に脆さがあるのかもしれない。
11着 チェーンオブラブ 石橋騎手
隣の馬にスッと入られたのもあってか、ダッシュがつかず後方から。
前半は前を追いかけずに脚を溜める。
4コーナーから動いていき、直線伸びてきたが上り坂を迎えて苦しくなった。
12着 △マジックキャッスル 浜中騎手
後方のポジションから。
直線、一瞬伸びかけたがいつものような脚が使えなかった。
16着 △ウーマンズハート 藤岡康騎手
好位のポジション。
横に並ばれた時にスイッチが入り折り合いを欠く。ノメっているシーンも見受けられた。
4コーナーで手応えが悪くなり鞭が入る。直線では余力が残っていなかった。
馬場も合わなかったのかもしれないが、血統的にはファミリーに1200mでの活躍馬が多い印象。
今日の折り合いを見るともしかしたらこの馬ももっと短い距離が合うのかもしれない。
17着 ナイントゥファイブ 松田騎手
好スタート。
4コーナーで苦しくなった。
18着 ヤマカツマーメイド 池添騎手
レシステンシアをマークし、3コーナーで上がっていった。
4コーナーで苦しくなった。
まとめ (オークスに向けて)
馬場適性ももちろん必要でしたが、スムースにリズムよく走れた馬の方が上位に来た印象があります。ブレーキをかけて手応えが悪化した馬が何頭かいて走る気持ちを削がれたのかなと想像します。
メンタルに影響が出るほど馬場が重くタフなレースだったのではないかなと思います。
肉体的にも精神的にもきついレースだったので、今後に影響が出る可能性もあります。慎重に状態を確認したいです。
さて、オークスに向けてですが距離が800m延びて2400mを走ることになるので折り合いが大事になります。折り合いがつくという点では、
- サンクテュエール
- クラヴァシュドール
にアドバンテージがあると思います。
今までの走りから中距離が合いそうな
- ミヤマザクラ
にも注目したいですが、今回折り合いに若干不安を残す内容だったので、厩舎がどこまで修正してくるかです。
他路線から参戦する馬にも有力馬が出るかもしれません。オークストライアルもしっかり分析したいです。
▼詳しい情報はJRAのHPをご覧ください。